絵 氷魔人

形態:妖異
反応:攻撃的
知能:高
遭遇:魔界、氷
出現:単独



 氷指山脈の更に高いところにある隠れ谷には狂信的なオークゴブリン、それに穴居人のたぐいが群れをなして暮らしており、時折山から下ってきてはふもとの村々や商隊を襲う。彼らは氷の洞窟に棲む氷魔人を崇める邪悪な信徒によって支配されていると言われている。

 この魔人は洞窟の最も奥深く、汚れた祭壇の間に巨大な氷の彫像めいてしゃがみ込んでいる。一面の氷に覆われた世界で、彼らだけが素晴らしき万能の王になった理想を説くことで狂信的に仕えさせている!魔人は信徒を治める司祭や呪術師の心に直接語りかけて、襲撃や生け贄を要求する。生け贄が捧げられたときには祭壇の前でゆっくりと立ち上がり、身体にぶらさがっている氷柱が折れるのも構わず襲いかかる。
 氷魔人の身長は少なくとも6メートル、外見はふとっているが力は強く、背には大きなコウモリのような羽が、頭には二本の雄羊の角が生えている。全身が氷でできているかのように真っ白であり、鋭くとがった氷柱や巨大な握りこぶしで殴りかかる。戦いに際しては鼻と口から身も凍る冷気を吹き出し、近くにいるものを凍傷にしてしまう。負けた場合は魔人の氷の身体は砕け散り、邪悪な霊だけが魔界へと帰っていく。


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