ウィーン旅行記  98年5月15日

最後の街歩き

 結局、朝二時過ぎに起きることができました。早速荷物の整理を始めることにしました。私のスーツケースにはできる限りの衣類をつめて、くろちゃんのスーツケースにはお土産や免税品その他のものを詰めました。お土産はかなりたくさん買っていたので、パッキングするは大変です。配置を色々替えて強引に詰め込みました。この作業が完全に終わったのが4時過ぎです。

 さすがに疲れたのでちょっと休憩しました。冷蔵庫には市場に行ったときにかったチーズがまだ残っていて、今日中に食べないと捨てなきゃいけなくなります。おいしいチーズなので捨てるのは勿体ないので、がんばって全部食べたらお腹が一杯になり眠くなってきました。結局ちょっと仮眠することにしました。

 7時頃になって、ウィーン最後の散歩に出かけることにしました。路面電車に乗ってフォルクス劇場の前で降り、シュピッテルベルク小路から市場が立っているナッシュマルクトにかけて歩くことにしました。この辺りは、ウィーンの庶民的なショッピングゾーンで、途中世紀末建築などが所々に建っており面白い街並みのところです。もう最後なので、街並みをビデオに撮りまくりました。

 9時になって「カフェ・モーツアルト」に戻り最後のケーキを食べました。ウィンドウに乗っている木箱が気になってしょうがないので、会計の時に中を見せてもらったら、中身は美味しそうなチョコでした。これは自分たちのお土産用に迷わず買いました。それにしても、モーツアルトの人達は最初から最後までとても親切で感じがよかったです。今度ウィーンに来ることがあったら、またここに来ることでしょう。

木彫りの天使に一目ぼれ

 まだ少し時間があったので、ケルントナー通りとグラーベンをウィンドウショッピングしました。すると、シュテファン寺院の裏にあるチェッコーニというお店でウィンドウに飾られていた木彫りの天使の像をとても気に入ってしまい欲しくなりました。ただ、値札がついていなくていくらかはわかりません。他の物を見ると、ちゃんとした手彫りの物のようで小さいものでも割と高かったので、値段を聞くのはちょっとためらわれます。

 どうしようかかなり悩んで一度はあきらめてホテルに帰ろうとしたのですが、やっぱり買って帰ろうと思い直しお店に引き返しました。店に入って値段を聞くと、買えない値段ではなかったので、思い切って買うことにしました。お店のおじさんはとても気のいい人で、「この像はカエデで出来ている。」とか、「今日フランクシナトラが死んだんだ。知っているかい?」とか話しかけてきました。免税手続きの書類も丁寧に書き方を教えてくれてありがたかったです。ウィーンで出会ったおじさんは、どの人もいい人が多かったなぁ。

 天使を買うと急いでホテルに戻りました。ホテルに着いたのは10:35で、待ち合わせは11:00だったのですが、私たちが最後だったようです。その後バスで空港まで送ってもらいました。バスからウィーンの街並みを見ると、少し寂しくなりました。またウィーンには行きたいですね。

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