ありがちな日記 98年10月前半


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98 10/15(木) 「くろちゃん、風邪をひく。」の巻 

 日曜日あたりからくろちゃんの調子が悪い。昨日くらいまでは咽喉が痛いと言っていたのだが、今日からは鼻にきているようである。どんどん上に上がってきているので、その次は頭が痛くなるんじゃないかなぁ。体温をはかったら37度あるらしい。私は平熱が高いので37度でも普段よりちょっと高いだけだが、くろちゃんにはたぶん辛いだろう。

 くろちゃんは、病気の時でも病院に行ったり薬を飲んだりしない方だ。まぁ私もどちらかというとそうなので、家にはあまり薬がない。こういう人は薬を飲めば劇的に効くのだが、本当に切羽詰まらないと使わないので、薬はあまり役に立たない。今回も薬は飲んでいないみたいなので、治るのには時間がかかりそうである。

 明日も明後日もその次の日も既にお出かけの予定が入っているので、早く治るとうれしいのだが…。とりあえず、明日のお出かけは残念だけど控えたほうがよさそうである。ちなみに明日は新宿のタイムズスクエアの栗フェアに出かける予定だったのだ。行くのをやめるというと残念がるだろうなぁ。明日までに調子が良くなっているといいのだけれど…。

98 10/13(火)〜10/14(水) 「ごま、日本シリーズチケット獲得への道。」の巻 

 このところベイスターズネタが多いが、今回はベイスターズネタである。久しぶりに優勝したとあれば、やはり聖地浜スタでの日本シリーズは絶対観に行きたいというのがファン心理と言うものであろう。私も当然そうである。従って、優勝が決まってからはチケット入手情報はずっと追っかけてきた。

 最初は、チケットぴあやセゾンでの電話予約しか発表されておらず、その他の方法は12日に発表するということになっていた。ところが、12日には情報が入らず、13日になってスポーツ新聞紙上で、14日朝8時から浜スタの特設会場で売り出すということが掲載されていた。電話予約は水物なので、気合いで現地で並ぶ方がチケットを確保しやすいだろう。そこで、13日に仕事がはけたら早速並ぶことにした。もちろん徹夜するつもりだ。

 都合のいい事に13日は午後から新子安の客先で会議が入っていて、会議が終わればそのまま浜スタに直行出来る。会議は午後4時に終わって、それから徹夜準備のための買物をして浜スタに到着したのは4時40分頃。このときには浜スタ前の公園はものすごい人が並んでいた。一体何処が最後尾なのかわからない。最後尾を探して公園を歩くと結局浜スタの回りを一周して、入りきれないのでスタジアムの中に入ってくれと言われてビックリした。まさかスタジアムの中に入るとは…。

 一塁側内野入口から入場して、ぐる〜っと半周して三塁側内野席の端で席を確保した。内野席組では、ほとんど先頭だ。雨が降っていたので外の公園よりはスタジアム内で椅子に座っている方が楽ではある。しかし、この位置でチケットが入手できるかかなり不安である。しばらくそこで待っていたが、どこかにNIFTYでのファン仲間がいるはずなので、探しに出ることにした。すると、かなり手前の方に集団でいるのを発見。なんでも12日の最終戦が終わってすぐに並んだらしい。そうだよなぁ、そうじゃないとこんな場所には並べないだろう。夜中になって、この場所にいれて貰えることになったが、一応後から来る人のために三塁側の場所をキープすることになった。

 夜中にスタジアムにいるというのはめったに出来る経験ではないが、ときおり雨も激しく降るし風も結構あってかなり厳しい状況だった。それでも11時過ぎには観客席もバックネット裏位まで埋まってしまった。このまま朝になったら一体どういう事になるのだろうか。観客席も異様な雰囲気だが、もっと異様なのは列の先頭である。列の先頭には如何にも段ボールにくるまるのが得意そうなおじさん達(以下ダフィと呼ぶ)が数百人キレイに並んで座っているのだ。

 途中二時間ほど仮眠をしたが、朝方はとにかく寒かった。始発が動きだすと更に人が増殖する。後で報道では徹夜組3,000人、並んだ人が10,000人とか書いてあったが、絶対そんな人数に少なくはないと思う。だって、朝までには内野席が埋まってしまっているのだから。

 やっと8時になって列が動きだす。30分もしないうちに第一戦と第二戦の一塁側S指定が売り切れたという情報を入手。これは絶対ダフィ達が買い占めたにちがいない。おそるべしダフィ!やはり時間の流れていない人々には勝てないな。いよいよ私たちの番が回ってきた。その時はまだその一二戦の一塁側S指定以外にはまだ残っている状況だった。なるべく集団で買えるようにみんなの希望を聞いた後席ごとにグループ買いをして、後で別の場所でもう一度チケットを割り振りし直した。

 私の希望は、第一戦の一塁側内野B指定を2枚と第二戦の一塁側内野S指定を2枚だ。しかし第二戦の一塁側はもう無いので三塁側に切り替えてたが、一応場所を確保できた。後で聞いたら電話で予約に挑戦した人は惨敗状態だったし、内野席で待っていたら買えたかわからないので、皆さんに感謝だ。よれよれで家に帰りついたのは午後1時頃で、その後朝まで3時間程しか起きていなかった。

98 10/12(月) 「ごま、くろちゃんに怒られる。」の巻 

 私は、野球がある日にはプロ野球ニュースで野球の結果を見て寝るというパターンだ。他のスポーツニュースじゃなくてプロ野球ニュースなのは、解説者も充実しているし一番詳細に報道するということもあるが、何と言ってもこの番組で結果を知るとベイスターズの勝率がいいという私のジンクスが大きい。

 実際、NHKやニュースステーションで結果を知っても勝った記憶がほとんど無い。かといって、日テレなんてジャイアンツばかりでベイスターズなんてあまり扱われないし、TBSは筑紫さんの番組があまり好きじゃないので見る気がしない。テレ東は悪くはないが、基本的には始まるのが一番遅い。

 そういうわけで、F1があったり特番やプロ野球で遅くなったりしても、プロ野球ニュースまで起きてみるようにしている。くろちゃんにはそれが気に入らなかったらしい。別に他の番組でも見てとっとと寝たほうがいいというわけだ。どうしてもプロ野球ニュースがいいなら録画して朝見ればいいというアドバイスも受けた。確かに、そういう方法もあるね。でも、眠い中起きていて結果を知るというのがいいのだ。

 まぁ今年も日本シリーズで野球も終わりだし、ベイスターズも今年優勝してしまったので、来年は今年ほどは勝ち負けにこだわらなくてもいいだろう。(もちろん来年も強いほうがいいが、たぶん絶対優勝して欲しいとまでは思わないだろうから。)だから日本シリーズが終わったら、今ほどは固執しないと思う。今日は反省の意味もこめて9時過ぎに寝ることにする。

98 10/11(日) 「ごま、気分はイタリアン。」の巻 

 午前中だらだらとテレビを見ていたら、パスタを美味しそうに食べていた。おかしなもので人が食べているのを見ると、無性に食べたくなるものだ。くろちゃんに「今日の昼ご飯はスパゲッティにしない?」と聞いたら「もう準備してあるけど、残念ながらスパゲッティじゃない。」と言われてしまった。

 ここで、引き下がるわけにはいかないので、「ゴルゴンゾーラのパスタとかさぁ。窯焼きのピザとか美味しいよねぇ。たまには食べたいよねぇ。ところで夕食は何?」とくろちゃんの好物をささやく作戦にでた。すると、「夕食も準備してあるけど、明日に回せばいいよ。」とのこと。作戦成功である。今日の夕食は近くのイタリアン・レストランで、窯焼きピザとパスタだ。

 夕食と言っても今日は合唱の練習が入っているので、夕食を食べるのが10時近くになってしまう。せっかく行くのだから、中途半端なお腹の具合では生きたくない。それで、いつもなら練習前になにかつまんでいくところをなにも食べずに練習に行った。当然練習の途中では、空腹でふらふらしてしまった。

 練習後早速レストランに行く。ちょっとショックだったのは、ゴルゴンゾーラのパスタだと思っていたメニューが、パスタじゃなくてリゾットだったということだ。良く考えたらパスタは別の店だった。ゴルゴンゾーラも捨てがたいが、気分はパスタだったので、「鮭とほうれん草のパスタ」にした。このパスタは、クリームソースベースだったのだが、ありがちなしつこさはなく、上品な味だった。ピザはアンチョビとチーズのピザを頼む。結構渋い選択だったが、アンチョビがかくし味で効いていてなかなかいける。ボリュームもかなりあってとてもお腹一杯になり、テンションが高くなってきた。イタリアンな陽気な親父になった気分だ。

98 10/10(土) 「ごま、二人で祝勝会。」の巻 

 横浜ベイスターズ優勝記念第三段。今日は、二人で祝勝会をすることにした。優勝したら飲もうと思っていた、とっておきのワインがあるのでそれを飲むことにしたのだ。このとっておきのワインというのは、フランス、ブルゴーニューのヴォルネー村の一級畑で1976年に作られたものだ。

 何週間か前に近くにあるワインをたくさん扱っている酒屋さんで、たまにはいいワインを買おうと思って店の隅々まで探して奥のはじっこに置かれているのを買ってきたものだ。家に帰って、「世界の名酒事典 '98」という講談社が出しているお酒のカタログで調べたら、なんと同じものが20,000円という値段になっている。私は8,000円弱で買ったから、なんと6割引というお買い得な掘り出し物のワインだ。

 夕食のメニューは、このワインに一番合いそうなものを考えて「鶏の赤ワイン煮」にした。くろちゃんが時間をかけて煮込んでいて、いいにおいが家の中に充満していた。22年も前のワインともなると底に澱が溜まっているので、デキャンタと言って上澄みを他の器にワインを移し替えて、夕食の準備は完了だ。

 早速ワインをグラスに注いで乾杯し、香りを楽しんでみる。ストロベリーやら醤油やらいろいろな香りが複雑に絡み合って大当たりな予感だ。少し飲んでみると、まろやかで優しい味。これを、鶏のワイン煮と合わせてみる。鶏はフォークでも切れるくらいに良く煮込まれているのだけど、ワインと合わせるとほんのり甘味がついてやわらかく口の中でとろけて美味しい。単独で食べても充分美味しいが、ワインと合わせると非常にエレガントな味になり最高だ。この料理はくろちゃん自身も言っていたが、彼女が作ったものの中でも最高の出来だった。

 料理とワインを堪能したあと、デザートにモンブランを食べる。このモンブランはクッキーの様なベースの上に生クリームそしてマロンクリームがかかり、上にマロングラッセとナッツが乗っている。味は甘味が抑えられていて、この間の鎌倉カスターほどは栗栗していないが、お酒の香りがほんのりして非常に上品な味だった。デザートまで堪能して満足満足。

 寝酒に、これまたとっておきのオーストリアのトロッケン・ベーレ・アウスレーゼという1979年もののワインを飲んだ。これは、あまーいワインのはずだったが、やや死にかけていた。何年か前は美味しかったんだろうというものは感じさせたけど。まぁいつも当たりとは限らないね。

98 10/9(金) 「ごま、今期初観戦は優勝セレモニー。」の巻 

 昨日書いた通り、横浜スタジアムに今期初観戦に行ってきた。まず気付いたことは、スタジアムが去年までの雰囲気と全然違うということだ。それは、優勝が決まった翌日だったからかもしれないが、とにかくスタジアム全体が揺れるような雰囲気である。

 試合が始まると、なぜか私設応援団の鳴り物の応援がなかった。後で聞いたら球団となにか揉めたので、応援をボイコットしたらしいのだ。しかし鳴り物なくてもみんな応援してるし、帰っていい雰囲気だったと思う。6回位から鳴り物が復帰したのだが、私は無いほうが好きだ。

 試合の方は、選手の皆さんは二日酔い状態なので、メロメロだった。昨日甲子園で優勝を決めて夜中まで祝勝会をやっていたのだろうから、それも仕方ないだろう。結局レギュラーで全イニング出場した選手は誰もいなかった。(佐伯は全部いたけど、準レギュラーだし)まぁ、今日は試合後の優勝セレモニーがメインだから、全然いいけど。(でも明日からはちゃんとやってね。)

 そして試合後に優勝セレモニーが始まった。最初は、権藤監督の挨拶、そしてペナントとトロフィーの授与だ。トロフィーはとても大きく台車に乗せられていて、なんかカッコ悪かった。そして選手全員での場内一周と万歳、選手会長石井の挨拶。もうとても感動的で久々に大興奮した。なんか言葉ではうまく言い表せないが、うれしくてうれしくてしょうがない。最後に権藤監督の胴上げも再現してくれたし、初観戦なのにこんなに美味しくていいのだろうかと思う。今日のことはもう一生忘れられないなぁ。

98 10/8(木) 「おめでとう!横浜ベイスターズ!」の巻 

 今日、ついについに私の大好きな横浜ベイスターズが38年ぶりのリーグ優勝を決めた。私が応援を始めたころは、優勝どころかAクラスも遠い弱いチームだった。シーズン中に貯金があると、毎日落ち着かない日々を送っていたものだ。阪神ファンには、「毎度横浜銀行様には大変お世話になっております。」などと言われるし。(笑)しかし、玄人ごのみする渋い選手や、若くて活きのいい選手などがたくさんいて、応援のしがいのある面白いチームだ。

 一昨年位までは年間20試合程度は観戦に行っていたりもしたのだが、私が行くと負けることが実に多いので、去年今年と優勝がかかる位に強くなると怖くて観戦に行きにくくなってここのところ足が遠のいている。(もちろん、結婚したこともあるけど。)私が観に行って、その後から連敗街道をひた走ったりされたら、ショックがでかすぎるのだ。

 それにしても今年は強かった。数年前から課題とされてきた投手陣が権藤さんが去年来てから確実に整備されて安定してきたし、打線は昔から打っていたけど今年は繋がりだすと止らないお祭り打線だったし、守備力は外野の両脇以外は鉄壁だ。まさに文句なしの優勝。実にうれしい。

 今日は会社から速攻で帰ってきて、6時からの衛星放送でのテレビを食い入るように観た。これほど、最初からちゃんと観たのは今年初めてだ。初回一点先制したときは、このまま打線爆発か?と思ったが、その裏すぐに逆転されてから流れがよくなくて、今日はだめかななどと思い始めた8回についに逆転。その後大魔神ササキ様が登場して優勝を決めた。でも、ササキ様ってば、最後はストレートで三振じゃなかったの?最後はフォークだったよね。(笑)まぁ、勝てば私はなんでもいいけど。

 それにしても選手及びスタッフの皆さん優勝おめでとう。そしてありがとう。しかしまだ大事な日本シリーズが残っている。地力は西武よりもあると思うので、固くならずに試合をすれば日本一もおのずと手に入ると思う。頑張って欲しい。そうそう、明日は横浜スタジアムに中日戦を観戦に行く予定なんだけど、地元でのセレモニーとかもあるよね。明日が凄く楽しみだ。

98 10/7(水) 「ごま、赤マムシサワーで元気いっぱい?」の巻 

 今日は職場で飲み会だった。行った居酒屋は酒の種類が豊富で、日本酒もいろいろあるし、サワーは20種類以上置いてある。最初はみんな「なにはさておき」ビールにした。(「とりあえず」はまずいらしいので)早い時間から行ったせいか、ジョッキががんがんに凍っていて、泡まで凍りそうな程気合いが入っていた。別にそこまで凍らすことはないと思うけど。

 それにしても、みなさんストレスが溜まっているらしく、始まって30分もしないうちから異常に盛り上がって、ちょっと怖かった。というのも、今日は人事面接があったばかりで、その時いろいろいじめられた人が多かったらしいのだ。私は面接官のおじさんとは野球ファン友達なので、面接の後半半分はベイスターズの優勝と来期のジャイアンツの動向の見解という訳のわからない面接だった。(いやそれはそれで問題ありそうだ。(笑)

 そうこうするうちに9時過ぎてしまったので、私は「新婚さんだからそろそろ帰ります!」宣言をした。というか、「そろそろ帰ったほうがいいんじゃない?」と言われたのでそれに答えただけだ。みなさんいろいろ気を使ってくれているのだ。

 んで、帰ろうとしていると、目の前に薄いグリーン色の青リンゴサワーみたいな飲み物が置かれた。「それ飲んで帰れ!」と言うのでちょっと飲んでみたら、水っぽくて今一つまずい。青リンゴサワーだと思って飲んだので余計にまずかったのかもしれない。これ何かと聞くと、なんと赤マムシサワーらしい…。「これ飲んで帰ると喜ばれるよ。」って、それは気の使いすぎだ。(爆)あんまり美味しくなかったし、時間も気になったので、隣のN君に「君もこれ飲んで気合いを入れなさい。」と訳のわからないことを言って押し付けて帰った。その後N君がどうなったかは良くわからない。

98 10/6(火) 「ごま、NIFTYにいぢめられる。」の巻 

 何年か前からニフティサーブに入っている。去年の春くらいまではベイスターズファンの団体で結構いろいろやっていたりもしたのだが、ここのところは最近は月に数回くらいアクセスして、メールの確認とフォーラムとパティオの巡回をやるくらいにしか使っていない。

 久しぶりに入ってみたらなんと蹴られてしまった。はれ?と思ってログを見てみると、どうやらLOAD4(通信のレベル見たいなもの)は9月末日でサービスと中止してしまったので、LOAD7で繋ぐようにしてくれというメッセージが入っていた。別にLOAD4でも充分に間に合っていたので、通信ソフトも昔のままいじらずにいた。

 ソフトは(ComNifty + 魔法のナイフ + 茄子)という組み合わせで使っていたのだが、確かに錆ついているなぁ。当然、LOAD7なんて対応してない。もっとやばいのはパスワードとか思い出せないってことだけど。そろそろ、ベイスターズも優勝しそうなので、日本シリーズ情報とか場所とりとかを確認しないとやばい。やっぱり本拠地浜スタでの観戦は、ジンクスが有ろうがゲンが悪かろうが、絶対に観に行かなければならないのである。今度いっとかないと次は死んでるかもしれないし。しかも良い場所で観るためには使える情報はフルに活用しないといけないのだ。

 とりあえず、Jterm かなんかで繋いで、ソフトだけ拾ってくるかなぁ。実に面倒くさい。これっていじめだよな。(しかし、ニフティも告知していたはずなので、見落としていた私が一方的に間抜けなだけなんだけどね。)でも、パスワードってどうすりゃ思い出すかなぁ。(笑)

98 10/5(月) 「ごま、お夕寝する。」の巻 

 今日の夕食は、うな丼にイワシの甘露煮そしてお吸い物というちょっと贅沢で純和風なメニューだった。昨日イトーヨーカ堂に買い出しに行った時に、うなぎがとてもお買い得だったので、つい買ってしまったというわけだ。ここのイトーヨーカ堂は特に海産物が鮮度が良くしかも安いので、くろちゃんのお気に入りなのだ。

 例のごとく、このメニューにあうワインを考えてみた。うなぎの蒲焼きはかなりこってりしているので、やはり赤だろう。軽めであまり渋くないものを選んで合わせてみた。しかし、この赤はうなぎよりイワシの甘露煮に絶妙にあった。美味しかったので二人してワインをがぶがぶ飲んでしまった。

 夕食を食べ終わったあと、居室で二人でごろごろしていた。私はやや眠くなってきていたので、眠ろうとしているのをくろちゃんがあれこれじゃましていたりしたのだ。でも結局二人ともいつの間にかそこに寝てしまって、ふっと気がつくともう11時すぎでビックリ!

 私はお酒を飲むとお風呂に入れなくなるので、夕食前にあらかじめお風呂に入っていたのだが、くろちゃんは入っていなかったので、大急ぎでお風呂に入った。もちろん日記も書いていなかったので、こんな感じで手抜きなものになったというわけだ。早くお布団で寝たいからね。

98 10/4(日) 「くろちゃん、今日はついてない。」の巻 

 くろちゃんは栗好きで栗の料理の中でも特にモンブランが一番好きだ。先週の日曜日に私が町田の小田急デパートに入っている鎌倉カスターの店でモンブランを買って帰ったら、それがとても気に入ったらしくまた食べたいと言っていた。

 この店のモンブランは、10センチ角位の大きさでパイ生地をベースに栗ムースがのって真ん中に栗、そして回りにお決まりの栗クリームがたっぷりと渦巻いている。ちゃんとした栗を使ったモンブランは大抵小さいのだけど、これはかなりお高いだけあって大きいし上から下まで栗ずくめで、栗好きのくろちゃんにしてみれば、もう信じられない位に素晴らしいケーキだったそうである。

 そこで、昨日同じ店に買いに行ったら売っていなくてもしかしたら売り切れということもあるので、今日もう一度買いに行ってみた。そうしたらやはり置いていない。店員さんに聞いてみるとモンブランは9月末で終わったらしい。くろちゃんはあと一年待たないと食べられないと知りとてもショックを受けていた。こんなことなら日曜日に行ったときに期間が何時までかちゃんと聞いとけばよかった。

 さらに、今日の合唱の練習では、パートごとの練習が入ったのだが、なぜかくろちゃんが練習をつけることになってしまった。主に音取りだったのだが、音取りだとピアノを弾かなきゃいけない。当然くろちゃんは一パートくらいなら弾けるはずであるが、練習を指導することは今までにやったことがなくて、練習が終わった後かなりブルーが入ってた。しかし、今日無難にこなしたので、また頼まれるだろう。彼女にしてみれば不幸なことである。

98 10/3(土) 「ごま、やっぱりワインセラーを作ってみる。」の巻 

 先日思いついたワインセラーだが、そんなに高いものでは無いし作ってみることにした。材料はスタイロフォームという目の細い発泡スチロールと、網になっているワゴンと温度計と湿度計と保冷材、そしてクーラーボックスだ。

 まず温度計と湿度計を買いに東急ハンズに行く。これは思ったよりも安い値段で売っていていい感じである。次にドイトに行ってスタイロフォームを買いに行くとなんと数が無い。前に来た時はたくさん売っていたのに。しょうがないので別のホームセンターに行ってみると今度はここでは切ってくれないという。自分でキレイに切るのは難しいので、これもあきらめて結局もう一度ハンズに行って買うことにした。ハンズだと割高になるんだがしょうがない。最後に、ダイクマでワゴンを買っていよいよ製作開始だ。

 製作と言っても発泡スチロールは接着剤でくっつけて、ワゴンは組み立てるだけで一時間強もあれば出来てしまうような代物である。これを押入れに入れて見たのだが、押入れのフスマと横幅が同じくらいだったのでちょっと苦労した。と言っても単にフスマを外せばいいだけなんだけど。(笑)中にワゴンとクーラーボックスを入れてワインを入れれば出来上がりだ。出来上がり図は下のような感じ。大事なワインはクーラーボックスに入れて、ちょっと置くものは下の棚、すぐ飲むのは上の棚に置くつもりだ。大体40〜50本くらいは入る。失敗したのは上から二番目の棚が狭くてワインが置けない事と、ドアの開け閉めがかなり面倒なことだ。

98 10/2(金) 「ごま、ワインと料理の相性に悩む。」の巻 

 今日は「料理の鉄人」で有名なソムリエの田崎真也さんが出場していた。イタリアンの鉄人神戸さんと対決したのだが、なんと勝ってしまった。田崎さんは料理は素人だから料理だけを食べたのなら、絶対神戸さんの料理の方が美味しいに決まっている。でも、なんで田崎さんが勝ったかというと、たぶん料理のコンセプトと料理とワインの相性が抜群だったからだと思う。

 この日のテーマは「中トロ」。田崎さんは、今日の審査員一人一人をイメージしたワインを決め、それに合わせるように料理を作った。このコンセプトはとても面白い。星の数ほどあるワインの中から、どういうイメージでこのワインを選んだのかはとても気になるだろう。そのワインに合わせた料理というのも興味ある。普通は料理にワインを合わせるものだけど、田崎さんが言っていたが、最近は「このワインに合わせて料理を持ってきてください。」というお客さんが増えているのだという。そこで、今日はワインを最初に決めて、それとテーマから料理を作ったという。

 そしてなんといっても、ワインと料理の相性だ。私も経験したことがあるが、ワインと料理の相性がばっちり合うと、ワインも料理も何倍も美味しくなる。田崎さんはその経験からワインに合うように料理を作ったわけだから、料理だけ食べて劣っていてもコンビネーションで鉄人をも凌駕したのだと思う。しかし、まさか勝つとは思わなかった。

 我が家でも最近夕食に合わせてワインを飲むようにしている。私はまだワイン自体もよくわかっているわけではないのでいろいろと試行錯誤しているが、この作業がとても楽しい。今のところ邪魔しなきゃOKって感じだ。相性が悪いと本当に両方まずいから。(笑)

 今日の夕食のメニューは「さばのかぼす焼き」だ。結構難しい。一応白の甘口〜辛口、赤の軽〜重いものというふうにそれぞれ三段階くらいでストックしておいてあるので、そこから選ぶのだ。今日の場合は、かぼすというのがポイントだ。酢は意外と合わせるのが難しい。

 結局今日は選んだのは、フォンタナフレッダ社の「モスカート・ダスティ 1997」、イタリアのピエモンテ州の白ワインだ。このワインは、微発泡性でマスカットと柑橘系の香りが合って、甘くマスカットの味がする爽やかなワインだ。くろちゃんはこのワインが大好きなので、これを飲むというだけで大喜びする。肝心の相性だが今日は大成功だった。香りがお互い柑橘系の香りで引き立てあうし、さばの臭みも消えて上品な味にした。こういうことがあるから、ワインはやめられないなぁ。(笑)

98 10/1(木) 「ごま、眼の検診はだいっ嫌い!」の巻 

 今日はVDT検診の日である。VDT検診とは、主にモニタを見ながら仕事をする人の眼の検診で、私の職場ではモニタを使った作業が非常に多いので、全員が検査対象になっているようだ。実は私はこの眼の検診が大嫌いである。

 私は目薬がさせない根性なしである。眼の話題になるとそれだけで条件反射のように涙目になっちまうようなやつだ。(実際今この日記を涙目で書いている。)そこへ持ってきて眼の検査は、やれ目玉を動かせだとか、まばたきせずにずっと見ていろとか、焦点を合わせていけとか、いろいろと注文がウルサイ。まばたきするなと言われて、まばたきを我慢すると涙が出てくるので余計にまばたきをして怒られるというのを、いつも繰り返している。検査員の人には申し訳ないとは思うのだが、我慢しろと言ってもあれはなかなか我慢できないものだ。

 最高に嫌いなのは眼底検査。この検査は、確か瞳孔を開いて緑内障?かどうかを調べるものだったと思う。この瞳孔を開くというのが、まず最悪だ。方法としては薬を使う方法とフラッシュをたいて調べる方法と二種類あるようだ。(私はこの二つをやったことがある。他にもあるかもしれない。)薬を使う方法は、特殊な目薬をさして、しばらくして暗室で眼に光をあてて調べるのだ。このとき眼を動かせとか涙を出すなとか私にとっては拷問ものの注文が多い。フラッシュのやつはもっと最低だ。眼を強引に開いてそこにフラッシュをたいて写真を撮るのだ。いずれの方法も検査の後しばらくは、明るいところが見えなくなる。

 今日は朝から眼の調子が悪くて検診前から涙目状態だった。これは最悪なことになりそうだと思っていたのだが、幸い今年の検診は例年よりも検査項目が少なくて、しかもハードなものは特に無かった。今日の結果が悪いと再検査になって痛い目にあうことは確実だ。それだけはなんとしても避けたいので今日は普段はまず使わない根性ってやつを振り絞ってみた。こういうところで、使わなきゃ使うところが無いからねぇ。(笑)おかげで問診でも「異常はなさそうですね。」と言われた。やれやれである。

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