ありがちな日記 98年 1月前半


今の話 次の話 前の話


98 1/15(木) 「ごま、雪の中トンカツを食べに行く」の巻

 今日はそもそも外出する予定でいたので、寮の食事を欠食していた。ところが、この首都圏一帯は報道されているように今年三回目の大雪だった。外出なんてする気力があるわけないので、もちろん中止。でも、寮に食事はないし買い置きもない。夕方まではなにも食べずに我慢していたが、5時を回ったあたりでさすがにお腹が空いて目も回ってきた。

 雪がどんな具合か廊下の窓から外を見ていたら、同期が通りがかって「今日食事は取ってる?」と聞いてきた。私は「今日は取ってない。」というと、「外に食べ行こう。」と言うので、食べに出ることにした。一人では面倒くさいが、誰かとならまだましだ。

 重装備をした後、外に出るついでにとりあえず車の周りの雪かきをした。今日、車で出かけるわけではないが、後々のために処理しておいたのだ。その後、近くにあるトンカツ屋に向かった。やっていればいいが、やっていなければ駅の方まで出かけないといけなくなるので結構面倒だ。トンカツ屋までは歩いて3〜4分の距離なのだ。外は誰も歩いていなくて音もせず静かだ。雪は音を吸い込んでいるようだ。

 幸いトンカツ屋は営業していた。トンカツは私はロースの方が好きなのだが、ロースはカロリー高いのでちょっと気を使ってひれかつにする。(いまさら50歩100歩だが)ひれかつの方が高いけど、トンカツというとやっぱりロースってのが、私の中にあるイメージだ。しかし、今日は何も食べてなかったので、ひれかつと言えどおいしかった。思いっきりお腹空いた状態では、本当の味の何倍もおいしく感じるものだ。

 満腹になって満足して帰っていると、犬を散歩させている人がいた。歌では犬は雪でも駆け回っているが、その犬は散歩にはあまり乗り気ではないようであった。すれ違った時その犬は、「散歩したくないよ。」といいたげな眼で私を見つめた。

98 1/14(水) 「ごま、臭い息で歌いまくる」の巻

 ここのところ忙しいし、明日はまた雪が降るらしいので、今日はくろちゃんとちょっとおいしいものでも食べに行くことにした。辛くて身体の芯から暖まるベトナム料理がいいなと考えて、以前も紹介した「アンコル・トム」に行くことにした。

 ところが「アンコル・トム」は大盛況で入れなかった。しからば、最近元気がないのでニンニクでも食べて、元気をつけようということで、「にんにく屋」に行った。相変わらずなにを食べてもニンニクが入っていて面白い。どうせ明日は休みだし大雪で身動きとれないのだから、どれだけニンニク臭くても構わないのだ。がんがん臭いものを頼んで食べた。

 お腹いっぱい食べた後、車でくろちゃんを送って家まで向かっていると、途中でどうにも眠くなってきた。最近睡眠不足気味だったところに、お腹いっぱいになったから…。悪いことに工事で道も渋滞してきた。「ひぃぃ〜ん、早く帰ってふとんに入りたいよぉ!んなとこ工事せんでもいいから、通しておくんなましぃ。」などと思ったが、工事はやめてくれるはずもなく、眠気は更に襲ってくる。

 ガムも切れちゃったし歌でも歌うかぁと思ってCDをかけることにした。安室ちゃんや山崎まさよし、シャ乱Qとかを片っ端から大声で歌い始めた。歌詞があるところはいいのだが、間奏が長い曲とかはそこで眠くなってしまう。こりゃまずいっつうわけで、間奏も適当に擬音を入れて歌った。すると、ずぅ〜っと歌っていることになるので、結構疲れるのだ。

 それにしてもあれだけニンニクを食べた後で歌いまくったので、車の中はさぞかしニンニク臭かっただろう。(息がかなり重たかったのだ。)今度車に乗るとき、まだ臭かったらちょっとやだなぁ。

98 1/13(火) 「ごま、乾いた唇に悩む」の巻

 数日前から唇が乾いてしょうがない。昨日はそれでもみぞれで湿度が高かったのでよかったが、今日は大気が乾燥しているので、唇もかさかさと乾いてきてかゆくなる。別に今に限ったことではなくて、毎年こうなるのだ。

 リップを塗るとよくなるというが、私はリップのあのぬめぬめした感触がどうも慣れないし、ご飯食べるとき味が悪くなる気がして、積極的に塗ろうという気にはなかなかなれない。だからどうしてもだめというときだけ、我慢して塗るようにしている。でも、リップを塗ると本当に味は変わるのかなぁ。そんなこと言ったら口紅塗っている女の人達は困っているだろうから、きっと気のせいだね。

 乾いた唇を舐めると後で、腫れてもっと痛い目にあう。水分取ると良くなるかなぁと思って、水やらお茶やらをがぶ飲みしても、飲んだときに唇が湿ったその時はいいけど、それが乾けば元に戻るので効果なしだ。で、結局舐めないように、唇を歯で噛んで見たりして、荒れ放題で汚い唇になってしまっている。

 このかゆみは昔、山芋のとろろを食べたときとおんなじ感覚だ。山芋って、その辺で売っている手のひらの様な形をしたえせ山芋ではない。ちゃんと山で掘ってきたいわゆる自然薯ってやつだ。冬になるとよく親戚とかと山芋掘りに出かけていた。

 山芋を見つけるにはまずムカバキという実(これをかじってもおいしい)を見つけて、その蔓をたどるのだ。蔓から少し離れたところから、傷つけないように慎重にしかも大胆にひたすら掘るのだ。土質が良くて斜面なんかにあればいいが、大抵そううまくは行かない。石があったり木の根が出っ張ったりして、かなり重労働だ。実は山芋掘り専用のスコップがあって、そいつを使うとすこぶる掘りやすい。

 掘れた芋を見ると、その人の性格がわかると言われていた。最後まできれいに掘れる人は根性のある人だ。そうやって苦労して掘った山芋をする。さすがにこういう芋は粘り気があって、箸で持つと全部持ち上がったりする。それで少しだしを加えてとろろを作る。これはもうべらぼうにうまいのだが、アクが強いので、口の周りがかゆくなるのだ。その時のかゆみと同じ感じなのだが、どうせこうなるなら山芋食べてなったほうがいいなって思う。

98 1/12(月) 「ごま、傘持ち自転車にびびる」の巻

 雨混じりの雪の降る中、いつものように車で家へと向かっていると、前を走っていた自転車が転びそうになった。あらかじめスピードを落としていたし、対向車もいなかったのでなんて事はなかったが、車道側に転ばれるともしかしたらひいてしまったかもしれない。

 その自転車は、このみぞれの中雪の残る路側を傘をさして走っていた。(しかも無灯火)そんなのいつ転んでもおかしくない。頭悪すぎで無謀もはなはだしいのだ。(もしかして自殺願望でもあるのか…。でもそういう奴ほど、世の中に執着していそう…。)そんな奴ひいたら、あまりにも不幸で浮ばれない。(どんな奴でも不幸ではあるが)

 その時はどきどきして、「ふぅ〜っ。ひかなくて良かったぜ!なんてらっきーなんだ。今日も良い子にしていたからかな?」などとのー天気に思ったが、後から考えると、あやつは腹が立つ。つうか傘さして自転車に乗っている奴!そういえば、過去にも二度ほどそやつらにはやられているのだ。

 一回目はもう何年か前だが、歩道を歩いていたら高校生が向かいから自転車でやってきて、私とすれ違うときよろめいて、私の顔に傘をぶつけて行った。当然顔はずぶぬれだが、それよりも危なかったのは、傘の先が眼鏡に当たったのだ。眼鏡をしていなかったら、確実に目にあたっていたと思うとぞっとする。幸い眼鏡がちょっと傷ついただけですんだ。

 二回目はつい数カ月前だ。その夜は小雨が降っていたが、傘をささなくても平気だった。私が自転車に乗って(傘はさしていない)横断歩道を渡っていると、前から二台の自転車が二列で話ながらやって来た。(当然二人とも傘をさしている。)奴等は全然前を見ていなくて、そのまま行くとぶつかるので、ベルを鳴らしたら、びっくりしてよろけて私とぶつかってしまった。その時は珍しく怒ってしまったら、お兄ちゃん達はしきりにあやまっていた。悪いとは思っていたらしい。

 私の実家の方では、傘をさして自転車に乗るのは危ないのでやるなと言われていたし、実際やっている人もいなかった。(実は坂ばかりなのでやりたくても物理的にできないのではあるが。)大分に住んでいた時も、あまりそういう人は見かけなかったように思う。関東に出てきてからはやたらと見かけるので、もしかしたらこっちの方では、そういうことは教えないのかな?(でも危ないからやめて欲しい。)

98 1/11(日) 「ごま、観光ガイドブックを読む」の巻

 今日は寒かった。外に出る気にはなれなかったので(歌の練習には行ったが)、家で本を読んでいた。小説とかも割と読むのだが、今日読んだのはウィーンの観光ガイドブックだ。私はテレビとかで興味のそそられる情報を仕入れると、その場所のガイドブックを買ってきたりする。だからといって必ず行くわけじゃなく見ただけで満足することもよくあるので、行ったことの無い場所のガイドブックも結構持っている。

 ガイドブックもいろいろな種類があるが、その土地の歴史とかその場所の由来とか人物の背景などが詳しく書いてあるものがよい。(もちろん料理情報も詳しくなければならない。)読んでいると結構飽きないのだ。実際に行きたくなったら、もっと詳しく情報を調べてその土地のことを頭に入れてから行く。だから、行く前にいろいろ調べたりするのも旅行の楽しみの一つになっている。

 で、なぜ「ウィーン」かというと、最近オペラに興味があるからだ。一度本格的なオペラを生で観てみたいと思っているのだが、日本で見るとめちゃめちゃ高い。まぁそれなら海外で見ても観てもいいかなとちょろっと思ったわけだ。ウィーンといえば、ベートーベンやモーツアルト、シューベルト、ブラームスなどが暮した音楽の都で、彼らの住んだ家や墓などにも興味がある。

 ガイドブックを読んでみると、ウィーンはなかなか面白そうな街だ。ハプスブルク家の都だっただけあって、美術館や博物館も充実しているし、街並みも美しそうだ。肝心のオペラは立ち見なら二、三百円位から高くても二万五千円位で観れるようだ。(現地の定価だけど)日本だと下手すりゃ七万とか言ったりするから抜群に安い。料理も面白そうだし、とても行きたくなってきたぞ。

 でも、実は私海外旅行が苦手だったりもする。語学も全くぱっとしないのだが、それよりも飛行機がだめなのだ。飛行機がだめと言うと、落ちるのが怖いのかと思われがちだがそうじゃない。狭い席に長く座っているのが苦手なのだ。同じ理由で長距離夜行バスとかも苦手だ。イスだとほとんど寝れなくて、私にはかなり拷問に近い。飛行機の壁が無ければもうちょっと行ってもいいのだけど。果たしてウィーンは飛行機の壁を越えられるだろうか?

98 1/10(土) 「ごま、駅でうどんを食べる」の巻

 今日はまだ雪が残っていたので、ずっと部屋でじっとしていようと思っていたのだが、昼前になって銀座のヤマハに出かけてみる気になった。駅までの道すがら、ふとお腹が空いていることに気がついた。そういえば、今日はまだ何も食べていない。

 始めは銀座で食べればいいやと思っていたのだが、途中でどうしても食べたくなったので、駅の近くのそば屋に入った。そのときはパンやハンバーガーという気分ではなかったのだ。さーぁとメニューを見て、わかめうどんを頼んだ。食べてみると予想通りうまくない。まぁ駅のそば屋にうどんを期待するほうが間違いなのだ。

 というより、関東でおいしいうどんというのは、ほとんど食べた記憶が無い。いまだにあのつゆには抵抗がある。私はうどんとそばどちらが好きかといわれると、迷わずうどんと答える方なので、うどんにはうるさいのかもしれない。でも実はそばはそれほど食べたことが無いというのが事実なのだ。子供の頃、年越しそばとか引っ越しそばとかあまり記憶に無い。年越しそばは、かなり大きくなってから(小学校高学年か中学生頃)、そばののり巻きを作ってもらったことがあるくらいだ。

 そういえば、ざるそばというものを初めて食べたのは、二十歳を過ぎてからだった。最初どうやって食べようか悩んだ記憶がある。ざるうどんも知らなくて、うどんやそばは基本的には温かくて汁に入っているものだと思っていたのだ。当然そば湯なんて知ったのはもっと後だった。東京の温かいうどんのあのしるの濃さは、つけ麺のつゆの感覚なのかな?などとちょっと思っているごまなのだった。

98 1/9(金) 「ごま、雪の朝に出勤する」の巻

 朝、いつものように5時50分に起き、早速外を見てみると銀世界になっていた。ちょっと見た感じでは車は動かせそうだ。日記をアップしながらテレビを見ると、雪情報を詳しくやっていた。6時15分の時点では、高速は全然だめで南武線や横浜線はまだ動いていなくて、大幅に乱れそうだということだった。

 私の家は川崎の中原というところで、(川崎ヴェルディの本拠地がある。関東でない人に聞かれたときには、田園調布の川向いと答えている(笑)会社は相模原というところだ。車では朝なら通常一時間十分程度かかる。電車は、南武線−東急田園都市線または小田急線−横浜線で、これまた一時間十分位だ。

 そこで、どうやって会社に行くかを考えてみた。車で行けると寒くなくていいので、できれば車で行きたいところだ。たぶん私の車は問題なく動けるであろう。でも、東名は通行止めで、会社までの距離はあるし、川崎より相模原の方が雪深い。

 東名が通行止めだと平行する246号線は混むであろう。この道を全然使わなくても会社にはいけるが、絶対横切らなければならないし、細い裏道は昨日スタックした車がとうせんぼしているかもしれない。私は元気に走れても、他の車はそうとは限らないし、長い距離を走るとどういう状況になっていてもおかしくない。また、相模原に近づくほど危険度は増すだろう。おかま掘られたりして、愛しのれぐちゃんに怪我でもされたらアホみたいなので、電車で行くことにした。

 電車で行く場合は、重要なのはルートだ。通常なら田園都市線を使用するのだが、そうすると横浜線を長く利用することになる。横浜線はすぐ動かなくなるので、できればあまり使いたくない。というわけで、小田急線を使うことにした。でも実はもう一つ選択肢があるのだ。それは…、「会社に行かない」だ。これは、かなり魅力的。寒いのに外出たくないし、(笑)そもそも電車が動かなきゃ行けないのだ。

 ところが6時50分頃になって、南武線も横浜線も乱れてはいるが何とか動いているということだった。う〜んなんだが寂しい。(笑)しょうがないので完全装備をして駅に向かう。駅までは10分少々なのだが、滑らないように気をつけて歩く。途中で空き地の方に向かった足跡を発見!足跡は空き地の中ほどで、Uターンをしてまた道に戻ってきたのだが、そのUターンした先に少し黄色い跡があった…。どうやら立ちしょんをした跡のようだ。(爆)

 駅に着くと連絡切符は買わずに登戸までを購入した。(途中で状況が変わるかもしれないから)南武線ホームは多少混んでいたが、すぐに電車が来て乗れた。小田急線も下り方向にしては混んでいたが、スムーズに乗車できた。ほとんど雪の影響は無いといっていい。

 町田で問題の横浜線に乗り換えるのだが、これはホームに人があふれていて、階段まで埋まっていた。階段なんかに立ち止まっていてもしょうがないので、人をかき分け遠く後部車両の方に向かった。しばらく待っていたら、電車到着。しかし、この電車には当然ながら乗れそうにないので見送ると、すぐに後続がやって来た。これは前がたくさん乗っているので、割と空いていて、見送ってラッキーだった。結局一時間四十分程度で会社着。昨日に比べれば楽だったが、会社に来るのが仕事という気分になった。

 帰りの電車は、「明日散髪に行ってやる!」「すっきりしてやるんだ!」「今日は魚を食べるぞ!」と大声で叫ぶお兄ちゃんが隣に立っていた以外は、ほぼ平常通りだった。お兄ちゃんは魚を食べれたのだろうか、それだけがちょっぴり気掛かりなごまなのだった。

98 1/8(木) 「ごま、雪で大変」の巻

 今日は関東の皆さんはご存知の通り大雪でした。たぶん、今日の日記は雪ネタが多いと思います。私も便乗して雪ネタ。私の会社は相模原というところにあるのだが、ここは東京や横浜に比べるとかなり雪が降るところだ。昼前からかなり雪が降って来たので、2時過ぎ頃会社からは「無理しないで帰ってもいいよ」指令が降りた。

 私は何度か書いているように車通勤なのだが、このようにスタッドレスは既に履いている。車も四駆かつABSその他電子制御ばりばりな車なので、雪にはかなり強い。電車の人などは、あの田舎で止まると痛い目に合うので、仕事が火急でなければさっさと帰っているようだった。私も距離はかなりあるので、4時30分頃に仕事を切り上げて帰ることにした。

 最初は順調だった。雪もまだそれほどでもなかったし、道も流れていたからだ。んで、せっかく早く帰る事だし、本屋などによってみたりしたのだが、後から考えるとこれはよろしくなかった。本屋を出て、しばらく走るとちょっとした坂道があるのだが、そこでまず一回目の渋滞に巻き込まれた。どうやら数台前の車が動けなくなったようだ。

 私の車は当然この程度の坂道は法定速度でも問題ない。前の前の車が対向車が途切れたときに、止まった車を抜きにかかった。私もこのタイミングなら抜けれると思って後続した。ところが、この抜きにかかった車は、無謀なことにノーマルタイヤだった。ノーマルで、んな無謀なことすなよ。マークIIのにいちゃん。更にややこしくなるから…。あまり広くない道なのでリカバーが効かないのだぞ。

 これで反対車線で立ち往生でもされたら私は行き場が無くて困ってしまうところだったが、そのマークIIはぎりぎり登りきってもとの車線にもどれたので、大事に至らなくてすんだ。このマークIIは、下りに入ってブレーキなんか踏むもんだから、そりゃぁセクシーにお尻を振って危なっかしいったらありゃしない。幸いすぐ曲がってくれたので事故に巻き込まれたりしなくてすんだ。

 狭い道はちょっとこりごりだったので、大きなR246を通ることにした。ここは交通量が多くて、雪は大丈夫だろうと思ったのだ。しかし、そりはめちゃめちゃ甘かった。今日の雪は246の交通量よりも強かったのだ。結局坂道になるたびに動けなくなる車が続出して、ちっとも進みはしない。結局家に着いたのは8時だった。いつもは1時間程度なのに、今日は3時間半かかってしまった。結局寄り道30分したおかげで、雪も増えるは帰宅ラッシュにかかるはで失敗したのだ。明日はもっとすごいことになりそうだ。

98 1/7(水) 「ごま、スポーツ新聞でうける」の巻

 今日は本当は七草の話を書くつもりだったのだが、会社の先輩が持っていたスポーツ新聞(ディリースポーツ)の記事が面白かったのでそれを書くことにした。(「毎日が日曜日」とバッティングしなきゃいいけど。)

---- ここから ----

 その男(58歳)は、不景気で職もなく毎日食べる金にさえ困っていたらしい。調べでは、昨年の12月11日に男はJR京都駅からタクシーに乗り込み神戸の須磨に走らせた。運転手は須磨までは距離があるとは思ったが男が背広姿で特に怪しくなかったのでなにも疑わなかったとのことだ。高速を乗り継ぎ須磨署までつくと、メーターは二万二千円を越えていたが、男の所持金は23円だった。運転手はそのまま男を同署まで引っ張りこんだ。

 取り調べでは、男は堂々と「年末年始、ご厄介になりたい。」と頭を下げて念願の留置所入りを果たした。同署によると、男は日雇い労働者をしており、勤労意欲はあるが長い不況で職にありつけなかったため、切羽詰まって犯行に及んだらしい。

 その後、身元引受人もおらずタクシー代を返す金も無かったため、釈放されることなく22日に起訴され、本人の希望通り拘置所で新年を迎えることになった。年越しそばに雑煮、温かい寝床に風呂までありついて男はご満悦だったとのことだ。

---- ここまで ----

 いやぁ、おっちゃんナイス!そうだね。人間食わんと生きていけんからねぇ。とりあえず、年越せてよかったね。それにしてもわざわざ警察署までタクシーで行くかね。(笑)運転手の手間も省いてあげたんだね。やさしいねぇ。須磨にした理由が、「どうせなら若い頃、楽しい思い出がある須磨海岸の近くで年を越そう。」ってのも、味があっていいよ。

 税金使って困ったもんだって人も居るかも知れないけど、私はむだな官官接待なんかに使われるよりは、このおっちゃんに使われるほうがまだいいよ。こういう人がたくさん出ると困っちゃうけどね。

98 1/6(火) 「ごま、新しい靴を履く」の巻

 私は車で通勤しているのだが、車を運転していると靴のかかとの外側が斜めに減っていく。でもこの斜めに切れたかかとの方が車を運転するのには都合がいいのだ。(歩くにくいが)そういうわけで、すでに一足を車運転用にしているのだが、さすがにくたびれてきたので、もう一足街履き用の靴を車運転用に回すことにした。

 それで日曜日に新宿に出かけて街履き用の新しい靴を買った。スーツでもチノパンでも履けるようなちょっとカジュアルで軽い靴を探していたのだが、アメリカ屋でいい感じのがあったので、割とあっさりとそれにした。

 私の足は幅広甲高なので、大抵の靴はなかなか足になじまない。それでも日本で売られている靴は一応日本人の足に合わせてあるのでまだよい。前にアメリカに行った時、靴を買おうと思って見て回ったのだが、あちらの靴は細くていいサイズがない。疑問に思って向こうの人の足を眺めていたら、すぐ理解できた。なんのことはないあちらの人は足が細いのだ。(笑)

 で、買った靴を早く足になじませたくて履くことにした。とうぜんすぐに小指の横とかかかととかが痛くなる。でも、痛いのも我慢して履かないと靴は足にフィットしてこない。新しい靴を履くことは戦いなのだ。しばらくは辛抱するしかないだろう。

 全然関係ないが、私の実家の辺りでは「靴を履く」を「靴を踏む」と言う。これが一般には別の意味になることは実家を離れる前からわかっていたが、出たばかりの頃はつい使って「えっ?なに?」と聞かれたりした。ある時年配の人の前で、つい「踏む」と言ってしまって、「かかとを踏んではいけない」とお説教されたことがあった。う〜ん、そうじゃないんだけど…。(笑)

98 1/5(月) 「ごま、チェリッシュを久々に見る」の巻

 いつものようにぼーっとテレビをつけていたら、ビリーバンバンとかチェリッシュが出て歌っていた。(今調べたらNHKの「ふたりのビックショー」だったようだ。)いきなり「てんとう虫のサンバ」「白いブランコ」と来たものだから、「おおっ懐かしすぎるぞ!」と思わず見入ってしまった。(ってかあんたいくつだ)

 このあと「若者たち」「バラが咲いた」「この広い野原いっぱい」「戦争を知らない子供たち」「あの素晴らしい世界いっぱい」「白いギター」「翼をください」などを歌っていた。私はフォーク全盛の世代よりも全然若いけど、上の曲なら子供の頃から知っているので、テレビを見ながら一緒に歌っていた。(毎度のことだ)フォークソングは歌いやすくていい。(アップテンポも好きだけど)

 それにしても悦ちゃんも老けたなぁ。一体何年ぶり見るのかすら思い出せない。子供のころには結構テレビに出ていたものだ。たしか「8時だよ!全員集合!」とかによく出ていたような記憶がある。「てんとう虫のサンバ」はアグネス・チャンも歌っていたような記憶があるのだけど、気のせいかなぁ…。遠い昔のことなので、記憶がうつろだ。(小さかったしね。)

 この番組を見ていてふと思ったのだが、昔二人以上で歌う時は、必ずハモっていたような気がする。今回のフォークソングなんてのはもちろんだが、そうでない曲でもさびの部分とかはハモるものだった。ところが、最近はユニゾンのことが多い。二人ならまだしもグループでもそうだ。SMAPとかジャニーズ系はともかく、MAXやSPEEDでもだ。最近の若い子の方が音感とかいいのにちょっと不思議。

 もしかしてハモるって最近ではカッコ悪いことなのかな?でも、ゴスペルとかちょっとはやりだし、そういうわけじゃないよね。するとやっぱりカラオケで歌えることが前提だから、わざと分けないのかな?なんか人数いると声部分けろよと思ってしまうのは合唱をやっている性かなぁ。(笑)

98 1/4(日) 「ごま、福袋に悩む」の巻

 明日から仕事始めだがずっと寝てばかりもなんなので、今日は新宿に出ることにした。正月休み最後の日曜の新宿はさすがにかなりの人でにぎわっていた。買物の用があったのであるデパートに入ると、いろいろな種類の福袋が売っていた。

 ハンカチコーナーでは、ハンカチはもちろんネクタイやスカーフのセットの福袋が売っていたし、サンリオコーナーの福袋は、きっとキティやマイメロディーのグッズが入っているのだろう。初売りの日などは、開店前から並んで福袋を買う人も結構いたのだろう。

 ところが私は今まで福袋というのを買ったことがない。理由は全然メリットを感じないからだ。たとえば、3,000円の福袋に5倍の15,000円相当の品物が入っていたとする。その中に自分が本当に欲しいものが入っている確率はかなり低いと思う。もし入っていても、その商品の値段と福袋の値段は大差ないような気がするし、それ以外の商品はいらないものだ。それなら確実に欲しいものだけ買うほうが良いと思ってしまう。

 たぶん福袋というのは、何か入っているかわからない楽しさを買うものなのだろう。ちょっと欲しいと思ったとかいうものが入っているとうれしいのかもしれない。でも、実質的にはあまり徳していないだろうし、店の在庫処分を掴まされているような気もしてうれしくない。

 時々、福袋に何が入っているかわかっているものもある。でも、それって限定何個何割引とかいうのと同じで、福袋じゃないだろうと思う。「福袋って一体…」と悩むごまなのであった。

98 1/3(土) 「家で飼っていたペット達 トム その1」の巻

 ずっと寝てばかりいるので日記に書くようなネタがない。こういう時にはペット編なのだ。今回は、ペルシャ猫(チンチラシルバー)のトムだ。トムはその前に飼っていた猫のチコがいなくなったので、飼うことになったのだ。それまでの猫は、大体拾ってきたとか貰ったとかその子だったのだが、トムはうちで飼った猫で唯一デパートで買ってきた猫だ。熊本に行った時、あるデパートの屋上のペット売り場で子猫のトムは売っていたのだ。

 トムには血統書があって、本当はトムという名前ではなくて正式な長い名前があったのだが全然覚えられないので、通称トムと言うことになっていた。トムってのは、もちろん「トムとジェリー」のトムから取ったものだ。(全然似ていないけど)

 ペルシャ猫の様な毛の長い猫は、二十年近く前の当時、うちの田舎では誰も飼ったことがなかったと思う。家に来たお客は当然みんなびっくりしていたので、自慢化な気持ちになっていたことを覚えている。そういう猫だったので、最初のころは今までの猫のように放任ではなくて、家から出ない様に飼っていた。後から思うとちょっとかわいそうだったかな。

 毛が長いと毛玉になったりするので、ブラッシングをまめにやったりお風呂に入れなければならなかった。猫は大体あまりお風呂は好きじゃないので、これは結構大変だった。暴れないように押えながら二人がかりで洗ってドライヤをかけたり大騒動でやっていた。トムは毛が長いので見た目は太って見えるのだが、洗って毛が濡れると実は痩せてガリガリだった。

 ある日調子が悪くなったことがあった。全く良くならないので病院に連れていくと膀胱に石がつまっているらしい。猫なのに結石だなんてびっくりしたが、同じキャットフードばかりを食べているとそういうことになりやすいと医者が言っていた。まぁいわゆるぜいたく病だ。この治療は尿管から管を通したりして見てるだけでかわいそうになったが、何とか治してから食事を改めたら再発はしなかった。

 そんなわけで、うちの家では息子達よりも手がかかっていて箱入り坊ちゃんだった。お坊ちゃんらしく、虚弱で性格も良くてあまり猫らしくない猫で、こんなんじゃリリに相手にされないのも当然だったのだ。

98 1/2(金) 「ごま、久しぶりにおせちを食べる」の巻

 今日は知り合いのお宅にお呼ばれして、そこで久しぶりにおせちを食べた。前にも書いた通り正月は実家にはめったに帰らないので、おせちを食べるのはたぶん5年ぶりくらいだ。(もっとかも?)

 おせちとは言っても、私の実家はそんなにたいしたものは作っていなかったと思う。記憶にあるのは、黒豆と栗とかずのことお煮しめ位のものだった。ところが、今日いただいたおせちは、重箱に入った立派なものだったので驚いた。こういうのは初めて食べる。種類もたくさんあって、これがテレビで観るおせちだな〜ってぼ〜っと思った。

 佃煮とかかずのことか黒豆とかは、今の生活の中ではまず食べないので味わって食べさせてもらった。味付けもちょうどよくておいしかった。最後にお雑煮をいただいた。お雑煮は各家庭で大きく違っていていたのしい。ここの家庭では、すまし汁でほうれん草やかまぼこ、ニンジンなど割と具だくさんで焼いた餅が入っていた。私の実家では、すまし汁で鶏肉、かまぼこというシンプルなものだ。

 どちらも西の方のものなので、割と近いタイプだった。味噌仕立てのものとか餡餅が入っているものとかもあるらしいので、そういうのも食べてみたいものだと思う。

 酒も結構飲んでしまったので、帰ってから日記を更新する元気がなかったので、3日になって駅伝を観ながらだらだらと書きました。

98 1/1(木) 「ごま、思いっきり寝正月を過ごす」の巻

新年あけましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いします。

 さて今日はお正月なので、いつもより遅い7時過ぎに起きた。いつものように日記巡回をして電子年賀状などを受け取ったり出したりしているうちに、テレホーダイタイムが終わったので、分厚い新聞を読んでいるうちに実業団駅伝が始まった。

 毎年お昼過ぎまでは実業団駅伝を観ることにしているのだ。今年はエスビーと旭化成の一騎打ちという前評判通りこの2チームの優勝争いとなった。後半に花田、渡辺の両エースを配置しているエスビーに対して、繋ぎの区間にスピードランナーを置き前半リードして逃げ切る作戦を取った旭化成という作戦的にも面白い戦いだ。

 長距離の6、7区前までで旭化成が40秒リードという微妙な展開だったが、結局6区でベテラン川島がエスビー花田を逆に離す快走で旭化成が逃げ切り勝ちした。私は旭化成びいきなので大満足だ。どうも早稲田・エスビーってのはマスコミにひいきされている傾向があって(多分マスコミ関係者に早稲田の人が多いからだ)、昔からその点が気に入らないのだ。(箱根駅伝でもそうでしょ?)

 駅伝を見終わった後は天皇杯。こっちは前半から鹿島がぽんぽん点を入れて完勝だった。できれば、横浜Fがリードしてそれを鹿島が追う展開というのがよかったのだが…。やはり鹿島が強い。その後も昨日買い込んだ食料をつまみながら、だらだらとテレビを観て過ごした。典型的な寝正月ってところだ。

[新着] [日記] [Term] [お店] [花火] [044] [リンク] [ホーム]