ツーリング報告
5月3,4,5日、長野から富山、石川、新潟方面を3日間走ってきました。
一日目
超大型連休の後半、天気も回復して暖かくなった絶好のコンディション。関越道高坂SAに7時集合。ニュースを見て恐れていた大渋滞もなく、軽井沢を経由して佐久から最近できたらしい中部横断自動車道、国道299号メルヘン街道を通り、麦草峠、蓼科を経てビーナスラインへ向かいます。標高2000m越え地点なので道路わきには雪がいっぱい。
まずは第一の目的地、国宝松本城を見学。関ケ原より10年ほど前に建てられた天守と黒く塗られた漆により黒鷺城とも呼ばれます。白くて大きな姫路城とよく比較されますが、さすがに国宝のお城は風格があります。後ろに見える雪山と見事なお濠が綺麗です。残念ながら天守閣へ登る2時間待ちはあきらめました。
今日の宿泊先は諏訪湖畔の岡谷駅近くのホテル。天守閣見学の2時間待ちよりも、宿へ戻るついでに、もう一度ビーナスラインを走ることを選択するバカ一行。
二日目
7時半岡谷出発。安曇野経由で黒部ダムを目指します。
長野は全てが高地。松本でも標高600mと標示されていました。脱いだり着たりが楽な、インナーダウンが便利。
私も今回初めて知ったのですが、黒部ダムは直接バイクで行くことはできません。富山からですと、トロッコ列車、長野県側からはトロリーバスに乗ります。我々は扇沢という駅までバイクで向かい、そこの駐車場にバイクを置いて乗り換え。4輪は満車でもバイクは専用の無料駐車場へ入れらるのでありがたい。
30分おきに出ているトロリーバスに乗ると、15分ほどでダム到着。さすがのスケールは圧巻です。そして立派な観光地。一度見ても損は無いと思います。
ダム見学は2時間ほどで終了し、お昼ごろ。安曇野で信州そばを頂き、この後どうしましょうと相談。時間ありそうだから行っちゃうか?で決定した先は石川県の千里浜ドライブウェイ。以前挑戦したときは波が高くて走れずに泣く泣く引き返した所。安曇野から糸魚川へ出てそこから北陸道に乗り、金沢の先なので、まあまあの距離があります。
バイク乗りにはあこがれの場所。砂浜を走る道路としては国内唯一、世界にも数少ないんだそうです。全長8kmの真っ直ぐな道。下が湿っていて硬いのでオンロードバイクでも大丈夫です。サイドスタンドを掛けるときは数センチ潜るので要注意。今回は時間も最高のタイミングだったので素敵な写真が撮れて最高でした。数年先には浸食で砂浜が走れなくなるかもしれないということなので、チャンスのある時は是非行ってみてください。
二日目は富山県魚津市に宿泊。
三日目
魚津は富山湾の蜃気楼が見える事で有名。港の市場で朝ごはんにしようと出かけてみるものの、市場は休み。蜃気楼狙いのカメラマンがたくさん居ました。
地元の人に教えてもらった有名な道の駅を目指し海岸沿いを北上。実に気持ちがいい。
親不知を通過し、道の駅能生(のう)に到着。10時から食堂が開くというので30分ほど、たくさんある魚屋さんを覗く。カニを買って、すぐ裏の海まで持って行き、芝生の上や堤防の上で食べることもできる。これは人気が出るはずです。観光バスも沢山。そして魚屋さんを見学し、カニとか珍味を試食しているうちに、買い食いを始めたら止まらない。「タコ飯って食べてみたい。」「げそ焼き¥150だって。」「じゃあ、あそこのお寿司も。」朝飯終了。おいしかったです。
海沿いの国道8号線を更に北上しつつ、帰り道。糸魚川から山の中に入り、有名な星峠の棚田を見学。房総の大山千枚田は何度か行きましたが、こちらは広い範囲に田んぼが散らばっていて、自然な感じ。より、生きている感じが素敵です。早朝や夕方のほうが絵的にはカッコイイでしょうね。
星峠から新潟と群馬を結ぶのは三国峠。最近は高速であっという間に通り過ぎてしまうので、下道で県境を越えるのは数十年ぶり。苗場や湯沢などを通過し、群馬側の渋川へ到着。実は今日は高速に一度も乗ってない。
渋川まで来てしまうと、新しくできた上武道路というバイパスで埼玉の行田まで一直線。「このまま行っちゃう?」の乗りでなんと全部下道で富山から帰ってきてしまいました。富山の魚津から東京まで400km。できるもんです。アホですが。
三日間で1200km。大体一日400km位。天気も最高で一度は行ってみたかった場所ばかりを巡ってこれて最高でした。お疲れ様です。
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