ウィーン旅行記

バレエ「眠りの森の美女」

眠りの森の美女 作品66

作曲 : チャイコフスキー

あらすじ

プロローグ:洗礼式の客

 フロレスタン王とその妃は、オーロラ姫の洗礼式に、全ての妖精たちを代母として招待した。ところが、妖精カラボスだけは、不幸にして忘れられ招待されなかった。すっかり腹を立てて洗礼式に現れたカラボスは、オーロラ姫が紡ぎの針で死ぬであろうと予言する。幸いにして、まだ祝いの言葉を述べていなかったリラの妖精は、人々不幸な予言から救うため別の予言をする。それによればオーロラ姫は死ぬかわりに100年眠り続け、その後、城を訪れた王子の接吻によって眠りから目覚めるという。

第1幕:妖精の魔法

 オーロラ姫の誕生日のパーティが催され四人の王子が姫に求婚する。パーティの最中見知らぬ女性が登場し、紡ぎを中に隠した花束を姫に贈る。喜んだオーロラ姫は花束を手にして踊り、紡ぎの針で指を傷つけ、そのまま床に倒れる。見知らぬ女性がヴェールを取り去ると、それは予言の成就に勝ち誇るカラボスである。だが、彼女が立ち去ると、約束を果たすためにリラの妖精が現れる。彼女は不思議な魔法によって城の人々を深い眠りの中に沈め城を護るために周囲に鬱蒼たる森を茂らせる。

第2幕:幻の姫君

 100年の歳月が流れ若い王子が狩のために森を訪れる。ひとり森に残った王子は理想の姫君について思い巡らす。リラの妖精が現れオーロラ姫の幻を示すと、王子は姫君のもとに導くように妖精に頼む。リラの妖精は霧に沈む森を通り城の庭園へと王子を案内する。王子が眠る姫に接吻すると呪いが解け、オーロラ姫が目覚める。

第3幕:婚礼のパーティー

 オーロラ姫と王子の婚礼のパーティーに、メルヘンの世界の住人(長靴をはいた猫と白い猫、シンデレラ姫とフォーチュン王子、青い鳥とフロリーネ姫、赤頭巾と狼など)が登場し祝福の言葉を述べるともに集まった来客のために踊る。パ・ド・ドゥーでオーロラ姫と王子は、お互いの深い愛を表現する。城の人々は大きな喜びの中でパーティーはクライマックスに達しフィナーレとなる。

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