ありがちな日記 98年 6月前半


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98 6/15(月) 「ごま、再教育って大変」の巻 

 4月にあった事業部内の再編成で私たちのグループに3人異動でやって来た。この三人は入社5〜6年位の人達で全然別の部署にいたので再教育が必要であった。ちなみに私のいる部署はLSIの開発をしている。

 この三人の内訳は、一人は研究部門にいた人(A君とする)で、ソフトウェアのプログラミングは出来るので少し教育すればすぐにでも戦力になりそうである。二人目は営業にいた人(B君)で、もともとは技術系だったらしい。かなり入社2年目位から営業に回ったので、彼は時間をかける必要がありそうだ。最後の一人(C君)は品質管理の部門から回ってきた人だ。彼もB君と同様に段階を踏んで教育しなければならない。

 私のいる4人のチームでは、このうちC君を預かることになった。C君の当面の課題は、LSIの記述言語をマスターして回路設計ができるようになることだ。たまたま私たちのチームでもある記述言語を勉強しようと言っていたので、4月から勉強会を開いてその言語を学んできた。私たちのチームの人は、開発経験も豊富だし他の言語は扱えるので、言語の文法と開発環境さえ理解すれば割とすぐにマスター出来る。

 C君はそうはいかないので、チームリーダーのIさんがきめ細かく課題を与えている。私たちも言語でわからないことがあったらC君に聞く事になっている。特に私は結婚式やら新婚旅行で勉強が遅れていたので、C君の生徒になっていろいろ教えてもらって欲しいと言われている。今日も私は記述手法でわからない事があったので、C君に聞くことにした。実は聞く前に自分で解決してしまったのだが(まぁいつもそうなんだけど)、C君が知っている事ならそれはそれでいいし、知らなければ彼にも勉強になるだろう。

 ところでC君は一つづつ物事を解決していかないと次に進めないちょっと応用力に欠けるタイプだ。教えて貰う時も質問する側できちんと問題点までの説明をしないといけない。ちょっと手を抜いて説明するとあっという間に全然関係ないところで詰まってしまうので、質問するのにも体力がいる。今日はなんとか問題点まで引っ掛からずに持っていくことが出来た。肝心の聞きたいことは、C君も知らなかった事らしい。

 彼はかなり考えていたがあまり私の質問に手間取っていると、Iさんの課題にも影響が出てくるので、私がいくつかヒントを出して答えの方に誘導した。「おまえそこまで知ってるなら私に聞くんじゃねぇ」と彼は思わないのかなぁ。(笑)なかなか答えを思いついてくれないので、ちょっと困ってしまったが、やっと理解して貰えたようだ。それにしてもIさん偉いなぁと本当に感心した。私はあんなに根気よくは出来ないだろう。

98 6/14(日) 「ごま、県音楽堂で歌う&日本代表初陣の感想」の巻 

 今日は神奈川県の合唱祭があった。合唱祭というのは、県の合唱連盟に加盟している団体のお祭りで(う〜んそのまんま)、各団体にはそれぞれ一定の時間を割り当てられて(確か7分か8分)、ホールで歌うことができる。

 私が学生だった頃は、二日間に渡って行われていたが、今年は三日間かけて行われている。そう、神奈川県は合唱団がむちゃくちゃ多いのだ。しかも、去年は四日でやっていたのを、団体が減った訳でもないのに三日に詰め込んでしまったので、かなりハードなスケジュールになっている。場所は県音楽堂というホールでこのホールは古いし客席数は1000人程度でそんなに大きくないが、とても響きがよくて個人的にはとても気に入っているホールだ。うちのような弱小団体では、こういうホールでは歌うことがそうそう出来ないので、合唱祭は割と楽しみにしている。

 ところで、合唱祭はブロック制というのが敷かれていて、一日を4つのブロックに分けて自分のブロックの他の団体のステージは聴かなければならないことになっている。(着替えとかリハーサルは聴けないけど)まぁ意図的には、ステージで歌うのに観客席にお客がいたほうが歌っていて楽しいだろうというのと、他の団体の曲も聴きましょうということだ。

 合唱連盟に加盟していればどんな団体も参加できるので、うまい団体もあればそうでない団体もある。うまくても下手でも他の団体を聴くのはそれなりに勉強になるものだ。それで、自分たちの演奏前に他団体のステージを聴いていたのだが、この団体は凄かった。う〜んなんというか、上がりきれず下がりきれず揃わず震えるというか…。まぁとにかく再現不能の和音とか聴かされると背筋がぞくぞくするし、かなり辛いものがあった。せっかくステージに乗るのだからもうちょっと練習して欲しいなぁ。

 そんなこんなで自分たちのステージの番になった。今回は一曲だけだしそれも数週間前にやったコンサートでやった曲なので、お気楽ムードだ。力まず歌えたのがよかったのか、前のコンサートよりは全体的にうまく歌えたような気がする。

 私たちは最後の組だったので、合唱祭の最後まで聴いていなければならない。最後の団体は私が学生の時に所属していた合唱団だ。でも聴いていて悲しくなってしまった。人数は私たちの時の三分の一位だし、技術的にもうまくない。まぁ大学生らしくさわやかに歌ったのは好感もてたけど…。

 終わったのは8時30分位で、猛ダッシュで家に帰った。帰り着いてテレビをつけると日本代表の試合が既に始まっていて、前半3分すぎだった。個人的な感想を先に書くと、「よくやったんじゃない?」である。スコアは1−0で惜しかったという見方もあるだろうけど、私は全然惜しい試合だったとは思わなかった。完敗だと思う。でも、あれでよく1失点で済んだものだよ。なんといっても堂々と戦っていたのが好感が持てる。相変わらず決定力がないのとイエローたくさん貰ったのは痛かったけどね。とにかく次回のクロアチア戦も頑張って欲しい。

98 6/13(土) 「ごま、うれしはずかし新居お披露目パーティ」の巻 

 今日は合唱団の人々が家に遊びに来た。うれしはずかし新居お披露目パーティというわけだ。新居には、先週のMくんを始め今まで何人か人が来ているが、くろちゃんもいて大勢の人がくるというのは今回が初めてだ。

 くろちゃんは昨日のうちから料理を仕込んでいて、途中人数が増えたのに素早く対応してさすがだった。作った料理は、「蒸しナスの辛味じょうゆかけ」「オニオングラタンスープ」「かぼちゃのミルク煮」「カツオのたたきカルパッチョ風」「ジャガイモと牛肉の重ね焼き」「キャベツと豚肉のラップ煮」「さつま揚げとレタスのごまマヨネーズ」「スタッフド・チキン」「ミートスパゲッティ」「マドレーヌ」「タピオカミルク」だ。

 私が作ったのはいつものように「スタッフド・チキン」だけで、後は全部くろちゃんが作った。くろちゃんの作った料理はどれも手がかかっている。例えば「オニオングラタンスープ」は、オニオンのスープを作るのが大変なのに、そのスープの上にフランスパンとチーズをのせてオーブンにかける凝った料理だった。いやぁくろさま凄いっす。ちなみに私の作った「スタッフド・チキン」はダッジ・オーブンがあれば、料理とは言えないくらいの簡単料理だ。

 お客さんには「4時以降ならいつでもいいよ。」と言ってあったのだが、結構くる時間がみんなばらばらだった。「何時頃きてね。」という方がいいのかな?あんまりばらばらになると、料理を出すタイミングが難しいんだよね。部屋を見せたりおしゃべりしたりして、結局10時頃まで盛り上がった。田舎のものだから、あまり遅くなるとバスが無くなるんだよね。お客が来ると楽しいので、今後またやろうかなと思う。

98 6/12(金) 「ごま、ラッキョウ止らず…」の巻 

 結婚してから実家からいろいろな物が届くようになった。独身だったときはまずめったに物など送ってこなかったのにである。それは、たぶん新婚さんが物珍しいというのと、社宅にはキッチンがあるからであろう。うちの実家だけではなく、くろちゃんの実家からもみかんとか送られてくるので、うちはもらい物が一杯あるのだ。

 つい先日も実家から自家製の味噌(いわゆる手前みそ?←ちょっと違うか。(笑))とか、自家製のラッキョウとかが送られてきた。ところが、このラッキョウうまいのだ。昔からラッキョウは実家にあったが、私自身にはそれほどラッキョウに思い入れがある訳ではないので、このラッキョウは純粋に私の口にあったのだろう。(おふくろの味とかそういうんじゃないということ。)

 あんまりうまいので夕食の時ばりばり食べていたら、くろちゃんから「いけません。ラッキョウ食べ過ぎです。」とストップが入ってしまった。さすが栄養士、厳しいっす。(笑)でも、そこで止められなかったら、無くなるまで猿のように食べ続けていたであろう。ええ、確実に。

 食べ物の中には食べだすと止らなくなるものがある。有名どころではなんといっても「カッパえびせん」だろう。私の中では、ピーナッツとかラッキョウがそうである。ラッキョウとか最初の一個食べるまでは、結構どうしようか悩んだりもするのだけど、一個食べてしまうともう止められない。ただ、ラッキョウは食べ過ぎると副作用が臭いので、後で後悔することが多いのだ。

98 6/11(木) 「ごま、W杯始まる。なぜか地味なチームを応援してしまう性」の巻 

 昨日の日記は、思いっきり愛子おくさまとバッティングしてましたねぇ。(笑)まぁそういう芸の持ち主は何処にでもいるのでしょう。ええ、大学の時の宴会芸なぞエイトマンとかキングコングなんてのはかわいいもので、もっとえぐいのがたくさんあった…。よねたむようさま。もちろんこんなところではとても書けない。(笑)

 ところで本題。ワールドカップが始まった。私の応援するチームは日本はもちろんなのだが、特にオーストリアを応援する予定だ。まっ理由は簡単で、新婚旅行でウィーンに行って以来、オーストリアは大のお気に入りだからである。今回は日本の試合は観なくてもオーストリアの試合は無理してでも全部見るつもりでいるのだ。(というか日本の試合はもうドキドキしちゃって、身体に悪いんだよね。)

 さて、オーストリアは予選B組で、同じ組にはイタリア、カメルーン、チリがいる。かなり厳しい組だが、日本よりは予選突破の可能性が高いことだけは間違いない。とりあえず、さっそく今日(というか明日の早朝)カメルーンと戦う。カメルーンといえば、ガンバにいるエムボマがいるチームだが、ここに勝てれば予選突破も夢ではないだろう。

 このオーストリアってチームがどんなチームかというと、高い組織力でとにかく堅い守りのチームであるらしい。得点力は今一でまぁ地味で堅実なチームと言ったところだ。しかも、30歳代がスタメンに8人もいるっつう(^^;;)、えらい渋いチームのようだ。(おっちゃんくさいともいう…。)

 しかし、私はどうもこういう地味なチームを応援するのが好きなようだ。というか、応援しているチームはどれもこれも地味でどっちかというと弱いチームが多い。(オーストリアは決して弱くはないが…)

 野球では、横浜ベイスターズを応援している。ベイスターズは、今年は去年二位になったしそれに佐々木さまがいるからかなり注目されているが、ちょっと前まではスポーツニュースや新聞でもちょっとしか扱われなかった万年Bクラスの弱小&ド地味なチームだ。一昨年くらいまでは私も年間20〜30試合球場に出かけて観ていたのだが、観に行くとやたらと負けるので、最近は控えている。(そういえば、今年はまだ一試合も観に行っていない…。)

 NBAならダラス・マーベリクスというウルトラ弱小チームを応援している。このチームは弱い。本当に弱い。3〜4年前ダラスに出張で行ったとき、オフィシャルグッズを買いにスポーツ用品屋で会計をしていたら、店員のおねえちゃんに「あんた本当にマーベリクスのものを買うのか?カーボウイズのと間違ってない?」と聞かれたので、「これでいいんじゃ!ワシはマーベリクスが好きなんじゃぁ!」と行ったら「あんた日本人か?あんたいい人だ。」と言われてきつい握手をされたくらいだ。(笑)

 この時買ったマーベリクスの帽子をかぶって助かったこともある。サンフランシスコのとあるトイレで、黒人のお兄ちゃん二人に囲まれたとき、お兄ちゃんが帽子を見て引いたのだ。(笑)あまりゲンが悪いので、魔よけにも使えるって訳だ。

 NHL(アイスホッケ)では、シャークスというチームを応援している。このチームも弱い。ただ、アメリカ人はサメが異様に好きで、グッズだけは売れているらしい。(そういう点では地味ではないかも…)別に地味なのをわざわざ選んでいるわけではないんだけど…。とにかくオーストリアには頑張って頂いて、是非予選を突破していただきたいなぁ。

追記:

 結局、観てしまいました。カメルーンが後半個人技でリードしたが、オーストリアは三人を一度に交代するかけに出て土壇場の46分過ぎにコーナーキックから同点ゴールで1-1の引き分け。イタリア−チリも引き分けだったので、B組は混戦模様になった。オーストリアは噂通り守備力の高い渋いチームだった。選手の名前と顔も大体覚えたので、次の試合が楽しみである。

98 6/10(水) 「ごま、エイトマンっつうとなぜか宴会芸」の巻 

 夕方頃つらつら〜っと人様の日記を読んでいると、ほりうちさんとかかやすがさんがエイトマンの話をしていた。エイトマンかぁ…、私はエイトマンと聞くとなぜか、このひとを思い出してしまう。このお方は以前にも書いたことがあるが、私の大学の時のサークルの後輩なのだ。

 別にたむようさんがエイトマンに似ているって訳ではない。んでは、なぜたむようさんが思い浮かぶかというと、このお方はエイトマンの歌に合わせて踊るという宴会芸を持っていたのだ。私はこのエイトマン踊りがとても気に入っていたので、エイトマンと聞くと条件反射的にあの踊りが目に浮かぶのだ。(う〜んあまりいいことでは無いかも知れない。)

 特に「♪弾よりも速く〜」のところが本当に弾より速そうに踊ってくれて、大のお気に入りなのである。(しかし、私がやっても演技力なしで全然だめである。)いやぁ〜またみたいなぁ。でも、二次会の時はいいです。(笑)

 とここまで書いてふと思った。「あれ?でもあの踊りってたむようさんだったかなぁ?」何しろ十年位前のことなので、記憶が定かでない。似たような顔の先輩が踊ってたような気がするし、たむようさんも踊れたような気がする。それにたむようさんは「キングコング」を踊っていた記憶もある。(これはこれでなかなか面白い)それとも両方できたっけ?ほんとのところを教えてください。>たむようさん。しばらく悩みそうだから。(笑)

 一つ確かなのは、たむようさんは「ライオンの口」という宴会芸は持っていたということである。とにかく、芸達者だったのだ。(のろ系で見てみたい人は直接お願いしてください。)まっそういうわけで、エイトマンで昔のことをいろいろ思い出したぞってのが今日の日記なのだ。

98 6/9(火) 「ごま、二人で大貧民をする。意外に盛り上がる。」の巻 

 今日は段ボール回収の日だったのだが、私は朝早く会社に行ったので、くろちゃん一人に段ボールを出させてしまった。引っ越ししたときの段ボール全部というとものすごい量なので、大変申し訳ないとかなり反省している。それで夕方トイザラスに行く用事があったので、ついでにぷーさんグッズ(クッキーだとかクリップとかペンケースなど)をたくさん買って、ご機嫌取りをすることにした。くろちゃんは、くまのプーさんが大好きなのだ。

 ご機嫌取りは大成功だったようだ。ところで、なんでトイザラスに行ったかと言うと、パーティで使うトランプを買うためなのだ。せっかくトランプを買ったことだし、さっそく遊ぼうという事になった。すると、くろちゃんはポーカーを知らないという…。なに?ポーカーを知らない?一番メジャーなトランプゲームじゃないか…。

 そういう訳で、くろちゃんにポーカーを教えてあげた。二人でやってみたがいまひとつ盛り上がりにかけた。まぁ教えながらだからしょうがないところだ。ポーカーはすぐ飽きちゃったので、大貧民を二人でやることにした。

 二人でやってもつまらんだろうっと思う人も多いだろう。確かに、二人で完全にカードを分け合うと、相手が何を持っているかばればれなので全然面白くない。そこで、カードを三人か四人分配って、その中からカードを選ぶという方法を取ってみた。そうすると、相手が何持っているかわからない。完全とは行かないけど、かなり近い雰囲気で出来る。それに二人でカードの交換をやると、対象が絞られるので通常の大貧民より燃えるということがわかった。

98 6/8(月) 「ごま、はぁとのお弁当」の巻 

 先週弁当の話を書いたが、今日お弁当箱を開けたらご飯の上に桜デンブではぁとマークが描かれていた。残念ながら今日は朝から一人で実験室にこもっていてそのまま弁当を食べたので、みんなに見せびらかすことは出来なかった。(笑)一度閉じて居室まで弁当箱を持って行こうかとも考えたが、階が違っていて遠いのに、見せるためだけにわざわざ持っていくのってあまりにあほなのでやめた。

 実は、はぁとマークの弁当はこれが最初ではない。くろちゃんがその日の日記を読んで、次の日(先週の木曜日)に張り切ってはぁとマークを作ったのだ。その時の弁当のフタには、「こっちを上にして開けてね。」というポストイットが貼ってあって、その時は「中身が結構詰まっていてこっちから開けないとなにか問題あるのかな?」と思ったのだが、開けてみると別段中身が詰まっているわけでも、漏れやすいような物でもなかったので、一体あのポストイットはなんだったのか不思議に思ったのだ。

 ところが家に帰ってみると、くろちゃんが「お弁当見た?」と聞くので、「ポストイット貼ってあったね。そっちから開けたけど、別に中身漏れたりはしてなかったよ。」と言ったら、「そうじゃなくて、はぁとマークには気付かなかったの?」と言われた。そうかポストイットははぁとマークの上下だったのだ。

 しかしその弁当にははぁとマークはなかったのだ。くろちゃんによるとゆかりでご飯の上にマークを描いたらしいのだが、私が見たときにはただの丸だった。確かに、「このフリカケなんで、真ん中だけに集中しているのかな?」と不思議には思ったが、あれはどう見ても「丸」で「はぁと」ではなかったのだ。

 くろちゃんはこのことが悔しかったらしく、今日の弁当は秘かにわざわざ桜デンブを買ってくるくらいの熱の入れようだ。気合いが乗り移ったのか、単に通勤するときの揺れが少なかったからなのかはわからないが、今回は確かにはっきりとマークが確認できた。帰ってからそのことを報告すると、くろちゃんはうれしそうであった。(笑)あ〜またこんなことを書いてしまった。夜久さんにあきれられそうである。(まっ、どうせ読んでないだろうからいいけど。(笑))

98 6/7(日) 「ごま、散髪屋を開拓する」の巻 

 一週間ほど前から前髪がうっとおしくてしょうがなかったので、髪を切りに行くことにした。前は武蔵新城の駅近くの散髪屋さんに行っていたのだが、さすがに町田からそこまでわざわざ行くのも大変なので、町田近辺で新規開拓をすることにした。

 曇りがちな空模様だったが雨は降らない気がしたので、くろちゃんのちゃりんこで付近探索を兼ねて出かけた。ところが町田駅の近辺に来てみたが、あまり目ぼしい散髪屋がない。それで気付いたことは、このあたりはカット1500円とかそういう感じのディスカウントなお店がやけに多いということだ。

 私の家は理容・美容一族なので、そういうディスカウントなお店というのは、どうにも抵抗がある。別に下手という訳でもないのだろうが、そういうお店はまだ成り立ての理容師さんとかを大量に雇って、人件費を抑えていたり、技術より料金で客寄せというイメージがあるからなのだけれど。(誤解はあるかもしれないが。)

 そんなわけで自転車を走らせながら散髪屋の目印のあのくるくるを見つけては、外から店の様子をうかがって、物色したのだ。私の注目するポイントは、店内の明るさ&小奇麗さ、店員さんが30前後位の中堅どころの人が実際に作業していること(まぁ歳が近い人の方が何かとやりやすいし、この年代の人が一番技術的に安定していることが多いから)、客の待ち具合と客層(あまり流行っていないのも困る)というところだ。まぁ誰でも同じようなものかもしれない。

 小一時間も探しただろうか、やっと私の好みに合いそうな店を見つけたので、さっさと入った。待ち番は三番目だ。マンガを見ながらさらに小一時間待つとやっと順番が回ってきた。担当の理容師さんは私より一つか二つ年下位の人で、手際も良いし話も面白い人だった。私の経験では、髪を切る時にリズムが感じられる人は腕がいいのだが、この人は技術に対する探求心もまだまだあって、とても気に入った。

 シャンプーは別の人だったのだが、この店では前でも後でもシャンプーができるらしい。両方出来る店っていうのは初めてだったが、私は別にどっちだっていいので、前かがみで洗ってもらった。シャンプーの後からのマッサージや顔剃りが散髪屋のおいしいところだ。マッサージもうまいし、いやぁまさに極楽。とても気持ちがいい。この店はどうやら大当たりなので、今度からはここに通うことにしよう。

98 6/6(土) 「ごま、二次会の打ち合わせをする」の巻 

 昨日の日記にも書いた通り、今日はMくんと二次会の打ち合わせをした。Mくんは1時すぎに登場。早速昼食になった。メニューは昨日から仕込んで置いたカレーとチャパティ、サラダにスープにラッシーだ。カレーはそれなりにインド風にはなっていたので、まぁまぁ成功かな。とりあえず、Mくんには満足してようである。

 食事の後、二次会のスケジュールを相談した。大まかなスケジュールは幹事の小島ちゃんと決めてあるので、それに沿ってもう一度練り直したのだ。特にゲームの段取りとかはちゃんと決めておかないと当日慌てるのだ。

 Mくんとの段取りはついたら、三人で六本木の会場に出かけた。今日は会場の人とも打ち合わせをすることになっているのだ。基本的なスケジュールはほとんど決まっているので、打ち合わせも順調に進んだ。家での打ち合わせで出ていた問題点(ゲームする時のスペースとか支払い方法とか)も大体解決したので、ホッと一息という感じだ。後は、結局何人くらい集まるかということだ。

 打ち合わせも終わったので、せっかくだからそのまま店でライブを聞いて帰った。やはりライブは楽しい。今日は帰ったのも遅かったし疲れたので、ウルトラ手抜き日記なのだ。ははは…。

98 6/5(金) 「ごま、くろちゃんとカレーを作る」の巻 

 明日二次会の打ち合わせでMくんがお昼に来ることになっている。最初くろちゃんは料理出すのが恥ずかしいから、2時か3時頃にして欲しいと言っていたのだが、どうせいつかは誰か食べに来るんだし、くろちゃん料理うまいし問題なしと言い聞かせてお昼に来てもらうことにしたのだ。その方が私も都合がいいし。

 それで昨日からメニューは何にしようか考えていたのだが、Mくんのキャラクターはやっぱりインドから中近東、トルコってイメージなので(笑)、それなら「カレー&ナン」だねっつうことになった。(う〜ん、いいのか?)最初ナンって言っていたのだが、チャパティしか作り方がわからなかったので、チャパティにした。

 会社帰りにスーパーに寄って家に材料は何が足りないか電話した。すると、カレー粉と生姜と薬味(ラッキョウとかピクルス)を買えばいいというので、言われる通り買って帰った。帰ってから、さぁ一緒にカレーを作りましょうかという段階にきて、タマネギがちょっと足りないことに気がついた。さらにトマトとか牛乳とかヨーグルトとか(牛乳とヨーグルトはラッシーを作るため)いろいろ足りないものがあったのだ。しょうがないので、もう一度買い出しに行くことにした。

 帰ってきてから一緒にカレーを作る。一緒にちゃんと料理するのはこれが初めてだ。まぁカレーだったら私も手伝えるし。とりあえず、タマネギのみじん切りが最初の作業だ。実はお昼にくろちゃんがタマネギを炒めていたので、足りない分を追加するのだ。最初くろちゃんが半分をみじん切りにしたのだが、あまり手つきがいいので、残り半分を私がするのは恥ずかしくなった。それでもやっていたのだが、涙ぼろぼろになって交代したので、結局役立たずだった。(笑)わかっていたとはいえ情けない。

 これじゃああんまりなので、くろちゃんが他の材料を仕込んでいる間、タマネギ炒めを延々やっていた。一時間位炒めたらきつね色でいい感じになったので、鶏肉をターメリックを絡めて炒めて、その残り油でもう一度タマネギを炒め油がなじんだら他の材料を炒め、水を加えて煮込む。もうここまで来たら後は焦げないようにするだけでいい。でもとりあえず出来たけど、まだ食べてなかったりする。(笑)香りはおいしそうなんだけどねぇ。

98 6/4(木) 「ごま、なんか寒いなぁ…。くろちゃんのり巻き」の巻 

 前に書いたが我が家の寝室は狭い。あの時は、タンスと平行に布団を敷いていたのだがそれだと二組敷いたとき真ん中で重なっていたので、最近90度ずらした位置に敷いている。こうすると、一組は完全に敷くことが出来るのだが、もう一組はタンスにかかるので少し曲げないと敷けない。それで毎日同じ布団を折り曲げるのは嫌なので、交互に布団を入れ替えて敷くようにしている。

 従って、寝る場所も交互に交代しているのだ。ただ、くろちゃんは折り曲げたほうの布団でも問題なく寝れるのだが、私は本当にぎりぎりで、タンスと押入れのつっかえ棒みたいな状態になってしまう。だから、私が曲げた布団で寝るときはくろちゃんの布団に寄って寝ている。(それなら長いほうでいつも寝ればいいじゃんといわれそうだが、交代するのも面白いからいいのだ。)

 昨日は私が狭い方の布団の番だった。だから、くろちゃんの布団に半分入って寝ていた。くろちゃんはくっついて寝ると、私が「暑い」と言って逃げるのが嫌いだそうだ。昨日はそんなに暑くはならなそうだったので、「それなら朝までこの位置にいなかったら、もうくっついて寝ないね。」というかけをした。

 くろちゃんは布団を持って丸まって寝る癖があるので、あらかじめ自分の布団を自分に掛けておいた。これなら、くろちゃんが布団を持っていっても寒くはなかろう。ところが…、朝方どうも寒い。ぼぉ〜っと、布団を探るとなんと布団が無くなっている。もしかして、自分で反対側に転がっていったかな?と思って目を開けると、ちゃんと約束した位置で寝ていた。今日は寝相はよかったようだ。

 んで、布団は?と思ってくろちゃんの方を見ると…、くろちゃんが二人分の布団にくるまれてのり巻きになっていた。あんた…、二つともかついだんかい!そぉ〜っと自分の布団を取ろうとすると、しっかり巻き付いていて取れない。もう面倒なのであきらめてそのままもう一度寝た。朝くろちゃんに聞いたら、「どうりで暑いと思った。」と言っていた。まぁ約束は守ったのでよしとする。

98 6/3(水) 「ごま、カズが外れて大騒ぎになってますなぁ」の巻 

 昨日、カズがW杯の最終メンバーから外されたのだが、一夜あけてサッカー関連のサイトをあちこち見てみると、大騒ぎになっていたね。アジア最終予選の頃は、「カズを外せ!」という声が凄かったのだが、いざ外すと「なんではずすんじゃぁ!」と大合唱。う〜ん、そりゃ変だろう。(笑)まぁ、前はアンチカズ派が騒いで、今回はカズファンが騒いでいるのかもしれないけど。

 結局25人連れていっているのだから必ず3人は落とされる訳で、私はカズが落とされても別段驚く程のことではないと思っている。怪我していたり調子が悪かったり戦術と合わなかったりしたら落とされるのは当然だろう。そういうのがW杯の厳しさなのではないだろうか。選ぶ監督も辛いと思うよ。

 カズは今までサッカーの発展に貢献してきたからとか、どうせ日本なんて初出場で弱いんだからカズに最後の花道をとか感傷的なこと言われてもなぁ。だいたい、そんな理由で本当にカズが選ばれたとしても、カズはうれしくないだろう。ポジションは実力で奪うのがプロだから。そんな人情で選手を選んでいるようなら、日本は世界に通用するようにはなれないと思う。

 もっともカズがいてもいなくても飛躍的に戦力の差が変るとは思えない。ただ選択する姿勢は常に実力と戦略にあった選手を選んで欲しいと思う。岡田監督のコメントを聞いて、私はその選択は理にかなっているように思えた。結論はカズは現時点ではベストではないという事だ。やっぱりベストの状態で戦ってそれでどれくらい通用するかを身を持って知るべきだ。(選手や関係者もそうだし、サポータやその他の人も)そして、それをステップに強くなって欲しい。(あ〜なんか最初から負けるのを前提にしているような文だ。いやぁ勝てばうれしいです。もちろん。)

 あと、「25人連れていって3人だけ外すというのは残酷すぎる。」という意見もあったけど、いつ怪我するかわかんないし候補に上がる人はなるべくぎりぎりまで一緒に置いておくのは当たり前の気がするけどなぁ。カズときーちゃんだけ日本に返して、市川はフランスに帯同するってのは変な気もするけど。(カズときーちゃんのショックはそれほどひどかったのだろうね。)

 ほんとのことを言うと私はカズと同年代で彼の全盛期も知っていて、彼が最終予選で集中砲火を浴びていたときは、何とか復活してくれないかとずっと思っていた。でも、昔の凄さはもう戻ってこなかった…。(それを望むのは酷だとしても)だから、選ばれなかったのは残念だがしょうがないと思う。ブラジルではロマーリオがイングランドではガスコインが外された。彼らがいないのは確かに寂しいけれど、新しい天才が現れることを期待している。

98 6/2(火) 「ごま、愛妻弁当で顰蹙をかう(とほほ…)」の巻 

 お昼ご飯は、くろちゃんお手製のお弁当なのだ。いわゆる、うれしはずかし愛妻弁当ってやつだ。(いやん)実は私は子供の頃、弁当が苦手だった。同じ料理でも弁当箱に入ると食べれなくなってしまうのだ。う〜んなにが苦手なのかと考えてみると、冷めた料理と箱に入って他の料理と味やにおいが混ざるのが嫌だったのだと思う。そもそも冷やご飯がどうもだめだったから、お話にならなかったのかも。(笑)でもそれは昔の話で、最近はあまり気にならない。

 くろちゃんのお弁当は丁寧に手をかけて作ってあっていつもおいしく頂いている。でも居室で堂々と食べていると新婚だけに冷やかされるので、人がいない実験室にこもって一人悦に入って食べているのだ。ふたを開けてご飯のところがはあと型にかたどられていたら、居室に戻って見せびらかしてから食べようと思っているのだが(あんたアホか)、今のところそのようなことにはなりそうにない。(ちと残念かも…(笑))

 ところが、今日は実験室が埋まっていて実験室で食べるわけにはいかなくなってしまった。しょうがないので、人影が少なくなるころを見計らってお弁当を食べることにした。ふたを開けると、かなりにおいがきつかった。メニューは、大根の煮付けとさば味噌となにかだ。たぶんさば味噌が、においの素のようである。あまり気にせず食べてみると、料理はおいしかった。まぁうまければ何も問題なしである。

 食べた後、弁当箱を洗いに行こうとすると、後輩がやってきて「弁当の匂いきついっすねぇ。」と言われてしまった。とりあえず「そっ、そう?」とごまかしたが、昼休み終わった後、食堂から帰ってきたお偉い人に「なんだ、ここにおうぞぉ。一体食ったんだぁ?」と言われてしまった。ん〜残り香で言われるとは、やはりやばかったかも。

 家に帰ってきて、くろちゃんに「今日のお弁当おいしかったけど…、ちょっとにおいが…」といったら、ご機嫌が悪くなった。まぁ当たり前である。こんなことが続いて弁当じゃなくなっていくんだよなぁ〜、しみじみ思うごまなのだった。

98 6/1(月) 「ごま、婚姻届を提出する」の巻 

 今日はついに婚姻届を提出した。(といっても、私が提出したのではなくくろちゃんが提出したのだが)結構遅くなったのは出し惜しみしていたわけではなくて、単にずぼらだっただけだ。あと、日を待ったというのも若干あるけど。本当は先週のうちに提出するはずだったのだが、くろちゃんが縁起の良さそうな日がいいというので、大安の今日まで待ったのだ。まぁ私自身はそういうのはどうでもいいし、くろちゃんもそうらしいが、親戚筋に後でいろいろ言われるのも面倒なので、先に手を打っておいたというわけだ。

 婚姻届を提出する段になって、いろいろ揉めたらしい。私の名字は藤がつくのだが、このくさかんむりが正確には「十十」なのだ。私はその事実は知っていたのだが、面倒なのでいつもくさかんむりで書いて役所に提出している。すると役所の人が毎度赤ペンで訂正するのだ。どうせ、訂正されるからいいやと思っているのだが、今日くろちゃんにその話をしたら、「わかっているなら、正確に書きなさい。自分の名前を間違うなんて恥ずかしい。」と言われた。言われてみれば確かにその通りだね。でも、名前はいつもリズムで書いているので、役所だけ「十十」にするというのは、なかなかしんどい作業ではある。かといって、いつも「十十」にするのもなんだかなぁという気分である。

 その他にも藤の月の隣のツクリの最初の二画は、「ソ」の形を通常書く。私の戸籍でもそうなっていたのだが、役所によるとくさかんむりを「十十」にすると、そこを「ハ」の形にするのが正解らしい。役所によると以前誰かが提出したときに、書き間違えたのだろうということだった。

 それで、「藤」の文字をどうするかで揉めたのである。くろちゃんが珍しく会社に電話してきたくらいだ。選択肢は三つあって、まずかんむりを「十十」にして、ツクリを「ソ」にする(従来通り)、次にかんむりを「十十」にしてツクリを「ハ」にする、もしくは正確な「藤」と言う字にするの三つである。結局、「十十」は何か由来がありそうなので残して、ツクリを正確な「ハ」にすることにした。

 いやぁ漢字って難しい。まぁとりあえず今日から、くろちゃんと私は書類上でも夫婦になったということになる。この場合って結婚記念日はどちらにするのかな?まぁ五月三日も六月一日も大変覚えやすい日であるので、忘れて顰蹙をかうことは少ないだろう。

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