撮影:後藤 健治氏
市街地の広い道路に面しながら、通過交通の比較的少ない落ち着いた環境、方位軸に沿った南北に長い矩形の敷地での新築計画です。
北側に寄せて住宅、南道路側には2台の駐車とアプローチ通路、その間の駐車スペース奥の巾2~3M巾を植込みとしています。
植込みと駐車スペースの間に巾2.4M×髙2Mのコンクリート壁を立て、道路からの目線を遮り、東面の玄関壁面と建物南面とで3方を囲まれる植込みスペースを居間・食堂からの連続性が感じられる屋外空間(セミオープンコート)としています。
標高306M、最近は少なくなったそうですが過去の最深積雪量72㎝、約200㎏/㎡の荷重です。
軒のはね出し垂木は充分な断面とし、屋根は地元の風雪に鍛えられた釉薬瓦としています。
無垢の構造材とフローリング、壁は内・外ともに火山灰塗り、呼吸する素材で生活空間を包む設計としています。
ささやかなしつらえにわずかの緑ですが、かつての日本家屋がそうであったように、太陽の光や風・雨、時に訪れる小鳥など、日々の生活の中で自然の恵みを身近に感じられる住み家になってほしいと願っています。
建築種別 | 住宅 |
建築用途 | 専用住宅 |
構造・規模 | 木造 2階建て |
その他 | homify 特集記事/庭の風景を暮らしに取りむ趣のある住まい |
アプローチ・南植込
アプローチ・玄関ポーチ
玄関
和室から玄関
食堂
階段
台所から居間
玄関 夕景
アプローチ 夕景