絵 穴居人

形態:人間型
反応:非友好的から攻撃的
知能:低
遭遇:洞窟、丘陵、山岳、荒野
出現:単独から少数



 原始人の親戚でもある穴居人は、その名のとおり薄暗い洞窟を住処としている、半人間ともいうべき原始的な種族である。
 ふつうの人間に比べると比較的小柄だが背を屈めて歩くために更に小柄に見える。猿人めいた頭部は額が狭く顎が突き出しており、腕が長く地面に手をついて歩くが器用に物を持つこともできる。たいていはぼろぼろになったの皮を身につけており、石や骨でできた棍棒か、やはり石を割って尖らせた槍を携行しているのがふつうである。

 穴居人の生活は日々を生きていくための食料を得ることだけに費やされている。単独から小さな家族単位で暮らしている、怒りっぽく好戦的な種族であり、些細な原因で仲間同士で争っていることも珍しくない。あまり身体を飾りたてることもせず、獲物の牙や骨を身につける程度のことはあるが、宝石などを見ても価値が分からずに捨ててしまう。穴居人のそうしたゴミ捨て場には思わぬ貴重品が無造作に転がっているかも知れないが、ふつうは期待するようなものではない。


他の項目を見る