住いづくり Q&A

建築条件つき土地とはどんなもの?


土地売買契約+建築請負契約 がセットになったもので、「売り建て住宅」とも言われるものから、ある程度選択の自由度があるものまで、さまざまな状況のようです。

もともと土地の売買と、建築工事は独立したものですから、購入する側から見るとセットである必要は全くありません。

ではなぜセット販売なのでしょうか?

条件の良い土地を分譲することによって、工事受注を目的とするケースや、土地の短期譲渡益にかかる税負担を抑えるため土地代を低く設定し、その分を建築費や販売手数料に上乗せ等、いろいろのケースが考えられますが、共通していえるのは、建築工事が設計を含め、指定された一社(数社の中から選択のケースもあるようです)になることです。

やはり、土地と建物がセットになった不動産的商品、「建売り住宅」の変形「売り建て住宅」と考えるのが妥当なのだろうと思います。

ある程度、個別の要望を容れてくれる「建売住宅」と考えれば、納得できるものかもしれません。

一方で、こだわりをもって納得の住いづくりをしたいと考えられる方には、大きな問題のある販売形式です。
設計の自由度の問題や、建設価格の透明性が望めないことはご想像いただける通りです。