赤太文字は、シングル作品。曲順右の番号は、私の独断おすすめベスト5
※入手性→「難or可」 この作品は、最終アルバムで彼女の思い入れもきっと強いと思うので、ファンの人は見かけたら是非入手されたし。きれいなアルバムなので持っていて損はしないと思う
ファンからすれば、待望の、しかしひっそりとリリースされた感のある、ラストアルバム。
他の4アルバムが、今でいうJ-POPカラーだとすれば、このアルバムは、芸術作品、という感も漂う。商業的には決して成功したとは言い難かったが、彼女自身は、このアルバムにアーティストとしての、創造性のエネルギーを、かなり強く注いだのではないだろうか。
この作品前に訪問したヨーロッパも、きっとこの作品づくりに、何らかの影響を与えていることと思う。
楽曲的には、あまりにも有名になってしまった彼女の彼が、強い印象を与えるが、(この歌は、元歌の恋人たちの天気図から、ぐっと歌詞が大人の女性になっていることも、魅力を引き立てている)他の歌も、あとからじわりと心に響いてくる。
後半、肩の力を抜いた感じで聴く彼女のWeekend(彼女自身の週末かな?!)、モノクロームの街、八月の優しい雨と、スローバラードが心地よくあなたの耳を癒すことだろう。
今となっては、入手は容易ではないが、手に入れたならば、改めてじっくりと(オーディオのボリュームをいつもより落とし気味にして)聴いてみてほしい。