山の中腹に開発された団地の一画、北東の方向へ段状に下り、道路のある東側に180度の眺望が開ける恵まれた敷地でした。
道路との関係から、1階を眺望の方向に開く事は考えられず、2階を主生活スペースとして、東南隅にテラスを設け、南と東に大きく開口部を取っています。
テラス下の1階部分を木製格子のスクリーンで囲い、玄関前のポーチを兼ねた半ば囲われた庭としています。
1階の部屋はその庭側に開口部を設置、採光・通風と同時に道路からの視線を制御しています。
内部床は、節ありの杉厚板、壁はシックイ塗り、天井は屋根勾配に沿わせて最大限の室内空間確保し、屋根を支える松材の丸太梁を露出しています。
南と東の連続する開口部からテラスを通じて眺望の開ける外部空間へ・・・ 室内と外部はかつての日本家屋の縁側のごとくつながり、視覚的広がりに加え、光あふれる開放感いっぱいの空間ができあがりました。
テーブル・椅子・床置照明器具は、以前から所有されていた、木工房峠 /録澤壽雄氏(建主の叔父様)の作品です。
建築種別 | 住宅 |
建築用途 | 専用住宅 |
構造・規模 | 木造 2階建て |
その他 | ◇ homify 特集記事/二階リビングでゆったりと眺望を愉しむ家 |
外観 夕景
居間・食堂を外部でつなぐ2階テラス
食堂から2階テラス
玄関・土間
階段から2階食堂
寝室、窓外はアプローチ コート
浴室、壁・天井は青ヒバ
3帖和室