京都奈良の旅日記


プロローグ

5月1日の午後になって、なんとなく家を出て車に乗り、そのまま中央高速にのって、渋滞でいけなくなったら、引き返すかな、くらいの軽い気持ちで、まずは名古屋方面に旅立った。連休中ってこともあるから、絶対どこかで渋滞に会うはず、などと思っていたのに、高速道路は全く混雑知らずで、あれよあれよという間に、名古屋まで。

名古屋から、ふとどこにいこうか迷ったけれど、結局、車の流れにのっていたら、京都方面の名神高速に入ってしまい、そのまま京都まで。そして、多少は混雑しているものの、渋滞ということはなく、そのまま、京都東で降り、宿をどうしようか、などと思っていたが、1号線にのって、京都の市街も目前というあたりで、東急インの看板が見えたので、そのまま、入る。「今晩部屋ありますか」で、「あります」といわれて、そのままチェックイン。

中央高速に乗ったのが、午後の2時で、チェックインしたのが、午後7時30分だから、途中多少SAで休憩いれたので、まあ、5時間ちょっとで東京から京都まで到着したことになる。かなり速いんではないかと。もちろん、とんでもない違反な速度で走ればもっと速いかもしれないけれど。 で、1日の夜は、ホテルで、京都風の食事をして、ねる。そして翌日起きてから、朝食をホテルで食べて、車はホテルに置いたまま、タクシーでまずは、平安神宮へ。


平安神宮


平安神宮からは歩いて、近くの南禅寺まで。途中で、傘がおちょこ状態になって、そのまま、ぶっこわれて、どうにもならないので、南禅寺近くのナンデモ屋みたいなところで、ちっちゃい傘を買う。

最初に入った庭園の写真は、結局、パソコンに転送するときにおかしくなって、消滅。30枚ちょっと。残念なことをしたと思う。


南禅寺


南禅寺の参道のあたりには、たくさんの湯豆腐の食べられる店があったので、そのうちの一つに入って、湯豆腐の定食を食べる。うーむ、おいしいというのかなんというのか、京都の料理って、これだよなーという感じがする。材料はどうでも、見せ方と、手の込んだ作り方で、高い料理にしているというか、まあよいが。

南禅寺からは、やっぱりタクシーに乗って、京都駅へ、京都駅では、TISと、JTBに入って、なんとか、奈良の南部のほうのホテル確保をということで、結局、TISでも、JTBでも、二泊連泊できる宿はなく、やっぱりこのあたりが連休中だということか。

で、結局、橿原ロイヤルホテルを一泊確保。そして、超近代的な京都駅の撮影をする。


京都駅


京都駅の撮影を終えて、お金がないので、キャッシュディスペンサーに並び、それから、駅の中の喫茶店っていうか、ドリンクコーナーで一服して、またまたタクシーでホテルへ。今日のうちに奈良にいくと運転手さんに言ったら、「鳥居はなんで鳥居っていうか知ってはります?」なんつう話になって。「あれは、やっぱり鳥がおるから鳥居らしいですなぁ。」とか。「そういえば、奈良には石上神宮いうのがありますけど、いかはりますか?あそこに鶏がおって、鶏、放し飼いなんですけど、にげるわけでもない。」とかそういう話が続く。

で、ホテルについてから、あとの一泊分を、大阪でも名古屋でもいいから、確保と思って、東急イン系列にあたってもらったが、やっぱりない。しかたがないので、そのまま奈良を目指して、出発。

渋滞。すごい渋滞。京都を出るのにかなり時間がかかり、そこから、しばらくよかったが、奈良をすぎて、橿原に向かう途中の数キロに40分以上かかった。4時過ぎに、ホテルをでて、橿原についたのが、7時30分ごろ。そして、さらにホテルの場所がわからず、迷って、携帯電話でホテルの人に電話して、場所を教えてもらい、ようやく判明。ホテルについたのは8時近かった。

で、夜は、ホテルのレストランがとんでもなく高いので、近くのちょっと凝った感じの飲み屋へ。その前に、コンビニで、良い傘を買う。昼にかった傘は、あまりにも小さくて、しょーもないので、大きめのが欲しかった。それから、本屋で、「東アジアの古代文化」を買う。ホケノ山古墳の特集があった。

で、飲み屋では、日本酒を飲みながら、地鳥料理やいろいろなものを食べる。おいしかった。日本酒もよかったし、料理もよかった。

ホテルに戻って、パソコンにデジカメのデータ転送。そのときに、パソコンがなんどとなくハングして、結局、転送し残した写真を消したりしていたら、転送し忘れたものを消してしまい、30枚ちょっとが消滅。残念なことをした。

で、寝る。

翌朝は、朝食付きなので、8時半ごろ起きて、食堂へ、バイキング形式。そして、食べてから、部屋でちょいと寛ぎ、10時過ぎに、出発。

国道169号を登って、165号に入り、そこからまた169号に入り、しばらくいくと、まずは、桜井埋蔵文化財センターが目に入った。以前も来たことがあったけど、今回はカメラで展示物を全部写してやろうということで、実際に全部写してみた。

そのあと、いよいよ箸墓古墳へ。このあたりは、二度ほど歩いているので、土地勘はある。


箸墓古墳


箸墓からは歩いてホケノ山古墳へ。とくに迷うこともなく到着。

ホケノ山古墳


ホケノ山古墳からは、箸墓に戻って、そこから、車で、169号を北上。しばらく行くと、ちょっと横道に入って、纏向小学校のほうへ。そう、ここには、纏向遺跡と初期前方後円墳である、勝山、矢塚、石塚、東田大塚の各古墳がある。

纏向遺跡近辺


さて、そこからまた、169号線にもどって、北上。

「をー、あれは古墳だ!」ということで、これぞ絶対に有名な、、崇神天皇陵とおもって、車を止めて、古墳のほうに行ってみたら、「あ、景行天皇陵だった」という感じ。どっちが先にあるか、ちゃんとチェックしていなかった。

正式名称は、渋谷向山古墳というべきかな。


渋谷向山古墳


さて、この古墳の参拝者向けの駐車場のようなところの隣にある駐車場が、うどん・そばの「まほろば」の駐車場。で、この店には、すでに二度来ているのだが、二度とも、「卑弥呼うどん」を食べていない。いつも忘れてしまう。そこで、今度こそ、卑弥呼うどんを食べることにした。シモフリ牛の薄切りの天麸羅が入っているうどん。なにが、卑弥呼なのだろうか。

ってなものを食べてから、次は、近くにあるはずの、崇神天皇陵へと向かう。 正式には、行灯山古墳かな。


行灯山古墳


さて、行灯山古墳の目の前には、イザナギ神社がある。で、そこには天神山古墳があるはず。さっそくいってみる。

イザナギ神社

そこから、あるいて黒塚古墳のほうへ。

黒塚古墳


黒塚古墳をあとにして、黒塚古墳のボランティア案内しているおばちゃんから聞いた、トレイルセンターへ。ようするに、山辺の道を歩く人達の休憩施設というべきもの。

トレイルセンター


トレイルセンターの後は、いよいよ石上神宮へ。ちょっと距離があるけれど、ま、そんなに時間はかからないとおもっていったら、比較的すぐに到着。

石上神宮


エピローグ

こうして、いよいよ、東京への帰路へとなる。午後の4時すぎ。もう、大阪いくのも名古屋いくのも止めたということで、まあ、名古屋は通るけれど、天理市からは、名阪国道25号線がある。これは単なる国道なのだが、信号が一切なく、基本的には、無料高速道路、つまり、アメリカのフリーウェイって感じ。途中から有料になって、鈴鹿峠を越えて、名古屋に至る。スピードも出ているが、あっちこっちに「ここは、一般国道、自動車専用道路。制限速度60キロ」という表示があるが、速い車は、どうみても100キロ以上の速度で、普通でも80キロ以上は出ている感じ。なかなか走っていて気持ちがよい。周りは山だし、景色もなかなか。ただ、出口が頻繁にあるので、ちょっとそのあたりが、高速道路とは違う。で、SAもあったりするから面白い。

途中若干の渋滞区間があったが、それもせいぜい1キロかそこらの短い渋滞。で、 そのまま名古屋まで入り、そこから東名高速へ入る。東名高速もどうやら渋滞はないらしい。

が、途中かなり眠くなってきた。午後の5時ごろ。そこで、SAに入り、ちょっと昼寝をする。昼寝っていうか、夕寝というか。完全に寝たわけではないが、だいぶ眠気もとれて、ダイエットコークなども飲んで目をさましつつ、それでも、途中眠くなったりしたときは、できるだけすぐにSAに入るようにして、東名をひたすら走る。夕食は、名古屋を過ぎてすぐに、上郷で、うな丼を食べた。

スピードは、最高速度を出せる状態ではなかったけれど、まあ、80キロ以上の速度で、ずっと走れる感じで、静岡あたりまで。そこからは、さらに空いてきて、最高速度で。まあ、あれよあれよというまに、東京近辺まで。インターを出たのは、12時ごろ。やっぱり8時間はかかったか。途中ずいぶんSAに頻繁に入ったので、その分遅れている。

インターを出てからは、自宅までは、20分とかからず、途中でコンビニで、買物をしてから、自宅にもどった。12時30分にはなっていなかった。


Kentaro ONIZUKA
Last modified: Wed May 9 13:53:00 JST 2001