石川・輪島編
ホーム 上へ 福島・會津編 高知・安芸編 愛媛・川之江編 石川・輪島編

 

 

侮りがたし…「宗玄」

石川県輪島の朝市に行きました。

午前5時、現地に到着し、前日から一晩中車で走っていたので暫し仮眠をとり、午前7時から散策開始。ちょっとお腹が空いたので「まつおか」でうに丼をいただき、朝から有頂天。そこかしこで売っていた蒸しあわびと蒸しサザエ、しかし蒸しあわびは限りなく高価、試食をかさねて蒸しサザエをひと盛り購入し、夜が待ち遠しくも、更に朝市の通りをうろつく。

んっ、酒屋さんを発見。

観光地の酒屋には高い、まずいが相場と心得、ざっと見渡す。なにやら保冷ケースの中に安っぽい300ml入りの小瓶を発見。じろじろ眺めていると店のおばちゃんが登場し、「これ、私の晩酌用に飲んでるもんだけど…」と。

むむっ、「もう一瓶しかないよ。うちは倉の直販だからこれを置いている(云々)」。

聞いたこともない銘柄と蔵元、しかし、「買っときなよ」という心のささやきが…。お金を払うた段になり、びっくり、なんと900円なり。騙されたような気がしたが、とりあえず購入し、クーラーの中にキープとなった。

なんとなく、もったいない気がし冷蔵庫で冷やすこと数週間。

クーラーも利いてない部屋で、どうせたいしたことないと、コップも用意せずに良く冷やした瓶の封を切り、ぐいっと一口含んだ瞬間「??っ」。

瓶の口に鼻を近づけ、香りを嗅ぐ。もしかして…。

愛用の日本酒グラスを準備し飲み直し。

良く冷えた状態では吟醸酒の芳香、喉を刺すような辛み、しかもとろとろっとしたこくを感じる。室温に近い状態では、ちょっと麹のすえたような匂いだけど、とろっと舌にまとわりついた甘みが舌にさす感じを消しきり、純米酒のうまみがいつまで口蓋に残った。

あぁ、探してもっと買っとけばよかった。

味わい日 98.8

純米吟醸生「宗玄」 製造日98.7

うんちく

[要冷蔵]生酒ですので、冷やのままお早くお召し上がり下さい。

アルコール分15度以上16度未満

原材料名

米・米麹

蔵元

宗玄酒造株式會社