絵 雪男

形態:動物型
反応:攻撃的
知能:低
遭遇:山岳、氷
出現:単独



 特に寒冷で、荒涼とした山岳地帯の麓には雪狼や雪鹿、或いはの毛皮を狙う命知らずの狩人たちが暮らしている住居が存在しているが、厳寒の最も過酷な時期になると彼らですら雪男を恐れて山を下りる。
 この怪物は現地の人々に珍重される、毛足の長い、厚く白い毛皮に全身をおおわれた巨大な生き物であり、外見は巨大な熊か猿人を更に大きく、更に凶暴にしたもののように見える。長い牙は口から突き出しており、鉤爪の一本は人間の指ほどもある!

 雪男は常に単独で行動し、その巨体にもかかわらず雪山でも俊敏で、狩りに際しても動物的な悪賢さを発揮し、獲物に気づかれることなく音も立てずにしんぼう強く後をつけまわすこともできる。食欲が旺盛であり、ふだんは雪鹿やを捕らえて食べているが、特に寒さの厳しい季節、周囲にトア・スオしかうろつかないようになると山を下りて人家を襲うこともある。鈍重な家畜や人間はかんたんなごちそうであるために、ためらわずに襲いかかってくる。どう猛な雪男は火をつきつけた程度では怯むことはなく、食欲と凶暴性に任せて襲いかかる。しとめた獲物は縄張りに持ち帰ると雪に埋めて保存し、取り出して食べる。


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