ISUZU PIAZZA-NERO ILUMSHR : @1989
SN 007 >>> Driven 1997 - 1999
乗用車を造ることを辞めてしまった イスズ自動車の傑作クーペ!
、、、&、、、
CARデザイン界の巨匠・ジウジア−ロの手による
流麗なボディと独創的なインテリアを持った
国産のイタリアン・モード!!
綴りがPで始まるので悪のりしてP-suke 2号と命名!
>>> # FR&ICターボ
>>> # イルムシャー
>>> # マブタ無し!
>>> # フル4シーター
>>> # アバンギャルド・インパネ
# ジウジアーロ! |
なんといってもG・ジウジアーロの手になるそのデザイン!
十数年経た今でも、洒落た雰囲気を失わないところは流石としか言い様がない
品があるクーペ(?)としては稀少な存在だと思う!
思わずカウルと呼びたくなるボンネットを開けるとき、、気分はL・ミウラ!
昔、、白いピアッツアは ”マユネーズ” というコード・ネームで呼ばれており、、
黒いネロは ”おたふくソース” というコード・ネームを与えられていた!
(ということは、、赤は”ケチャップ”だったのか?!?)
# FR&ICターボ! |
2リッタ−:FR & インタークーラー・ターボ & イタリアン・デザイン、、
KEYワードだけ並べると、スゴイかもしれない!?
それまで味わったコトのないトルクでグイグイ前に進むフィーリングには感嘆!
途中からドカッとくるターボ特性も慣れるとナカナカ面白かった
但し、、燃費は極悪だった! →6〜7km/L!
とにかく大量の燃料をシリンダーに押し込んで出力を稼ぐ仕様だった
ATだったこともあって燃費は諦めて乗っていた、、
因みに、ピアッツアは初めて乗ったAT車!
後期型はトヨタのお陰でOD付の4速AT!
パネルのスイッチ操作だけで4速−3速が変速できるのは便利だった
若い頃、、”自分は一生マニュアルに乗る”と思っていたのだけれど、、
転職して朝の国1渋滞を通勤をするようになってATの誘惑に負けてしまった
# イルムシャー! |
イルムシャーとは、主にオペル車を扱っていたドイツのチューナーで
オペル・カデットと旧ジェミニが姉妹車だった縁でピアッツアをチューニングしたらしい
ただ、、初期のピアッツアは旧ジェミニのシャシに一回り大きなボディを架装した
パワフルでも、軽快でもない、NON・スポーティなクルマだった為、、
当初はイルムシャーから、”チューニングの対象にならない!”、と拒否らていたとか、、
数年後、ターボ付きのパワフル仕様が出来たので、やっとイルムシャーが応じたらしい
イルムシャー仕様は専用のスプリングとダンパーで足回りが仕上げられており、
また、独特なディッシュ・タイプのアルミが装着されていた( ← うちの車は非装着)
当時としては珍しいメーカー製チューニングカーだった
また、後年にロータス仕様が登場するまでは、イスズのフラッグシップ・モデルとなっていた
幾度か、”インシャラー”と読まれたこともあった、、”全ては神の思し召し!?”
# マブタ無し! |
ピアッツアには”ネロ”と呼ばれるヤナセ系のモデルが存在していた
イスズの正規ディーラーとは別に、輸入車商社のヤナセから販売されたクルマで
ヤナセ物は角目4灯仕様となっていて正規モノとは少し違う顔になっていた
うちに来た車はそのネロのイルムシャー仕様というかなりのレア車!
更に最終型イルムシャーだけの特徴(↓)があって、そこが密かにツボだった!
特徴1→ JR120のアイコンでもある”マブタ”がない( ←最終型のみ)
特徴2→ ボンネット上にパワー・バルジがある( ←最終型のみ)
特徴3→ テール・ランプが専用デザインになる( ←最終型のみ)
ネロは元々角目4灯で少し顔が違うのだけど、薄目化で更に個性的な顔になる
( ↑ 一見!デロリアンみたいな顔)
因みに”黒以外の個体”もいたらしいけど、、そしたらネロ(黒)じゃないじゃん!
# フル4シーター! |
メーカーOEMだけど、一応レカロのシートが付いていて、
後席も前席のレカロと統一デザインのバケット・タイプになっている
かなり広い後席はジウジアーロがフル4シーターと宣言しただけはある
実はこの4シーター仕様がジウジアーロのオリジナル・デザイン
初期型ピアッツアではイスズの要望で無理やり5名乗車に変更されていたのです
初期型登場時にフェンダー・ミラー仕様を見たジウジアーロがブチ切れた逸話は有名だけど
実は後席のデザインを勝手に弄られたこともかなりお怒りになっていたらしい!
# アバンギャルド・インパネ |
ジウジアーロ先生デザインの前衛的なインパネ!
戦闘機のコクピットみたいで超カッコイイ!!
最初は戸惑うけど、、慣れてくると操作し易い!
左WINGが空調関係のスイッチ類、右WINGがライト関係のスイッチ類
ウインカーは右WINGにあるパドル状のスイッチで操作する
メーター横にスイッチを配置するデザインの先駆けとして、他の車に与えた影響は大きい!
AE86やAW11のインパネとか、かなり影響を受けていると思う
(AE86の3DrなんてJR120をトラパクしてるとしか思えない!)
# その他・いろいろ |
・ワンアーム・ワイパー
国産でコレを実装したのはピアッツアと2代目プレリュードだけ!
スゴイ速さで1本の大きなブレードが動く様子はカッコイイ!
・二つのシガー・ライター
シガー・ライターがドア側のアームレスト部に配置されている!
左右それぞれ独自に装備されており、灰皿も個別に付いている
夜、ライター部が丸く光るのがカッコよかった!
# ホントはアルファになったかも? |
マユツバものの話・・・
”PIAZZA”(ラテン語)とは英語の”PLAZA”(プラザ)>>”ひろば”の意!
でも、、これはイスズが付けた名前で、基もとは、、
ジウジアーロ先生がジェミニ(カデット説在り)をベースに発表したモデルの
アッソ・de・フィオーリ(クラブのエース)という名前だったそうです
先生は他にもBMWベースのスペードのA、、アウディ・ベースのダイヤのA、、
を発表していたけれど、”クラブ”が最も好評で、、(何故かハートはない)
イスズからの”スグに製品化したい”との申し出によりピアッツア誕生となるのですが、、
・・実は・・その陰で・・・
あのアルファ・ロメオ社からも、、オファーが入っていたとの噂があったそうです
ひょっとしたら、アッソ(ピアッツア)はアルファのクルマになっていたかもしれません!
ピアッツアのフロントに”アルファの楯”って、、似合いそうだと思いませんか?!
・とりあえず、ボーズのタイヤを交換!
205/60ー14 ってサイズがなかなか無いので困った!
ターボの大トルクを受け止められるキャパがないとコワイし、、、
・壊れたステレオを交換 >>> CD付きに!
DIN×3のスペースが在るので2DINのヘッドユニットを装着!
3段目はCD入れる収納スペースに
・ウインドウ・レギュレータの交換!
走行中に右窓がドアの中に墜ちた!次の日、左も動かなくなった、、
もともと動きが渋かったので警戒はしていたけれど、左右が連チャンで壊れるとは、、
(修理(部品手配)が一括でできたので二度手間にならづ良かったけど、、)
・リア・ウインドウの位置ズレ!
♪〜雨が漏ります〜、雨が漏る〜
ピアッツアはリアウインドウがスキマ開閉できる昭和仕様 ← 今なら絶対ハメ殺し
かなり大きなウインドウを3点支持しているので、支点部分が潰れやすい
ヒンジとバックル部分の部品を交換して窓のズレを修正!
・ショック・アブソーバの交換!
イルムシャ純正部品をディーラーで購入して自分で交換
フロント(Wウィシュ・ボーン)も、リア(3リンク・リジッド)も
ダンパーはスプリングから独立していてにとても簡単に交換できる
タイヤ交換と同様に1輪づつジャッキUPしてホイルを外して、ダンパーを交換!
(↑1時間弱で4本とも交換できてしまった!)
クルマの厄年に洩れず、、いろいろと、、不具合を生じるようになりました
ターボ車は熱ダメージの影響もあって、NA車よりも劣化が早い!
(特に電装系(発電系と点火系)への熱ダメージが酷かったと思う)
悪燃費(6km/L)もあって悩んだ末に次のクルマに交代となりました
99年の春、、知り合いの元に貰われてゆきました・・・
、、、、、、
P-SUKE 3号にその後を譲って・・・