■2日目 ← <Topに戻る> 2000.11.24
◆赤柱へ:11/24(金)10:00頃

 今回の旅行で泊まったホテル。逸東酒店(イートンホテル)です。ホテルのランクとしては 中級に位置づけられるのだけれど、料金の割には設備が充実している穴場的なホテルです。  特筆すべきは、なんといってもその位置。油麻地(ヤウマティ)と 佐敦(ジョーダン)の中間というのは、我が家の香港散策には 最高の立地条件なんです。
 今回は11月の末ということもあり利用できませんでしたが、最上階にはプールもありそれは ローマ風呂を模した作りになっています。また、中庭にはオープンカフェもあり、素敵な雰囲気を 醸し出しております。

・地下鉄で移動
 香港は狭いですが、様々な交通機関が縦横に張り巡らされ、旅行者も移動に困ることは ありません。その中でも一番利用しやすいのが、通称MTR(Mass Transit Railway)と 呼ばれる地下鉄です。路線が分かりやすく、早く、正確。
香港中心図で表されている路線がそうです)
 MTRの駅は標識がありますので、そこを目印に地下に降り、日本の切符の様なペラっとしたものじゃなく、 テレホンカードの様なものを購入して乗車します。
 購入はスゴク簡単!日本のように上に路線図があって、そこで金額を確認して、お金を投入して、 確認した金額を押すのではなくて、購入画面に 路線が出ているので、目的地にタッチすると、必要な金額が表示されるので その通りの金額を投入するだけです。そうすれば前述の「テレカみたいなカード」が出てきます。
 嬉しいのはその料金。HK$4〜HK$13でOK!(HK$1は、14円くらい)九龍半島から香港島へ渡る 路線でもHK$9(120円ちょっと)くらいで済むんだもん。
今回の旅行でもビシバシ利用しました。

 ただし!紙幣は使えないところがほとんどだった気がするなあ。両替にちょっと困ったこともあり。

 今回の旅行では、香港の中でも色々行きたいなあってことで、えりさまの行きたがってた 「赤柱(スタンレー)」に行くことにしました。

赤柱は香港島の南東部に位置しており、古くから監獄があった場所ですが、濃い緑と青い海を愛した欧米人が 多く住むようになり、今では高級住宅街のひとつとなっています。町には欧米人が多く、いわゆるディープな 香港とは一線を画しています。
 (「おしゃれ」というキーワードが大好きなえりさまは是非行ってみたかったようです(^^))
 イートンホテルから、まずは地下鉄を利用すべく佐敦駅まで歩きました。 駅まで徒歩5分の近さです。
 香港一のメインストリート、彌敦道をぽてぽてと歩くだけでも楽しい。様々な店、人々。これぞ香港、です。

 5分後、駅に到着。目指すは香港島北岸の中心地:中環(セントラル)。
 地下鉄で15分、HK$9くらいだったと思う(さんざん乗ったけど、覚えてないのよ(^^;)ちなみにMTRは、 座席が向きだしの金属です。揺れるとお尻がつ〜るつるってすべります。
 ところで、香港の人はとにかく携帯電話をよく使う。MTRは地下鉄ですが、その中でもバリバリ使用可能です。 おまけにみんなが当然のように使うから、かえって気になりません。日本の「他のお客さまのご迷惑になりますので、 携帯電話の使用はご遠慮ください」ってのが、なんだかなぁって感じです。香港は昔っから携帯電話という文化が あったようだけど、今の電話機もでかいでかい(笑)おまけに色も黒一色で、日本のように携帯電話でおしゃれを 楽しむって感覚はないようです。着メロも単音で、クラッシックとかほんっとにメジャーなものばかり。
 日本の携帯電話見ると驚くんだろうなあって、えりさまと話してました。

 で、ほどなく中環に到着。
 さすが香港ビジネスの中心地。超高層のオフィスビルが建ち並んでいます。摩天楼っていうのがふさわしい。 だけど、建設中のビルの足場には竹が使ってあったりして、香港色もバッチリ出ています。
(だけど今回、この辺の写真全然撮ってないんだよなあ。。。)
 ここで、ガイドブックを取り出し、赤柱までの行き方を探します。
 赤柱は香港島の南東側なので、中環 からは香港島を縦断して行く必要があります。
 ガイドブックによると、赤柱行きのバスは、交易廣場バスターミナルから 出ているようです。早速行ってみます。
 ビルの1回にありました、バスターミナル。だけど、色々あって目指す乗り場がよく分かりません。 人もまばらで、本当にあっているのか不安だったけど、ありました。6番バス乗り場。ちなみに 赤柱行きのバスは、6番、6A番、6X番、260番となっていました。
 ところで香港のバスは、一律料金先払いシステムです。行き先によって料金が決まっていて、道中どこから 乗ってもおんなじ料金を払います。始発から乗るのが一番オトクってことですね。
 このときに乗った赤柱行きバスは、確かHK$7.5くらいだったと記憶してます (約100円やね)それで40分くらい乗っていられるんだから、安い々々(^_^)
 rkonとえりさまは2階席に陣取ります。
 今回の旅行ではバスにはまって結構利用したのですが、料金が分からないとき適当に小銭を入れても 何にも言われませんでした(^^;おおらかなんだか、結構いい人ばかりでした。
 バスに揺られつつ車窓から外を眺めると、今日は11/24。ちょっと早めのクリスマスデコレーションした ビルがうかがえました(この辺は日本と変わんないね)

 バスに揺られること40分。赤柱到着です。
 途中すごい山の中をかなりのスピードで走るものだから、2階席は結構迫力がありました。ちょっとした ジェットコースターのようでもあり。。。(笑)
 また、風水に従って設計された、真ん中に穴の空いたへんてこな建物が あったり。
 さすがに欧米人のあふれる街。なんとなく通りも欧米風です(よく知らないんだけどね(^^;)
 あとは、欧米人でいっぱいのカフェとか。

 しかし赤柱の本当の魅力は、マーケットにあります。
 幅2mほどの道の両側に店がずらりと建ち並んでいて、のぞいて歩くだけでも楽しいです。
(まあ、服の店が多いのはなんだけど(^^;)
 おみやげ品を買うのには最適なんじゃないでしょうか。

 それともうひとつ。赤柱で有名なものが花文字 です。
 花文字とは中国伝統の文字のひとつで、龍や花や鳥、金魚などを図案化して漢字に書き上げるものです。  鶴は長生き、金魚は金持ちなどそれぞれに意味があって、楽しめます。
 うちら夫婦も書いて貰うことにしました。

 こんな感じです。
 名前を教えると、あっという間に描いてくれます。
 幸せになれる、かな??


rkonの該当するもの
えりさまの該当するもの
どっちも該当するもの
鳳凰 胡蝶 蝋燭 古銭
権力 高貴 長生き 金持ち 美しい 幸福 活発 健康 成功 純粋 平和 光明 金持ち


 そのあとは、ちょっと遅めの昼食を取り、またバスに乗って中環まで帰りました。
#昼食は、えりさまは五目焼きそば、rkonは炒飯でした。これがうまかった。
#帰りのバスはちょっと速かった。その分少〜しだけ、高かった。
#写真右は「狗糞収集箱」。こういうのがある場所っていいねえ。


◆夜の街へGo!:11/24(金)19:00頃

 赤柱から中環に戻った後、 少し上環(ションワン)あたりをうろつきながら、また地下鉄を利用し、 ホテルまで帰ってきました。

 ホテルで少し休憩し、外が暗くなり始めた頃、さあ香港夜の街へ出陣です(^_^)
 けばけばしいネオンの看板が道の真ん中近くまで張り出しているのを見ると、「ああ香港だな」って 思います。


 尖沙咀の北、佐敦から 旺角あたりは香港の典型的な下町です。彌敦道 から一歩裏通りに入ると、小さな商店や、生鮮食料品の市場、衣料品の露店など、香港人の生活が 見えてくるような気がします。

廟街(男人街)(テンプル・ストリート)は、えりさまとrkonのお気に入りの 場所です。場所は、地下鉄佐敦駅を降りて、彌敦道の 一本西の通りです。
 ここは衣料品や雑貨の露店から、海鮮料理の屋台までが並ぶ香港最大のナイトマーケットで、男性物を扱う 店が多いことから、別名「男人街」と呼ばれています。
#対して、油麻地から旺角にかけて、 彌敦道の東に位置する通りは、女性物(の下着など)が多く取り扱われていることから 女人街と呼ばれ、観光スポットとなっております。
 男人街の楽しみは、屋台です。店先には生きたままの魚介類がところ狭しと並べられ、客はそれらの中から 好きな物を選び、出来上がりを待ちます。今回、うちらが入ったのはかなり大きな屋台で、店の外(と言っても 中も外もあんまり変わんないけど(^^;)のテーブルで晩ご飯と相成りました。

・左:店の中。ほとんどが現地人。言葉も広東語しか飛び交ってない。。。
・右:火鍋です。しゃぶしゃぶと寄せ鍋をいっしょにしたような感じ。
 ダシのきいているスープと、ただのお湯のどちらもがグラグラ沸騰しており、その中に好きな具材を 放り込んで食べます。タレも醤油ベースに唐辛子がよくきいてて辛い。

・左:新鮮な貝(きっとアサリ)をニンニク入り豆チ醤(トウチジャン)でよ〜く 炒めたもの。これがビールにとても良くあい、おいしいです!だけど、 豆板醤(トウバンジャン)で辛くした方がもっとおいしい。
(実はそっちを期待してたんだけど、今回ちょっとハズレでした)
・右:店のオヤジに頼んで「はい、ポ〜ズ!」
 そういえば、後ろに座ってた西洋人の老夫婦。注文してた料理が全然来なかった(忘れられてた) みたいで、我慢できなくなって店のオヤジともめてビールだけ飲んで帰っちゃったんだけど、 怒りが収まらなかったみたいで、次に来てる客に「No Food!!!(食いもんねーよっ!!)」を連呼してました。ちょっと 可哀想だったな。

 露店には妖しげな物がいっぱい!安いのは安いんだけど、得したのかなんだか分かんない。
 でも、香港人はすごいよ。夜ももう10時過ぎようかとしてるのに、露店と露店の間は 人でいっぱい。しかもその間には小汚いテーブルにたくさんの食べ物。 ハウ パワフル ゼイ アー!です。


 露店で発見! あ〜、バッタもんくせぇ(^^;


 と言うわけで、2日目も終了。あ〜、よく遊んだ。



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