正常分子栄養学 講演記録 その2

 これは、1998年、古澤太香子先生による正常分子栄養学の講演内容を録音したテープから入力したものです。
 (この講演記録内容をリンク、引用される方は、必ず「健康が一番!」横山、までご一報ください。) 

 「健康が一番!」ホームページへ.


 ロジャー・ウイリアムスはですね、精神活動にものすごく貢献した先生です。

 ダウン症の子供たちを対象にですね、こういう葉酸とかB12とかをばんばん入れていくんですね。

 栄養をものすごく入れていくんですね。

 そうすると、ある一定量に達すると、いきなり知能指数が、“がん!”と上がるそうです。

 そこは見事だそうですね。

 普通に社会生活が送れるようになる子供たちが出たそうです。

 そのことで1971年にはイギリスのロンドンに正常生体分子精神医学協会が出来て、そこは今でも精神活動に非常に貢献をしています。

 受験生をかかえたお母さん方、勉強しろ、勉強しろと言ってもダメなんですね。

 塾行けとか行ってもダメなんですね。

 まず栄養をあげてから、そこから勝負ですね。

 頭と栄養はものすごく関係があります。

 そのように活躍された先生ですね。

 その先生が今から13年前に日本に来て講演をしました。

 その時に、色んな話をしていましたけど、まず一つは平均的日本人とアメリカ人の食生活はドッグフードよりひどい、ということ今から13年前に言っていたんですね。

 ドッグフードよりひどい!

 犬や猫が食べているものよりも絶対良い物を食べていると思っている人?

 分かりました。

 ありがとうございます。

 ドッグフードよりひどいんだそうですよ。

 今日始めてこの話を聞かれる方おられますか?

 はい、そして犬や猫が食べているより絶対良い物を食べていると思っている人?

 前におられますね。

 はい、朝は何を食べられました?

 コーヒーとパン。

 パンとサラダ。

 サラダって何ですか?

 レタスか何か?

 ああ、トマト・レタス・キャベツこんなもんね。

 ではお昼は?

 お昼はお粗末ですか?

 でも犬や猫より良い物食べているでしょう?

 時間が無かったから素麺(そうめん)?

 素麺とお魚と?

 ドッグフードとどちらが栄養があると思いますか?

 最近のドッグフード・キャットフードをご存知ですか?

 43種類のビタミン・ミネラル・アミノ酸が入っているんです。

 それと比較して、素麺のつゆにドッグフードを入れたら完璧だったですね。

 という風に、ちゃんとした物を食べているつもりかもしれませんね。

 食べているつもりかもしれない、というところで観察をしてくださいね。

 ロジャー・ウイリアムスは、ドッグフードよりひどいということを言っていました。

 そして彼が言っていたことはですね、精神病のドクターですからね、精神病の患者さんの多くがペラグラの症状があるということを言いました。

 ペラグラという病気は今はもう無いですね。

 この病気は5,60年前には、ものすごい、もう年間5万人〜10万人ていう単位で亡くなったくらい、すごく多かったわけです。

 どういう症状があるかというと、まず皮膚障害が起きるんですね。

 次に胃腸障害が起きるんですね。

 そして精神錯乱状態になって狂って死ぬという病気だったんです。

 特にこの病気が多かったのは南米とかスペインとかポルトガルとかですね。

 つまり野生のトウモロコシを主食としている国だったわけです。

 栄養学者の貢献から、この病気はビタミンB3が欠けていることが原因だというわけです。

 そして野生のトウモロコシを主食としている国ではどうしてもトリプトパン欠けるんです。

 必須アミノ酸の中のトリプトパンです。

 このトリプトパンがあれば、これが欠けていても補うことが出来るんです。

 ところがどっちも無いわけですね。

 で、減ってきて、減ってきて、死に至るわけです。

 皆さんにお聞きします。

 ビタミンは減ってきて、減ってきて無くなったらどうなると思いますか?

 体調が悪くなると思う人?

 ありがとうございます。

 死ぬと思う人?

 あ、知っていらっしゃいますね。

 ありがとうございます。

 そうなんです。

 ビタミンとか栄養が、特にビタミンが一つでもゼロになったら、必ず死ぬんだ、ということを知っておいてください。

 もう突然死、若死にが、めちゃくちゃ多い国です。

 癌で亡くなる方は年間26万人。

 癌の途中で心不全とか腎不全で亡くなったら死因は癌じゃなくなりますからね。

 こうやってみると癌の患者さんは年間30万人くらい亡くなるんですね。

 突然死はどれぐらいだと思いますか?

 こういうのが無くなって突然ぱたっと死んでしまう人は何人くらいいると思いますか?

 年間20万人いるんです。

 すごい数です。

 30代、40代、50代の突然死がものすごく多いんですね。

 こういうのが一つでも欠けたら死ぬんだということを、やはりお子さんにも伝えていく必要があるんじゃないかと思います。

 はい、ペラグラとはそういう病気だったわけですね。

 こういう病気の人に対して栄養学者が「これは栄養が欠けただけのことなんだ」という風に言うわけです。

 でB3だけをばんばん入れるんですね。

 そうするとあまりうまくいかないんです。

 他の栄養も合わせて大体40種類〜50種類の栄養をばんばん合わせて入れて入れていくんです。

 特にB群を多くして、1000倍ぐらい入れていくんですね。

 そうすると皮膚障害・胃腸障害がすごい回復をしていくわけです。

 ここがきれいになっていくと同時に精神病が良くなるわけですね。

 劇的なんだそうです。

 そこでロジャー・ウイリアムスが出した大きな結論は、まず頭というのは、精神病というのは頭に栄養が足りないだけのことなんだ、というわけです。

 もう一つは栄養というのは、単体では働かない、必ずチームで働くんだ、ということです。

 栄養が精神に関係があるということは、犯罪がめちゃくちゃ多いじゃないですか。

 首を切って校門に置いただの、子供の殺人などがすごく多いじゃないですか。

 あれ、なんで、ああいうことがあるかといいますと、勿論家族とのコミュニケーションということは重要ですけどね、それ以前に栄養が足りない、ということを見ていく必要があります。

 『栄養と犯罪行動』という本が出ています。

 ここ(精神)と、ああいう犯罪と栄養はめちゃくちゃ関係があるんだということを知っておいて欲しいと思います。

 栄養を入れていったら精神病というのは消えていったわけですね。

 何で今日この話をしたかというとペラグラという病名はすでに無くなりましたが、この症状が日本では確実に残っているんだということを皆さんに今日は見ていただきたくてこのお話をしたんです。

 じゃ、皮膚障害から見ていきますね。

 皮膚障害、アトピー・・・・・

 アトピーがすごい多い国ですよね。

 私も中学校とか高校で講演をしますけれども、アトピーのお子さんめちゃくちゃ多いですね。

 『アトピーの人!』と言うと1/4くらいはいますからね。

 生まれた時からアトピー。

 20年、30年ずっとアトピーなんて言う人もいますからね。

 私はこういう講演以外にいろんな病気の人のサポートをして、何千人か相談を受けていますけれどアトピーすごく多いですね。

 癌もすごく多いですけれども、アトピーがすごく多いですね。

 やはり生まれた時からアトピー、ずっとアトピーという方が非常に多いような感じです。

 アトピーってどういう意味か知っていますか?

 『不思議な』とか『奇妙な』という意味なんです。

 どうしてそういう名前が付いているかというと、お医者さんでも原因が判らないからそういう名前を付けるわけなんですね。

 原因が判れば『不思議な湿疹』『奇妙な湿疹』ていう名前を付けないわけです。

 原因が判らないからこういう名前が付いているわけです。

 ところが病院に行くとですね、「アトピー性湿疹ですね」と言われます。

 よく分析をしてみると、不思議な湿疹で、奇妙な湿疹で分けが判りません、て言ってるのと一緒なんです。

 ところが言われているほうも間抜けですから、「そうですか。不思議で奇妙でわからない湿疹なんですね。ありがとうございます」と帰ってくるわけですね。

 そしてわけの分からない治療が始まるわけです。

 治ることないですね。

 ずっともう、ごまかしながら何十年もたっているという人がいっぱいいますね。

 これは本当に栄養を入れていったら、1年〜1年半で湿潤が出ますね。

 皮膚・身体は全部代謝していますからね。

 皮膚も必ず入れ替わるわけですね。

 表面だけ変えて薬を塗ってもダメなんだということです。

 中からの問題なんだということなんです。

 栄養をばんばん、ばんばん摂っていくとですね、一度身体が膿みやなんかを出して解毒するんです。

 一瞬、前よりも酷くなったっていう状態になるんです。

 でもその状態を抜けないと絶対うまくいかないんです。

 解毒をして一回ぐしゃぐしゃになってから絶対皮膚が乾いてきますら、それから治るという状態になってきますね。

 ところがこのぐしゃぐしゃの状態が耐えられなくて栄養を摂ったら悪くなった、と言って止めてしまう人がいますが、逆です。

 一旦解毒をしないとうまく行かないんです。

 そして、胃腸障害。

 口から入って食道があって、胃があって腸があって、肛門までですね。

 皮膚障害というと表皮だけが皮膚障害のような見方をしますけれども、表皮だけ皮膚障害のわけではないですね。

 皮膚障害といったら、外側にある皮膚も中にある皮膚も同じですよね。

 同じ自分の皮膚ですよね。

 つながってますよね。

 ということは胃や腸が荒れてきて、胃腸障害が起きるということはあたりまえのことです。

 胃腸の中の皮膚が荒れてきたら胃腸障害なわけですよ。

 胃腸障害はめちゃくちゃに多いですね。

 世界で一番胃癌患者が多い国は日本です。

 胃癌と小児癌が世界で一番多い国は日本なんです。

 世界で一番胃薬を飲む国はどこだか知っていますか?

 日本なんですね。

 世界で一番胃薬を飲む国が世界で一番胃癌が少ないと言ったら薬の飲み甲斐がありますね。

 ところが世界で一番胃薬を飲む国が世界で一番胃癌が多いってどういうことでしょうね。

 胃薬のCMを見る度にちょっと頭にくるんです。

 『飲み過ぎ・食べ過ぎに何とか』って言うわけですよね。

 『飲み過ぎて食べ過ぎて気持ち悪いなら、飲まないで食べないでゆっくりしていてください』ってこれが節操のあるCMですよ。

 ところが『飲み過ぎて食べ過ぎて気持ち悪いのをこの薬でごまかして又飲みに行け』っていうCMですよ。

 年末年始になったらこのCMが増えるんです。

 そしてそれをそのままやるわけですよね。

 「気持ち悪い・二日酔いだ」と言いながら、薬を飲んで又翌日飲みに行くんですね。

 最近は『飲む前に飲め』って、『飲む前にごまかして飲みに行け』って言ってますね。

 そして世界で一番胃癌が多い国になっているんですよね。

 見事な話です。

 この胃薬とか、ああいうサラサラしたものの中にはアルミニウムとかが結構たくさん入っているんですね。

 専売公社の食卓塩なんかもアルミニウムが入っています。

 スライスチーズとかにも入っていますけれども、アルミニウムが脳に貯まっていくとどうなるんでしょう。

 アルツハイマー型痴呆症の原因がアルミニウムだと言われていますよね。

 栄養が十分にあればそれを解消させることが可能なんです。

 重金属を外に出すことは可能なんですね。 (こちらを参照)

 ところが栄養も足りなかったらどうなるかというと、当然脳に貯まっていくわけですね。

 「私は誰?、ここはどこ?」になっていくわけですね。

 そういうアルツハイマー型痴呆症の方も含めて世界で一番精神病患者が多い国はどこか知っていますか?

 日本なんです。

 最近すごく多くないですか、これ?

 電車なんかに乗っても、なんか変!という人必ずいます。

 危害を加えないけれども一人でぶちぶち喋っているとか。

 東京なんかすごく多いですよ。

 なんかおかしい!みたいな、特に若い子が多いですね。

 大体精神的におかしくなかったら、あんな犯罪起きないですよね。

 毎日新聞見て、必ず何か奇妙な事件がありますね。

 精神病患者が世界で一番多い国が日本です。

 世界で使われている脳の薬ですね、脳の循環還元剤とかああいう薬の半分を日本が使っているんです。

 そういう分野の人から見たら日本はきちがい国家です。

 すごい量です。

 寝たきり老人になるとだんだん惚けていきます。

 寝たきり老人が世界で一番多い国は日本です。

 寝たきりですから、外を歩いていないですから分からないですよね。

 寝たきりになったら必ず惚ける。

 薬漬けになって最後にはこうなるわけですね。

 という風にこのペラグラという名前は無いけれどもこういう病気は蔓延しているということです。

 今から精神錯乱初期症状を言いますから、自分が大丈夫かどうかちょっとチェックしてみてください。

 1. いらいらする。

 2. 集中力が無い

 3. やる気がない

 4. 何かやるのがめんどくさい。

 5. ちょいちょい忘れ物をする

 こういう症状のある方?

 はい、ありがとうございます。

 ペラグラの集団ですね。

 ここに行く前にどうしたら良いかということを今日、是非つかんで帰っていただきたいですね。

 よかったですね、いらっしゃって。

 こういう病気になるとお医者さんは体質だっていいます。

 何か調子が悪くなると殆どの病気を体質だっていう言い方をしますね。

 お医者さんを目の敵にしたような言い方をしますけれどもそうじゃないです。

 尊敬しています。

 何の意識も無いお医者さんに対して言っているんだということを知っておいてください。

 ここにお医者さんがいたらすいません。

 はい、殆どの病気を体質だって言いますね。

 NHKの健康相談を聞いていると、「糖尿なんです」「肝臓なんです」「癌なんです」というと「お母さんどうですか、おじいさんどうですか。おばあさんどうですか」と聞いて一人くらいいると、「あ、家系ですね」「糖尿の家系ですね」「高血圧の家系ですね」「体質ですね」とこうなるわけです。

 病院のお医者さんも判らない病気は殆ど体質ですねって言いますね。

 アレルギー体質・虚弱体質みんな体質ですね。

 そうすると言われてる方もですね、何か納得しますよね。

 あきらめるには最適な言葉だって言えます。

 「体質ですね」て言われたら、「そうか」て思いますものね。

 本当にこれは親からの遺伝なのか、病気は本当に体質なのか、ここのところを

今日は見ていきたいと思います。


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