絵 コボルド

形態:人間型
反応:非友好的
知能:低
遭遇:洞窟、森林
出現:単独から集団



 邪悪や混沌、無秩序に属し、忌み嫌われている人間型の種族の中でもコボルドは比較的力の弱いものとして知られている。小柄で身長は1メートルにも満たず、に似た頭部を持ち全身が灰色か茶のまじった短い毛に覆われて、太い尾がはえている。日の当たらない場所を好み、主に自然の洞窟や鉱山の中に暮らしているが、深い森の中であれば昼間でも遭遇しうる。小さな集落か家族単位で原始的な生活を送っているが、狩りを行うために人里に下りてくることもある。

 性質は臆病で陰湿であり、相手が大勢だったり自分たちよりも強そうであればすぐに逃げ出してしまうが、こちらが有利と見るやすぐに襲いかかってくる。手斧や短剣、つるはしを扱うが体格に劣るためにあまり恐ろしい存在とは見なされていない。
 コボルドが嫌われている理由はその性質にもよるが、不潔な牙に咬みつかれると熱病をもたらすと言われており、特に銀を腐らせる力を持つという言い伝えがあるためにドワーフとは仲が悪く、出会えばどちらかが死ぬまで戦いをやめない。賢人のあいだではコボルドはンヤダクと何らかの類縁関係にあるとされている。


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