ありがちな日記 98年 3月


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98 3/15(日) 「ごま、月餅を食べながら…」の巻

 今、月餅を食べながら書いている。昨日元町に行った後、中華街に寄ったのだが、重慶飯店のお土産屋で月餅を買ってきたのだ。くろちゃんと中華街に行くと、食事の後必ず重慶飯店で月餅を買っているのだ。中華街には月餅を売るお店はたくさんあるが、重慶飯店が品数も豊富でおいしいので私たちのお気に入りなのである。

 昨日はホワイトデーなので、月餅をプレゼントのかわりにしたのだ。あの店に行くと中身の種類もたくさんあって、くろちゃんはいつもどれを買うか迷う。昨日もお店を二周して、栗あんのを選んでいた。私は、お気に入りのココナッツを選んで帰った。

 それを、今お茶を飲みながら食べているわけである。私のは中サイズなのだが、それでもかなり大きい。でも一個なんてあっさり食べてしまった。二個買っておけば良かったかなぁとちょっと後悔しているところだ。まぁでも今月の終わりには、どうせ元町には行かなければならないので、その時にまた買えばいいか。

 ところで、昨日の夕食はくろちゃんがおこげ料理を食べたがったので、大通りの割と高級な店に行った。(いつもは、裏通りのこじんまりした店に行くのだ。)この店のおこげはエビ入りのあんをかけるのだが、このあんがちょっとチリソースぽくって割とおいしかった。

 まぁそれはともかく、この店で面白いことがおきた。(私にとってはね。)私の後の席に座った人達(4人組)は、あまりメニューも見ずに五目チャーハン二つと五目焼きそば二つとギョウザを頼んでいた。一応言っておくが、いつも隣の席でなにを頼んでいるか気にしているわけでなくて、声がでかかったから聞えただけである。

 それにしても、チャーハンと焼きそばとギョウザってのはあまりにセンスがない。もしかして、味を試そうとする強者か?とも思ったが、それなら四人別々のものを頼むだろうし、そういう人はたぶんギョウザは頼まないだろう。本当に余計なお世話だと私も思うが、せっかく中華街のそれもそこそこいい店に来ているのだから、もうちょっとここでしか食べれないものとか、せめて中華街でないと味わえないものを頼めばいいのにと思った。

98 3/14(土) 「ごま、引き出物を買いに行く」の巻

 今日は引き出物を買いに行った。結婚式の引き出物ってのはなかなか選択が難しいものである。今まで人の結婚式で貰った引き出物をあげてみると、ワイングラスに鍋、皿、お盆ってな具合だ。最近ではカタログってやつも多い。大抵結婚式っていうものは、出席者の年齢層は幅広いし大荷物であることが多い。それでカタログだとある程度選択できるし、しかも軽い。引き出物の二大欠陥の、使えない、重い、を解消しているのでもてはやされているのであろう。

 で、カタログだと合理的なのだが、実は私はあまり好きではない。理由は、味気ないことと、カタログを見ただけで値段がわかってしまうこと、である。なんか「面倒だからカタログにしちゃえ!」って安易に選択したって気がするからだ。(引き出物なんてそれで充分なのかもしれないが)「ちょっとは考えたぜ」ってところがあるほうが個人的には好きである。(ただそれだけ)

 そういったわけで(まぁ他にも理由はあるが)、自分たちで引き出物を考えることにした。私の最大のテーマは「軽くて小さいこと」である。今までの結婚式で感じたことは、重くて大きいものは持って帰るのも大変だし、使えないときに置き場所にも困るってことである。引き出物が全ての出席者の趣味に合わせることは無理であるから、持って帰るときに軽く置き場所にも困らないものというのが私の考えだった。

 特に今回は九州で式を挙げるので、遠隔地から来る人もいたりする。そういうことを考えると、出来るだけ軽いってことにこだわった。ところがデパートなどの引き出物のパンフを見てみると陶器やらガラスやら置き時計やら、ほとんど重たいものだ。これはちょっと頭を使わなければならないだろうとパンフを見ながら思った。

 最初に考えたのは、「真珠を一粒」。貰った人がネックレスにでもタイピンにでもしてくれぃ!って事だ。思いっきり軽くてナイスなアイディアだと思ったが、加工料がばかにならないってことで却下。次に考えたのが、「銀のスプーン」。しかしこれは結納の時、あちらのおばあさんが、引き出物とは全然関係ない話で、「銀の食器は磨かないとすぐ曇るから、意外と困るのよねぇ。」とぼやいたので却下。(笑)

 んでいろいろ考えた末、思いついたのが「レースのテーブルクロス」である。これは軽いし収納も楽で、しかも私のわりかしゆかりの地の横浜には近沢レースという名店もある。ただ一つだけ問題があって、式の出席者は親戚だけなのだが、私の田舎の親戚たちはレースの価値がわかるかってことだ。(笑)結構いいものを買っても、「なんだレースなんて安い物よこしやがって」と思われるのは、ちとしゃくである。(笑)

 で、元町の近沢レースに行ったわけだ。前に一度下見を済ませているので、今日はその時にあたりをつけていたものを注文するつもりでいた。しかし、目をつけていたドイツ製のベージュのレースで程よい大きさのやつが品切れのようだ。そこで、係の人に事情を話したところ、ちょうど3月末にドイツから似たような製品が届く予定だということを教えてもらった。そういうわけなので、とりあえず今日は仮注文だけを出しておき、もう一度来店して実物を見た後、それを田舎に発送することになった。これで、引き出物もほぼ終わり。ひとつクリアってところだ。

98 3/13(金) 「ごま、北の国からで感傷に浸る」の巻

 朝ぽぉ〜っと新聞を読んでいたら、今日の夜「北の国から '87 初恋」を放送するらしい。(この日記を書いている時点では、まだ放送されていないし、今日観れるかわからない。)このドラマは、本放送があったときにリアルタイムで観ていて、凄くインパクトがあったのを覚えている。

 「北の国から」は連続ドラマでやっていたときには全く観ていなくて、「初恋」の時に初めて観た。それもたまたま観たのだ。その後の「北の国から」のスペシャルは殆ど観ているが、やはり「初恋」が最高に良かったと思う。なにが良かったって、なんといっても横山めぐみ!ええ、とってもかわいかったです。番組の後「あの子は誰?」って言って友達と探しましたから。

 シーンはやっぱり、学校帰りに突然夕立が降って小屋に逃げ込んでのたき火のシーンかな。(「伊豆の踊子」かなんかでも似たようなシーンはあるが…)そう!しみーずがいいんですよ。しみーずが!(ぜぇぜぇ…)その他、ラストの泥のついた一万円札を受け取るシーンもいいな。(ちょっと臭いけど)全編を通して初恋の甘く切ない(くすぐったいような、恥ずかしいような、それでいていらいらする)雰囲気がくどすぎなくて、名作だと思います。(だって今でも内容を覚えているんだもの。)

 そうかあれは87年だったんだね。もう11年も経つのかと思うとびっくりする。この11年間は本当にあっという間だったなぁ。歳を取ると月日が流れるのは早いとよく言うけど、普段過ごしている時にはやっぱり一日一日は長く感じている。(まだ歳の取り方が足りないのかもしれないけど…)でも、振り返ってみると、ついこの間のような気がするので、そういうときに月日が流れるのが早いって思うのかな。夜ドラマを観て、あの頃何を感じていたか思い出してみようかな。(観れたらね)

追記:

 結局観ました。やはり横山めぐみかわいいねぇ。(笑)

98 3/12(木) 「ごま、寮に棲む変な奴 〜最もさわやかでない朝を迎えたあの日〜」の巻

 くろちゃんと数々の打ち合わせの電話を切ったのは、夜中の1時過ぎだった。「さてトイレに行った後寝ませう」などと思って、トイレに行ってみるとたばこ臭い。右端の個室を見ると上から煙が上がっていた。そうか今は奴のトイレタイムか…。奴は、私の部屋から3部屋ほど離れたところに棲んでいるのだが、毎晩12時半〜1時半位の間に決まって、右端の個室に入ってたばこを吸いながら大をする習性がある。学生でもあるまいし、トイレでたばこは煙がこもるのでやめて欲しいのだが、奴はそうしないと出ないという噂を聞いたことがある。

 その他にも奴の習性としては、夜中の2時とか3時頃

「うおぉぉぉぉぉぉぉっ!!!」

という雄たけびをあげるというのがある。この現象が発生した当初はびっくらこいて飛び起きていて、夜な夜な響く音におののいていたものだが、最近は慣れてしまって、もう驚かなくなった。

 それに奴も最近は寮の生活に慣れたのか、入ってきた当初に比べれば大分迷惑度は低くなった。入ってきた頃は本当にひどかった。私は奴に最も迷惑を被った一人であることはほぼ確実である。

 そうあれはある朝の事である。確か6時になったかどうかという時間、どこかの部屋で目覚ましが鳴っていて目が覚めた。普通よその部屋の目覚ましで起きることはないのだが、かなり音が大きい…。そのうち起きて止めるだろうと思っていたが、なかなか止まらない。もしかして留守なのかな?でも時間が来れば止まると思ったが、なかなか止まらない。ふと時計を見るともう6時半だった。ということは30分は鳴りっぱなしということになる。

 むかつきながらあきらめて起きて、トイレに向かう時どの部屋から音が聞えるのか探してみると(というか探すまでもなかった)、ドアの開いている部屋から鳴り響いている。夏場だったので、ドアを開けたまま朝風呂にでも行ったのだろうか?と部屋を覗くと…。

 足が見えた。この音の中寝てるのか?もう信じがたい…。私は多少切れて、たたき起こして文句を言ってやろうと思った。(普段はそんなことまずしない。)んで、部屋に入ると…。

 素っ裸で寝てやがった…。そう何も着ていない…。…見てしまったよ…。朝から…。見てはいけないものを…。しかも朝だから…。やたらと元気…。最悪…。

 とりあえず、気を取り直したたき起こして、「いい加減にしろ!」と文句を言った。その他にもいろいろ言ったが覚えていない。わかっていることは、その日が生まれてから今までの中で最もさわやかでない朝だったということだ。

98 3/11(水) 「ごま、本社の厚生に腹が立つ…っつうかあきれる」の巻

 月曜日に、本社の厚生に電話をしたとき「社宅の入居の日程を決めたければ、申請書を提出しろ!」と言われていたので、月曜日中に書類を作成して提出した。社内便が順調に機能していれば、昨日の夕方には本社に書類が届いている。そういうわけで、出社早々(でも一番最初にやったことはこれ(笑)に厚生へ電話をかけた。

 すると担当のおっちゃんが出てきた。この間は極めて珍しく対応が良かったので(と言っても役所の窓口より落ちる程度だが)、私も少し油断していた。さっそく、書類が届いているか聞いて、希望の入居予定日で大丈夫か確認した。すると、「あぁ〜問題ないね。」と言って切ろうとした。

 おっちゃん、ちょいと待たんかい!用件はこれからやんけ!!と思ったが、そこは丁寧に「入居の前に掃除とかしておきたいので、○○日までには使えるようにしたいのですが、大丈夫ですか?」と聞いた。すると、「この間説明しただろう。△日にはリフォーム完了予定で後はいつでも大丈夫だ!」と怒りだした。

 おぃおぃ、説明なんて受けとらんぞ!あんた一体誰に説明したんじゃい!と切れかかったが、まだ大事な用件が残っているので、冷静に「鍵は誰から受け取ればいいんですか?」と聞いた。「あんた、入居の資料を渡すときに説明しただろう!鍵は▽号室の◎さんから受け取る!電話は???。リフォームは△日完了予定で、◇さんに確認すること!あんた先が思いやられるよ。」と言って勝手に切ってしまった。

 ……一体あれは何だったのだろう…。もはや切れるを越えてあぜんとしてしまった。私はあんたの方が思いやられるよ。うちの会社も大胆にリストラしたはずなんだけど、よくあんなの残ってるなぁ…。希望通りに事は進んでいるのに、なんでこうも腹が立たなきゃならんのだ?と朝から仕事のやる気を無くしたごまなのだった。

98 3/10(火) 「ごま、プロバイダが変?」の巻

 お昼休みに、メールの確認に行ったら「メールはない」とか言われた。普通なら10通位はきているので、「昨日の日記はよほどつまんなかったかな?」と思って日記猿人のランキングを覗いたら、そこそこ票が入っていたので、なにかおかしい。そこでネスケから自分のページを見に行こうとすると、なるほど見に行けない。なんかおかしいようだ。

 夕方また覗きに行ったら相変わらずだめだった。試しにプロバイダ のトップページに行ってみたが、ここもアクセス不能だった。どうやらアクシデントは根深いようである。これをアップするころは直っているかな?直ってなかったらこの日記どうしよう。(笑)

 私の入っているプロバイダは netlaputa なのだが、ホームページの割当も大きいし割と自由に作れるのでお気に入りだ。(でも、つながりが悪いといううわさも聞く…。)でも、今度引っ越す場所にはアクセスポイントがないので(隣接なんだけど…)、乗り換えようかなと思っている。乗り換えるとなると、合唱団のページは重いしリンクをあちこちに貼ってあるし結構(というかすげぇ〜)面倒なので、悩むところだ…。一応最近のプロバイダの状況を調査するかなぁ。

追記:

 いつもの様に朝6時に更新しようとしたら、まだ復旧していなかった。会社にきてみたらどうやら復旧しているようなので早速更新。

98 3/9(月) 「ごま、電話番号の変更手続きを行う」の巻

 前にも書いたような気がするが、新居は社宅である。結婚式まで二ヶ月を切ったし、そろそろ引っ越しのスケジュールをはっきりさせたかったので、朝一で本社の厚生に電話を入れてみた。私の会社では厚生ってところが、社宅の管理を行っているのだが、ここの評判はすこぶる悪い。(笑)私も過去に何度か電話したが、その度に訳もなく怒られたりして不愉快な思いをしていて、役所の窓口の方がよっぽど親切だと思っている。

 そういう訳であそこに電話をかける気になれない。しかし、今日はどういうわけか比較的機嫌が良く、珍しく穏便に話が済んでしまった。結局彼が言うには、入居の申請書を提出した後でもう一度電話をかけろということだった。そういうことはもっと早く言って欲しかったが、その程度のことで文句を言っていると、無駄な体力を消費するだけなので、考えないことにした。(笑)

 それで、その申請書を書こうとすると…、入居先の電話番号が決定してから提出しろ!ってなっている。するってえとなにかい?まず電話の手続きを先にしろってこと?これを先にするということは、入居日は私の考えで決まってしまうのだけどいいのかな。まぁ無理なスケジュールを組んでごり押しすると、疲労が増すだけなので、あらかじめお互い(厚生と私)が無理しないですむであろう日を入居日にすることにした。

 で、まず「116」に電話して、移転の手続きを行った。私は今度ISDNにするつもりなので、その旨を伝えると、受付のお姉さんは「ISDNにすると、電話番号が今すぐ決定できないので、後日係の者が折り返し電話します。」と言われた。私はその電話番号が知りたくて手続きをしたのに…。「書類を郵送してから…」などと言っていたので、なんか時間がかかりそうである。ISDNなんかにしなきゃよかったかな〜。

 すると、3時過ぎにNTTの担当の人から連絡があって、利用用途や工事の条件などを聞いてきた。その情報によると、私が住む予定の部屋は今はまだ人が住んでいるのだが、その人が既にISDNを使っているので、工事費は設定料金の最低額でよいということだ。そんなこと考えてもいなかったので、NTTの担当者が最初何を言っているか、よくわからなかった。まぁともかくこういう手続きを始めると、いよいよ引っ越しするなという気分が盛り上がってくるのであった。

98 3/8(日) 「ごま、友達の結婚式でドキドキ」の巻

 昨日書いたように今日は友達の結婚式だった。会社の同期でずっと同じ寮でよく遊んでいたし、新婦もよく知っていることもあって、式、披露宴、二次会と結婚式三点セットフルコースの参加だ。場所は、ルーデンス立川ウエディングビレッジというところで、米軍基地のそばにある新しくてきれいな式場だった。

 式は10時からで雲一つない絶好の天気。チャペルの天窓から空がきれいに見えて、素晴らしくいい雰囲気だ。新婦はとてもかわいい人で、ウェディングドレスもよく似合っていてきれいだった。(くろちゃんには少し負けるけど、と言っておこう。客観的にはそうとは限らないが(笑)式の後にフラワーシャワーをやった。これも、非常に良かった。会場も天気も良かったが、なんてったって新郎新婦が絵になるからなぁ…。(うちの場合は新郎がごまだから…)式には何度も出席しているが、こんなドラマのようにきれいな式は初めてだった。

 披露宴では新婦手作りのケーキでケーキカットをしたのだが、この会場では自前のケーキを出せないらしく、二次会にケーキを持っていくことになった。私は新郎に頼まれて、このケーキの一部をひざに抱えてタクシーで二次会に持っていくことになった。残りは新郎が抱えて行くらしい。

 安請け合いしたが、ケーキを渡されて、これは大変なことを引き受けたと思った。ケーキはクリアケースの中で丸い台の上に載せられていた。このケースはちょっと頼りないし、大きさもケーキに対して大きいので、少し傾けるとケーキが動くのだ。ここでケーキを倒したりしたら、一生言われかねないので、責任重大だ。(笑)しかも、二次会は新宿でやるのでかなりの距離だ。

 タクシーに乗ると、道の段差や加速したりブレーキをかけると、ケースの中でケーキが動き回る。だから、前をちゃんと見て運転手さんがどういう行動をとるか予測しながら、ケースを微妙に浮かせてケーキを倒さないようにしていた。これは、相当疲れる。一度前方で強引に割り込んできた車がいて、運転手さんが急ブレーキを踏んだとき、ケーキの片側が瞬間浮いた…。…なんとか倒れずに済んだが、しばらくは心臓がドキドキして止まらなかった。

 日曜の昼間でしかも途中事故などもあって道はとても混んでいた。結局二時間強タクシーの中で格闘した。(披露宴と二次会の間は時間が空いていて、時間的にはちょうどよかった。)私は疲れ切っていたので、二次会は殆どぼう然としているうちに終わった。最後に私が気合いを入れて持ってきたケーキが出された。さすがに料理自慢の新婦だけあって、なかなかおいしい。(しかしくろちゃんには負ける。←こっちは胸を張って言える。(笑)しかし、周りは生クリームじゃなく、少々ぶつけても大丈夫なクリームだった。それなら、そうと言ってくれればいいのに。道理で新郎は余裕かまして持っていたわけだ。ドキドキし損のごまなのだった。

98 3/7(土) 「ごま、タキシードの着方に迷う」の巻

 以前タキシードを作ってそれを取りに行くときに、ネクタイやベストといった小物を買う予定でいたのだが、たまたま担当のお兄さんは留守だったし、その時には新製品はまだ入荷されていないようであったので、今日改めて小物類を買いに行った。

 タキシードの小物というと、やはりベストとネクタイとポケットチーフの三点だが、これを選ぶのは意外に楽しい。前々から略礼装だとブラックスーツに白系のネクタイで、変化がなくてつまらないと思っていたのだ。あれこれ迷って、カマーバンドと蝶ネクタイのセットと別にカマーバンドとクロスタイとチーフがセットになっているものを買った。

 家に帰った後、明日早速友達の結婚式に出席するので(式から二次会まで)、試着してみることにした。別にはしゃいで着たわけではなく、初めて着るので明日の朝慌てないように、ということだ。まず、立衿シャツを着てみる。早速カフスを通すのが面倒くさいということを発見した。シャツは二枚持っていてもう一枚はカフスがいらないものなので、明日はそっちを着ることにした。(ちょっとフォーマル度が下がるが、まぁ気にするほどではないだろう。)

 次にズボンにサスペンダーをつけて履く。これはなんの問題はない。その次はカマーバンドだが、さてどっちが上だかわからない。(笑)ふぅむと思い裏をみるとブランド名が入っていたので、それで上を決めた。(笑)でも後の留め具をつけるのはちょっと大変。女の子はブラジャーするの大変なんだと気付いたことは収穫だった。むやみに外すものではないですね。(爆)

 さて蝶ネクタイ。演奏会などで何度かつけたことがあるので問題なしなのだが、一つ疑問が沸き上がった。それは、立衿は果たしてネクタイの上に持ってくるものなのか、下に持ってくるものなのか、ということ。位置関係ではかなり微妙なところであるが、たぶん下に持ってくるんだろうなぁ…。

 一番悩んだのがクロスタイだ。これまた、どっちが上なのかよくわからない。クロスしたときの形が違うので、見ればわかると思っていたのだが、いざやってみるとどっちもありそうな気がしてくる。(笑)でも、たまたまクロスタイをしている写真を持っていたのを思い出したので、それを参考にすることにした。あと、同じ長さでクロスしてちゃんと中心にピンを置く為には、おっきな鏡がないとうまく行かない。私は手鏡しかないので、手探りでやってもちろん真ん中に来ない。便所に行けば鏡があるのだけれど…。

 最後は、ポケットチーフ。これまた簡単そうで難しい。まぁなんだかんだと、小一時間ほど格闘していた。いやぁ今日試しに着ておいて大正解!明日の朝こんなことやっていたらスーパー焦りまくりで、変なカッコして出てくところだったであろう。

98 3/6(金) 「ごま、くろちゃんをしゃぶしゃぶに連れていく」の巻

 今日も懲りずに定時後くろちゃんと家具を見に行った。その帰り、くろちゃんはしゃぶしゃぶを食べたことがないというので、しゃぶしゃぶを食べることにした。会社の近辺には「ろんろん亭」というファミレスのようなリーズナブルなしゃぶしゃぶ屋がたくさんあるので、家具屋から近い「ろんろん亭」に行った。

 「ろんろん亭」は会社は入りたての若い頃よく行っていたのだが、最近はとんとご無沙汰している。たぶん二〜三年ぶりだ。あのころは食べ放題コースを頼んで、狂ったようにお替りをしていたものだ。最近は知らないが昔の「ろんろん亭」では、食べ放題コースを頼むと、最初の二皿位までは割と良い肉がでて、そのうちどんどん質が落ちて、更に頼むとまた良い肉が出るというデータがあった。(あくまで独自調査)そこで、「今日は二回りを目指すぞ!」とか目標を定めて気合いを入れて行っていた。今思うとあほなはなしではある。(笑)

 久しぶりに来てみたら、コンロは電磁調理器になっているし、メニューも一新されていた。(まぁ数年ぶりなら当たり前である。)とりあえず、上牛ロースお替り自由フルコースってのを二つ頼んだ。くろちゃんは食べたことがないので、まず食べ方を教えてあげた。

 たれは昔と変らずポン酢、エスニックだれ、ごまだれの三種類だ。おっきな字で書いたけど、私はごまだれよりポン酢の方が好きである。まぁもっともしゃぶしゃぶって単調な食べ物なので、三種類のたれをそれぞれ使って、味に変化をつけないと飽きてしまう。昔のようにばか食いすることはないのだが、食べ放題となっていると無理して食べてしまうのは、貧乏性なのでしょうがないかな。(笑)おなかいっぱいで苦しいが、くろちゃんも楽しんでいたようだし、よしとする。

98 3/5(木) 「ごま、痛くない親知らずがうずく、ふたたび」の巻

 昨日の日記を読んで「先輩は一体どうなったのでしょうか?」という問い合わせのメールをいくつか頂いたので、今日は昨日の続きである。先輩は予告通り午前半休を取って、午後から出社してきた。見るとマスクをして案の定やつれている。(ただ、この先輩は花粉症なのでこの季節はずっとマスクをしている。)おりをみて早速話を聞いてみることにした。先輩に「で、どうでした?」と聞くと、周りの人がさっと寄ってきた。みんな話を聞きたいらしい。以下先輩の話…。

 まず、麻酔をかけられた。医者がメスの先でたたいて「麻酔効いてる?」と聞いてきたので、「大丈夫です。」と答えるやいなやびしばしとメスで切られた。作業は歯をのこぎりで半分に切って取り出すのだが、麻酔はよく効いていて痛くはなかった。ただ…、振動が骨を伝わって頭に響くんだよねぇ。気分悪くてしょうがなかったよ。(そっそっそうなんだよねぇ。あの振動は絶えがたい…。なんつうか"♪シェィクシェィクぶひぃ〜な胸騒ぎ"といったところであろうか。)

 で、手術自体は頭に響いた程度でどうってことなかったんだけど、出血がなかなか止まらなくて苦労した。止血は脱脂綿を患部にあてて噛んでおくんだけど、傷口が痛くて噛んでられなかったから、全然止まらなかった。口の中が鉄臭くてやなかんじだった。(そう、私も鼻血が出た後、口が鉄臭くなるよ。)

 医者に、麻酔が切れてから患部以外に口が開かなくなったり咽喉が痛くなったりすると言われていたが、口の方はまぁ開くんだけど咽喉が痛くて辛かった。もちろん患部は痛いので、痛み止めの薬を飲まなきゃいけないんだけど、薬を飲む前になにか食べておかないと胃が荒れるらしい。でも、咽喉が痛くてとても普通には食べれない。結局お粥をなんとか食べて薬を飲んだら大分痛みが和らいできた。(あの痛さってのは、猛烈に痛いってのじゃなくて、真綿で首を絞められたような感じで痛くて、すごいいらいらするんだよねぇ。あぁぁ〜あの時の感触を思い出したぞ…、また痛くない歯が痛みだしてきた。(笑)

 結局昨日から、お粥とかヨーグルトとか流動食っつうか離乳食っつうか、ろくなものを食べていなくて辛い。ビール飲めばカロリー取れるんだけど、医者に酒はだめだって言われたよ。(当たり前です。)もう腹へって死にそうかも…。ただ、今日は花粉が飛んでいないからその点はラッキーだったよ。(確かに…、これで、眼と鼻がいかれてくしゃみでもしたら…、想像するだけで辛すぎますな。)

 だそうな。ビールはやめませう…。私、昔歯医者でかなりハードな治療をした後宴会に出たら、患部がどっくんどっくんして、もはや宴会どころではなかった。もう絶対歯医者の後は酒は飲まないって心に誓ったのだ。最後に、「結局医者の腕はよかったんですか?」と聞いたら「もはやヤブとかうまいとか全然わからないけど、なんかだまされているような気がする。」だって。土曜日には、抜糸が待っているそうである。

98 3/4(水) 「ごま、痛くない親知らずがうずく」の巻

 聞いたところによると、会社の先輩が午後から半休を取って親知らずを抜きに行くらしい…。なんでも、下の奥の親知らずが横になっていて、他の歯に悪影響を及ぼしているので、抜くことになったようだ。その歯は埋まっているので切開しないとだめで、普通の歯医者さんでは出来なくて、某大学病院に行かないといけないそうだ。

 私はその大学病院に勤めている人を知っていて、前にその人から「うちの病院の歯医者はいまひとつ評判が悪くて、同じ病院内なら安く診察を受けることが出来るけど、私は行く気がしない。」と聞いていた。最初に抜歯するって話を聞いたとき、上の話をして「他にしたら?」と勧めたのだが、「もう予約も入れたし、第一ここらへんじゃあそこしか出来ないらしいからしょうがない。」としょげていた。こんなことなら、ヤブかも…なんて言わなきゃよかった、可哀想なことをした。

 昼休みになって、さぁ行くっていう段になったら、周りの人達が「下の親知らずは痛い…。私が抜いたときは…。」と詳しく状況を教えてあげていた。痛くて不幸な体験のはずなのに、なぜかみんな自慢げに(しかもリアルに)話をしていた。どの話も痛そうで、先輩は結構びびっていた。(可哀想な気もしたが、ちょっと面白かった。)私も下に横になった親知らずがあるので、人の話を聞くだけで、全然痛くないその歯が痛いような気がしてきた。

 夕方になって、先輩から「明日の午前中は経過を見るので、病院によってきます。」という電話があった。どんな具合だったか聞くと、麻酔が効いていて全然痛くなかったそうだ。少しつまらない。でも麻酔が切れた後が辛いものなので、夜どうなったかを明日聞くことにしよう。

98 3/3(火) 「ごま、今日は楽しいひな祭り」の巻

 今日はひな祭りである。んが、私は男兄弟しかいないので、ひな祭りというものがいかなるものなのか知らない。知っていることといえば、階段に赤い布をひいたものにお人形を飾っておくことと雛あられってのがあるらしいってことくらいだ。ハードはまぁ大体わかるのだが、わからないのはソフト的なことである。ソフト的なこと…つまり、お人形を飾った後一体何をするのかである。ただ飾って眺めるだけなのだろうか?どうもそうじゃない気がする…。

 さて、ひな祭りと言えばなんといっても段飾りだが、私は子供の頃からあれがうらやましいと思っていた。なんて言ってもでっかくて豪華である。お人形もたくさんいるし、菱餅とかその他もろもろ(実はその他はなんだかわからない)いろいろ並んでいて、やたらと偉そうである。端午の節句にも飾りはあるが、全然地味でつまらない。兜を段飾りしてもいいのにと思ったものだ。(従って、最近の住宅事情を反映したちっちゃいひな人形はさしてうらやましくない。)

 そういったわけで、子供の頃段飾りが欲しくて(もちろんその他にも理由はあったが)、母親に「女の子が欲しい。お姉さんを産んでくれ。」と懇願したが、あっさりと却下された。なぜ妹でなくて姉なのか…って?お姉さんは優しそうだからねぇ。(笑)そうそう、あの階段って一体何で出来ているのかな?板で組み立て式になっている?

98 3/2(月) 「ごま、お義母さんと家具を見に行く」の巻

 今日は、会社を午後半休を取って、くろちゃんとお義母さんと三人で家具屋さんに行った。実は前に二人で家具っつう奴はどんなものなのかあたりをつけるために下見に行ったことがある。(もちろん最初から買う気などはない。)その時お義母さんを誘わなかったのが、ひどく不評だったらしくそれから家具は一緒に見に行くことにしている。前は都心の家具屋に行ったのだが、私たちが下見に来た八王子の家具屋の方が種類が豊富だったので、今日はそこに行った。

 多摩センターで待ち合わせをしていたのだが、お義母さんは時間より30分以上前に来るほど気合いが入っている。見ると運動靴を履いており、聞いてみると「たくさん歩いても疲れないように」ということらしい。家具屋では、最初に婚礼家具を見ることにした。まずドレッサー。これは、くろちゃんの中に、前からこういう形のものがよいというイメージが固まっていたので、その種類の中からデザインや機能性を確認して予約した。

 次にタンス類だが、お義母さんはタンスにはことのほかこだわりがあるらしく、極めて念入りだった。かなり広い売り場を二度三度と周り、開け閉めを繰り返していた。いろいろ検討した結果、二種類候補が上がった。この二つは価格に割と差があって、お義母さんは高いほう(なんでも紀子様が持っていったものと同じらしい…)がお気に入りのようだ。くろちゃんは安いほうでも充分だという感じであった。私は、私のものが入るわけではないので、悪いけど「じゃまだよなぁ」程度しか思い入れはない。(笑)結局安いほうを予約しておいたが、あの気合いの入り方だと最終的には変るかもしれない。

 その後、ダイニングや食器棚、押入れダンス、家具調こたつ等々を見て回ったのだが、お義母さんはそれらにはさして興味がないらしく、さぁ〜っと軽く見てみただけで、どちらかというと早く帰りたいという雰囲気であった。結局、家具屋にいた時間のうち、半分以上はドレッサーと婚礼家具だった。しかし、あれだけはしゃがれると、婚礼家具はなんとかせねばなるまいと思うごまなのであった。

98 3/1(日) 「ごま、雪の中沖縄料理を食べに行く」の巻

 朝起きてみると雪が降っていた。水分の多い雪でたぶんそんなに積もる事はないだろう。さっそく日記を巡回しながらテレビを見ていると、沖縄を巡る番組を放送していた。相変わらずいいところのようである。何年か前に後輩の結婚式で沖縄を旅行していらい、とても気に入っているのだ。

 テレビを見ているうちに、久しぶりにソーキそばが食べたくなった。(まっいつものことだ)近所に沖縄料理屋があるので、お昼はそこでソーキそばを食べに行こう。あっそうそう、ソーキそばというのは沖縄そばのうえにソーキという豚をしっかり煮込んだ肉が乗っているものだ。沖縄そば独特の汁とソーキの組み合わせは絶妙だ。

 昼になると雪はみぞれに変っていた。少し雪が積もるみぞれの中、10分弱歩いて店に向かう。ちょうど12時だったのだが、さすがに今日はお客がいなかった。ソーキそばはもう決めていたので、もう一品何か頼もうかちょっと考えて、ミミガー炒めを頼むことにした。ミミガー炒めってのは、豚の耳(ミミガー)の野菜炒めだ。豚の耳って聞くと「げぇぇぇっ…」って思う人も多いだろうが、ミミガーがこりこりして意外においしい。沖縄料理は豚肉をあの手この手で頭からしっぽまでしっかり使うので、本当に感心する。

 ほどなく料理が出てくる。もう朝から待ちに待っていたので、一気に食べる。頭に思い描いていた通りの味がうれしい。大満足で部屋に帰った。

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