ありがちな日記 98年 7月後半


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98 7/31(金) 「ごま、ちょっとつまみは痛いんですぅ…。」の巻 

 くろちゃんは「ちょっとつまみ」という必殺技を時々だす。この技は相手の皮の部分をちょっとだけ挟むという技だ。別に故意にやっているわけではないが、くろちゃんといちゃついていると、しょっちゅうこの技?の被害にあう。

 ご承知の通り皮の部分だけをちょっとだけつまむと凄く痛い。でも故意じゃないからあんまり怒れない分余計にいらいらするのだ。そういえば前にもちょっとつまみをする奴がいた。私の弟である。あいつに近寄るとやたらと被害にあって、家族から非難を浴びていた。(まぁ当然である。)

 「ちょっとつまみ」も痛いが、「足の小指ぶつけ」もかなり痛い。これは、鼻緒のあるサンダルとかを履いているときに、足の小指を角とかにぶつけるってやつだ。これもやったことのある人はかなり居ると思うが、大体思いきりぶつけることが多いので相当痛い。(ぶつけるって予想がつかないからね。)

 私の足ははんぱじゃない幅広甲高である。日本人は基本的にそういう足が多いのだが、私はその中でも特にその傾向が強い方だと思う。日本人に合わせた靴でも、横がきつくて前が余るのだ。だから輸入物の靴とかは履けないのである。昔カリフォルニアで仕事してたとき白人さんの足を見たことがあるが、本当に幅が狭くて長かった。「安定性に問題ないのかな?」などと余計な心配をしたくらいである。あれを見たときは肌の色や言葉や国民性の違いよりもずっと人種の差を感じたなぁ。(個人的にはね。)

 まぁそういう足なので、鼻緒つきのサンダルを履くと小指がサンダルからはみ出すのだ。サンダルからはみ出しているのに、普通の靴と同じ感覚で物とのぎりぎりのところを歩くからぶつけるのだ。ブロック塀の角などにぶつけるんだな。これも八つ当たりのしようがないから余計に痛い。一度、ブロックの角にぶつけたとき、頭に来てサンダルのままブロックに思いっきり蹴りを入れたら、足の甲が腫れ上がったことがある。あの時は痛かった…。

98 7/30(木) 「ごま、夕立と雷と原爆?」の巻 

 昼に資料室で新しいプロジェクトの資料集めをして居室に帰ろうとしたら、さっきまで明るかった空が真っ暗になって、文字通りバケツをひっくり返したような土砂降りになってしまった。居室に帰るには100m程外を歩くのだが、傘を持ってきていないので部屋につくまでにずぶ濡れになることは間違いない。しょうがないので、小島ちゃんのところに行って今年の大曲花火大会の打ち合わせをした。(まぁアブラを売りに行ったわけだ。)30分位小島ちゃんの仕事を邪魔していると、少し小降りになっていたので、資料を作業着に包んでダッシュで居室に戻った。夕立がくるというのは知っていたんだけど、資料集めに手間取ったのが敗因だな。

 居室に帰ってみると、Nさんが「土砂降りの時ね。Oさんがはしゃいじゃって実況していて面白かったよ。」と言いにきた。まぁ台風とか大雪とかになるとミョーにハイテンションになる人は何処にでもいるけど、それにしてもOさんですか。(笑)あの人、割とまじめで堅くてそういうタイプには見えないんだけどなぁ。意外な一面をみた気がする。

 夕立の後は雷だ。雷があんまりひどかったので、システム管理者から「雷で停電するかもしれないので、ワークファイルはこまめにセーブするようにしましょう。」などという業務メールが飛んできた。今度の管理者さんはまめだねぇ。私ならそんなメールわざわざ出さないなぁとちょっと関心する。

 雷と言えば、まだ実家に住んでいたころの話。(たぶん小学生高学年か中学生)ある夏の日の夜中、私は心地よく寝ていた。そこに、周りが一片に黄金色に光ったと思ったらものすごい轟音と激しい揺れが起こった。ぶったまげた私は飛び起きて、親のところに行って「原爆が落ちたよ。第三次世界大戦?」と言った。親も起きていたが、「なに寝ぼけてんの。」と一言言われた。よく考えたらこんなくそ田舎に原爆落とすやつは居ないだろうし、落ちていたらこんなに元気じゃないわな。(笑)

 んで、真相はというと、雷がすぐ近くの神社の杉の木に落ちたちょうどその時に震度4の地震が起きたということだった。あんなに近くに雷が落ちたら、光も部屋を突き抜けてもおかしくないし、音も光とほぼ同時のはずで爆音もうなづける。(1秒まではずれないだろう。)そのうえ地震まで来れば、原爆と間違えてもしょうがないかな。(おぃおぃ)つまり地震・雷・火事・親父のうち、親父を除く全てを同時(火事は杉の木が燃えたから。)に体験した人はまぁ稀だろう。良く五体無事でいるものである。(笑)

98 7/29(水) 「ごま、土用丑の日といえば…。」の巻 

 今日は土用丑の日である。丑の日といえば、もちろんうなぎだ。と、こう書くと今日うなぎを食べたようであるが、残念ながらうなぎは食べていない。というか、今まで生きてきて丑の日にうなぎを食べた記憶はない。うなぎは一週間に一度位食べてもいいってくらい好きなんだけどね。

 考えてみると私の実家はみんなうなぎが好きだし川で取れたりもしたので、たぶん平均よりはうなぎを食べていたと思うが、なにせそういう行事物は無関心であったから、丑の日だからうなぎにしようとはならない気がする。どっちかというと、「丑の日なんて高いし、もっと安くて美味しい時期に食べたほうがいい。」とか言って、あえて食べないだろう。独り暮らしの時も外でうなぎを割と食べていたが、丑の日に食べた覚えはないし。

 うなぎといえばくろちゃんに聞いた話が興味深かった。くろちゃんは、病院で栄養士として勤めていたのだが、その病院では丑の日には行事食としてうなぎを出していたらしい。(行事食というのは、クリスマスとかこどもの日とかそういう日にそれにちなんだ食事のこと。)ちょっと聞いてみるとみんな同じメニューだと楽な気がするが、このうなぎのメニューは本当に大変らしいのだ。

 病院のメニューは病状によって、一人一人摂取する栄養素(とかエネルギー量)が違う。例えば糖尿病の人とかはカロリーなどが制限されていたりする。普通のメニューの時には、同じ程度のグループに分けてメニューを選べばいいが、みんな一緒だと同じメニューで差を付けなければならなくなる。(たんぱく質制限や脂肪制限がきつい人はうなぎじゃなくなるらしいけど。)

 うなぎはカロリーが高いので調整するのが大変らしいのだ。どうするかというとうなぎやご飯やタレの量などで変化を付けるとのこと。聞いた話では、糖尿病でうなぎを食べれる最も制限のきつい人は、うなぎが25g(2cm×5cm位)ごはんが100gで、タレなしだそうな。それって、スーパーの試食に毛が生えた程度だよなぁ…。うなぎ食べられてもかえってむなしいって気がする。糖尿病だけにはなるまいと思うのであった。

98 7/28(火) 「ごま、少しくろごまになったような気がする。」の巻 

 今日は、朝から都内へ出張だった…。外は暑い…。あちこち歩き回ったので、はっきり言って溶ける寸前だった。あまりに暑くて死にそうだったので、昼ご飯を食べたとき上司に「こんなんやってられませんねぇ。ビール飲んだらうまそうっすよ。やっぱこういう日は昼からビールしかないっす。(笑)」などと言ってみると…、ビールのポスターを指さし「それを言うな。おれはあれの誘惑に今必死で耐えてるのだから。」とかなりマジな顔で言われてしまった。冗談だったのに、彼は本気で飲みたかったらしい。(笑)

 そもそも普段は朝涼しいうちに出社して、夜退社するまで外に出ることはほどんどなくずっと空調の効いた部屋にいる。私の部署はコンピュータも非常に多いためかエアコンは強めに入っていて、しかも私の席にはエアコンからの風があたるのではっきりいって寒い。(身体にもよくないだろう。)そういう環境にいるから、今日のような炎天下の外回りには耐えられるわけがない。

 それにしても東京はどうしてこう暑いのだろう。私はこれでも一応九州の宮崎出身である。宮崎の夏は暑い。(ただし私の実家は高地の為比較的涼しいのだが。)暑いのだけれど、私には東京の方がずっと暑いように感じる。というか、暑さの種類が違うのかな。宮崎の暑さは、なんと言うか太陽が近いという感じの暑さだった様な気がする。(ギラギラ暑い?)それに比べると東京の暑さは、もぁ〜〜っと暑い。エアコンから出される熱気が凄いというか…、影に入ろうが何処にいようが外にいるかぎり、暑さからは逃げられないようなイメージである。

 とにかく今日は溶けそうだったよ。日焼けもしてちょっと首の裏がひりひりするし、できれば夏の外回りはもうやりたくないな。スーツ着ていると、それだけで軽く1.5倍は暑く感じるんだよ。あ〜でも、まだまだありそうだな。そのうちくろごまになるかも…。かなり憂鬱…。

98 7/27(月) 「ごま、敵に背を向けると危険がいっぱい。」の巻 

 うちではうかつに相手に背中を向けると危険である。なぜなら背中を見せると背後を取られてくすぐり攻撃を受けるからだ。だから部屋にいるというのに移動するときは壁を背にしてかにさん歩きをするのだ。8畳間で寝転がってテレビや新聞をながめているときとかも危険だ。ぼーっとしているとすぐに背後を取られる。油断禁物である。(笑)

 しかしなんといっても最も危険な時間帯は風呂に入る直前だ。風呂に入るときは、着替えを押入れタンスから出さなきゃいけないのだが、このときも背中は壁に向けて半身の体制で下着を取りだすのだ。背中向けて下着を取ろうとしたときに、くすぐり攻撃を受けるともがいて押入れの角なんかに頭をぶつけたりして二重に不幸なのである。

 下着を取るときだけが、危険なわけではない。脱衣所で服を脱ぐときも危険がいっぱいである。うちの脱衣所には鍵がないので、服を脱いでいるときに襲われると手も足もでないのである。したがって、上半身を脱ぐときには足で戸を押えながら脱ぎ、下半身の服を脱ぐときには片手で戸を押えながら脱ぐのだ。そして脱いだら素早く風呂場に入って、シャワーで防御体制を取ることも重要である。(さすがにお風呂上がりは攻撃しないことにしている。)

 今日も相手に背後をとられまいと、8畳間で二人向き合いながらくるくる回る姿は、我ながら間抜けだなとおもうのであった。

98 7/26(日) 「ごまが鯉パフパフを繰り出すと、くろちゃんが怖がる。」の巻 

 最近くろちゃんとの間で流行っているのが「鯉パフパフ」である。「鯉パフパフ」などと言っても普通なんのことやらさっぱりわからないであろう。これはなんのこちはない「ツタンカーメンの防御」に続く、私の攻撃技のことなのだ。

 「ツタンカーメンの防御」は、両手を胸の前にクロスしているため、鉄壁の防御は出来るが腕をつかって攻撃することは出来ないが、「鯉パフパフ」を使うとくろちゃんに大きくダメージを与えることが出来るのだ。もったいぶっているが、どういう攻撃かというと、チュウの口をして(唇を前につきだして)、鯉が麩を食べるときのように素早くパフパフ口を動かすだけだ。

 「鯉パフパフ」をしながらくろちゃんの顔に迫ると、なぜかくろちゃんは面白怖がってしまうのだ。(面白怖がる:怖がりつつ面白がっている状態。)私がくすぐられて不利な状態にあるときとか、くろちゃんがぼぉ〜っとしている時には、耳元でパフパフしておけば当分の間主導権を握れるという便利な技なのだ。(でも、他の人には全く通用しないだろう。)

 ここのところ、ことあるごとにこの技を使っているが、くろちゃんにはまだ免疫がない様子なのでしばらくは、これを使いまくることにした。くろちゃんはくろちゃんが鯉パフパフを私にしても、私が怖がらないのが不思議らしい。でも、あんなの怖くないよな。不意にされると驚くけど。(笑)

98 7/25(土) 「ごま、ホームパーティをする。」の巻 

 今日は、合唱団のみなさんを家に呼んでホームパーティをした。一ヶ月ほど前もやったのだが、今回は先々週団内で10月に結婚するという発表があったので、そのカップルのお祝いである。

 パーティの開始は5時からになっていたのだが、朝から(というか何日か前から)パーティの準備で忙しかった。と言っても、私は料理の手伝いは邪魔になるだけなので、忙しいのはくろちゃんだ。一週間前から料理雑誌を見たりしてメニューを決めた。作った料理は、

 ・豚の角煮
 ・豆腐のピリ辛なすソース
 ・かぼちゃの肉詰めあんかけ
 ・きゅうりのしょうゆ漬け
 ・中華風サラダ
 ・魚介のチーズマヨネーズやき
 ・桃太郎ごはん
 ・フルーツポンチ
 ・なすとトマトのタルト
 ・サルデーニャ島風チキンスープ

 の10品だ。「チキンスープ」は私が手伝ったけど、それ以外はくろちゃんが全部作った。評判は上々だったが、特に「豚の角煮」とか「魚介のチーズマヨネーズやき」「きゅうろのしょうゆ漬け」あたりが人気が高かったようだ。個人的にはデザートの「フルーツポンチ」が赤ワインベースで大人の味で、秀逸だと思った。

 ところでパーティだが、結婚するカップルの女性の方が体調が優れず、うちにはこれなかったのが残念だった。その他にも女性陣は体調不良の人が何人かいて欠席していた。最近天候が変だから体調を崩す人が多いのかな?それでも今回のパーティも楽しかった。ホームパーティは私もくろちゃんも好きなので、またやりたいな。

98 7/24(金) 「ごま、アンテナと戯れる。」の巻 

 うちの社宅は築30年以上のオンボロ社宅なので、各家庭別にアンテナを立てるようになっている。うちの場合は、入居したとき屋上から垂れていた怪しげなアンテナ線をそのまま使っていた。このアンテナは屋上でどういう風に立っているかは知らないけれど、腐れかかった3Cのケーブルをテレビに繋ぐとその時はとりあえず映っていたのでまぁいいかということにしていたのだ。

 このアンテナは風が強いとすぐ映りが悪くなっていたのだが、昨日ついに使い物にならなくなってしまった。せっかくオールスターだったのにろくに見れなくて腹が立ってしようがない。今朝になっても全然回復する気配はない。ベランダから見える隣の棟の屋上のアンテナを見ると倒れていたりよそ向いていたりするので、たぶん私のアンテナもろくなものではないらしいという事は容易に想像がつく。

 今は屋上には上がれないので、対策としては新しくベランダに立てるより他はない。同じ棟の他の家を見てみると、みなさんベランダに立てているようだ。そこで、会社帰りにヤマダ電器に寄ってみると、普通の八木ではなくて縦型でベランダにも装着しやすいタイプのアンテナがあった。利得も8素子相当あるし、八木は邪魔臭いし重いのでこのアンテナにしてみた。

 ところが、家に帰って立てて見ようとするとベランダの手すりが邪魔で映りの良い方向に向けることが出来ない。しょうがないからダイクマに行って、ポールとベランダに固定できそうな金具を買ってきた。それでまた向きを合わせると映るようにはなったのだが、アパートと干渉してゴーストが入る。位置をいろいろ変えてみたがどこでもだめだ。屋上のアンテナはゴーストは入んなかったんだけど、ベランダだと角度が取れないからしょうがないのかな。

 苦労して立てた割には、一応画像の技術者の端くれとしては全く納得のいかない画質だもんで、腹が立つ。今度上の階の人が留守の時に強引に屋上に上ってみようかな…。(でもきっとよしたほうがいいだろう。)ゴーストが出ないディジタル放送が始まるまで我慢するか。(って、まだ当分立ち上がりそうにないけど…。)

98 7/23(木) 「ごま、怪我したら痛いと思うぞ!&ムフフフ日記を読んで」の巻 

 今朝、何気なくくろちゃんの腕を見たら肘の上を怪我しているのを発見した。「どうしたの?」と聞いたら、「いつ何処で怪我したのかわからないけど、気がついたらこうなっていた。」だそうだ。またかよ。(笑)前も手首のところに5センチ程火傷の跡が出来ていたときもこう答えた。というか、私が怪我の跡を見つけたときには「いつやったかわからない。」以外の答えを聞いたことがない。

 でも、5センチ位の範囲で火傷したら普通その場で気付くよなぁ…。あれくらいやるとたぶん「ジュッ」って焦げたと思うぞ。痛いぞぉ。私なぞ風呂場でシャワーの温度を間違えたくらいでも大騒ぎなのに。(笑)でも、彼女は病院の調理場で仕事をしていて、そこはあまりに忙しいのでちょっとの火傷くらいはかまってられなかったらしいから、もしかするとあのくらいは免疫があって痛くないのかもしれないけど。(いやでもやっぱ痛いような気がする…。)

 肘の上の怪我も擦りむけて赤くなっていて見ただけでこっちが痛くなりそうだった。たぶんどっかでぶつけたんだろうけど、ぶつけたとき痛いよなぁ…。ちょっとしたことで痛がるのも閉口しちゃうけど、痛みを感じない(感じにくい)のは、やっぱりまずいよな。なんつうか、センサーの感度が低くて大事故を引き起こす原発みたいなものですかねぇ。とりあえず、ぶつけたり打ったり火傷したりしたときはその場で気付いて欲しいと思うごまなのだった。

 ところで、話は一気に飛ぶが、日記猿人の昨日のランキングをたまたま見ていたら、EMIさんの「ムフフフ日記」の一行コメントが、「ゴマ、ゴマ、ゴマ…」って書いてあった。「なんじゃ?」と思って見に行ったら、ごま製品に凝っているって話らしい。実は私たちも買物に行くとごま製品はかなりチェックを入れている。(でもあまり買わないけど)すりごまの前では私が手をスリスリし、ねりごまの前では身体をネリネリすると、なぜかくろちゃんが喜ぶ。へんなの。

98 7/22(水) 「ごま、サマージャンボ当ったら?」の巻 

 昨日からサマージャンボ宝くじが売り出し開始だそうな。そこで宝くじが当ったら今ならどうするかちょっと夢想してみた。たぶん買わないだろうし、買ってもどうせ当んないだろうから、たまには当った気分で取らタヌもいいだろう。(笑)

 まぁまず家を買うな。小田急線か田園都市線の駅から程よく近いところで、5LDK位の庭付き一戸建て。うち一室は防音にして、グランドピアノを置けるようにしたい。猫を気兼ねなく飼うならやっぱり一戸建てだよな。庭では軽く園芸をして、たまにはバーベキューなんかもしたいし。上にも書いたが、グランドピアノも欲しいところだ。Sのつく海外ものとか全然言わないけど、ヤマハかカワイの200万円くらいのそこそこのクラスのやつ。それを8畳か10畳位の防音室に入れて、消音&ヘッドホンじゃなく、ばりばり弾けるとくろちゃんもさぞかし気持ちがいいだろう。できれば、AVのシステムやパソコンとかも入れられるとうれしいんだけど、8畳くらいじゃ物理的に無理かな?

 1億5千万ならこれでも余るだろうから(いくらの家買うかにもよるけど。)、とりあえず多少親孝行して、それでも余ったらウィーン行ってオペラを嫌になるほど観て、オークションで見かけた天使の陶器の時計のような骨董品でも買うかな。

 っと、ここまで書いて上を見てみると…、我ながらまさにありがちな答えですな。(笑)あっ、でも貯金はあまりする気はないなぁ。今のご時世あんまり貯金してもしょうがないし、どうせ泡銭だから今欲しいと思っているものは買えるだけ買っとくだろうとりあえず。私の性分だと、あちこちからいろいろ言われると面倒だから、その前に有無も言わせず使い切るような気がする。(くろちゃんはどうだかわからないけど)でも、そういえば結婚する前は家なんて欲しいとは思わなかったなぁ〜。なんで家なんか欲しいのか不思議に思っていたのに、結婚すると欲しくなるものですな。

 ちなみに自分で宝くじは今までほとんど買ったことが無い。いつか10枚買ったら一万円と三千円が一度に当ったことがあって、実はそれ以来は買ってない。その時は売り場の前を通ったらなんか当りそうな気がしたから買ったのだが、あれ以来なんか全然当りそうな気がしないからね。

98 7/21(火) 「ごま、くろちゃんと仲良くガミラス星人になる。」の巻 

 二人でテレビを見ていたらパックのCMをやっていた。「そういえば、パックとかしないね?」と聞いたら、くろちゃん曰く「恥ずかしいからしない。本当は一週間に一度位したほうがいいんだけど。」とのこと。詳しく聞くと使っているのは緑のパックで顔が緑になるのを見られるのが恥ずかしいんだって。

 「じゃあ結婚前はしていたの?」と聞いたら「うん。」というので、「それなら二人で一緒にやったら、恥ずかしくないでしょ?お風呂の後二人でやってみよう。」と提案してみた。くろちゃんもそれは面白そうという思ったらしい。ちなみに私はパックをしたことは一度もない。

 二人が風呂からあがってから早速パックをしてみた。くろちゃんが私の顔にパックを塗る。ひんやりと冷たく、メンソールのような成分が入っているのか少しすっきりする。緑のパックというので、「ザ・マスク」(だったけ?)の様な濃い緑を想像していたのだが、薄くてちょっとイメージとは違った。

 くろちゃんも自分の顔にパックを塗ると、二人してガミラス星人の様でちょっとおかしい。しばらくたつと、パックが乾いたのか顔が突っ張ってきた。慣れていないからか結構気になるもので、そうか「こんなに突っ張るのかぁ女の人って大変だな。」と改めて思う。

 20分程たってくろちゃんが、「そろそろいいんじゃない?」と言ってきた。さわってみるとほぼ乾いているようだ。くろちゃんが、きゃっきゃいいながらパックを剥ぎだした。「痛くない?痛くない?」と何度も聞いていたが、全然痛くはない。痛いというかちょっとくすぐったくて、剥いだ場所はすっきりして気持ちいい位だ。くろちゃんに「これでもう恥ずかしくないでしょう?」と聞いたら「うん。」と答えた。

98 7/20(月) 「ごま、大きくなったなぁ。歳もとるわけだ…」の巻 

 朝の11時頃食料品の買い出しに出ようと駐車場に向かっていると、女の人が向かいの棟から降りてきて車にエンジンをかけているところに出くわした。一応挨拶をして自分の車に行こうとすると、上から私に声をかける人がいた。なんだろう?と思ってみてみると、昔隣の部署で事務をやっていた人だった。最初何言っているのかよく聞こえなかったが、どうやら「その子大きくなったでしょう?昔よく遊んでくれたよね。」と言っているようだ。「えぇ!」私はびっくらこいてしまった。

 その人は私が入社した頃隣の部署にいたのだが、当時未亡人で小学校に行く前位の女の子がいた。その頃の職場はとてもアットホームな雰囲気で、よくみんなで遊びに行ったり社員旅行があったりした。そういう時に女の子を連れてきていて、よく相手して遊んだりしていたのだ。

 要するにエンジンをかけていた女の人が、その女の子だというのだ。確かに10年近く前の事だから、よく考えると中学生位になっているはずだよな。でも私の中ではまだ小さい子供の頃の印象しか無いから、そのギャップは大きい。中学生かぁ…。しばしの間、衝撃が走った。

 日々過ごしているときには気がつかないが、こういう時間が一度に飛ぶようなことがあると月日は流れているんだなということに改めて気付かされる。自分が歳をとったなと思うのは、きっとこういうときなんだろう。

 ところでどうして同じ社宅にいるかというと、その未亡人は私の幾つか上の先輩と再婚したからだ。再婚したことで、先輩の評価が職場の女の人の間で軒並み上がっていたのをよく覚えている。今は先輩との間に子供もいて、社宅でも時々見かけるが元気そうである。

 「あの子が中学生かぁ…。びっくりしちゃうよね。」と言っていると、くろちゃんが「それは、それだけごまさまがお歳をめされたということですね。」と丁寧かつ冷静につっこまれた…。いやそれはそうなんだけど、改めて確認しなくても…。(笑)

98 7/19(日) 「ごま、歌って疲れる。」の巻 

 昨日も書いたが、今日はくろちゃんはピアノ、私は歌と発表会がぶつかってしまった。くろちゃんは、歌の方も出たかったようだが、歌は何ヶ月かに一度位は歌うチャンスはあるけれどピアノの方は二年に一度位しか機会がないのだ。双方の会場は電車一本で行けるかなり近い位置なのだが、時間が絶妙にぶつかっているので聴きに行くのは難しい。できれば、くろちゃんのピアノは聴きに行きたかったのだけど。(でもくろちゃんは「恥ずかしいので聴きに来なくていい。」と言っていた。)

 私が参加したのは川崎合唱まつりというイベントで、川崎市の合唱連盟に参加している団体が一団体あたり8分くらい与えられてステージで歌えるというイベントだ。気軽に参加できるので、なかなか演奏会を開けない小さな団体にはありがたいイベントである。私は二つの団体で歌うことになっていて、一つはいつもの合唱団で、もう一つはこのイベントに合わせてつくったその場限りの合唱団だ。

 いつもの合唱団の方は朝一番で、急造の合唱団の方はなんと最後から二番目に割り当てられていた。つまり、最初から最後までずっと参加していないといけないのだ。最初歌ったのが11時で二回目に歌ったのが18時頃で、間の7時間は他の団体のステージを聴いていないといけない。どんな団体も参加できるので、全部ある一定のレベルがあるというわけではない。平均年齢60歳を越えている団体もあれば、高校生もいるし、人数もまちまちでこういう人達も歌っているのかと思うと面白かった。でもさすがに7時間はかなり辛かった。

 二回目に歌った合唱団は、川崎市の若い合唱団が集まってこの時だけ大人数で歌おうという企画で作られた合唱団だ。最低一回の合同練習の参加と参加費を払えばどんな人でも参加できるようにしたら、人数が膨れ上がって、結局本番では83人も乗っていた。出来は、リハーサルではとてもいい出来だったのだが、ステージに乗ったらやや暴走気味だった。まぁ急造だしそういうものかな。でも、こういう大人数で歌うことはそうそう無いし、気持ちよく歌えたのでいいか。(笑)

98 7/18(土) 「ごま、二人で街を散歩。」の巻 

 巷では三連休だが中日の明日私は歌のステージがあるし、くろちゃんはピアノの発表会なので、遠出する訳にはいかない。それで昼まで二人してぼ〜っとしていたのだが、せっかく天気も良い事だし町田で散歩することにした。

 最初に行ったのは楽器屋さん。くろちゃんの持っている電子ピアノはタッチも音もちゃっちいものだから、「いいのが欲しいな」と前々から言っていた。別にすぐ買うって訳ではないが、どういうのが置いてあるのか見に行ったのだ。入り口の近くにあるグランドピアノを見ていると、店員さんが寄ってきてあれやらこれやらやたらと説明してくれた。最後には防音室まで紹介していた。防音室っすか…、家でも買えば防音室も考えるけどねぇ。お金持ちに見えたのかなぁ?いやそんなことはないな。(笑)店内はそれほど暇そうではなかったのだけど。

 とりあえず二人が気に入ったのは、小さなグランドピアノの形をした電子ピアノだ。これは鍵盤が良くて、本物のピアノにかなり近いリアルなタッチだ。ただ、弦は無いんで音の感触は本物とはやはり違うけど、消音も出来るしコンピュータにもつなげられる。大きさも今の部屋なら邪魔にならずに入るから、もしピアノを買うことになったらこのピアノがいいねと二人で意見が一致した。

 次に行ったのは美術用具屋さん。家に油絵が一枚あるのだが、額がなくて飾れないでいたので額を買ったのだ。その後、乾物屋(見ただけ)→お菓子の材料屋(タピオカとかバニラエッセンスを買う)→乾物屋(やっぱり気になって、するめとかを買う)→ディズニーストアー(プーの新作ビデオを予約)→パン屋(パンを買う)→ケーキ屋(散々悩む。結局大きなシュークリームのようなケーキを買う)と回って帰ってきた。天気もいいのにそんなに暑くもなく、あちこちで浪費したけどなかなかいい散歩だったと思う。

98 7/17(金) 「ごま、会社の女の子に媚を売ったりする。」の巻 

 くろちゃんの親戚は愛媛の宇和島に多いのだが、その関係で家にはみかんがたくさん届く。今もハウスみかん一箱と夏みかん一箱とみかんジュースが10本位あるのだが、この量を二人でちまちま食べていっても全然減らない。夏みかんやジュースは日持ちがするからそれでもいいが。ハウスみかんはそろそろ悪くなってきている。

 そこで会社に持っていって配ることにした。会社で配るときには席の近い同じグループの人達と事務をやっている女の子たちは外せない。なんといっても女の子にこういうときに配って評判をあげておくと、事務処理がスムーズに進むことが多いし無理も聞いて貰えるからね。(笑)あんまり露骨だと変な事になるから、適当なさじ加減が重要だけど。

 んで、朝一で配って回ると、「どうしたの?」とあちこちで聞かれた。それで、いちいち「妻の親戚が宇和島にいてみかん類がたくさん送られてきたけど、食べきれないから。」と事実をそのまま答えると、なぜか受けがよかった。なぜだろう?

 この時期みかんは珍しいし、ハウスみかんは売っていても結構高いし、おまけになかなか甘くておいしいので評判は良かったようだ。面白いことに同じグループの男の人達は、みかんを食べても美味しかったとかそういう感想はだれ一人言わなかったけど、女の子達はみんな美味しかったとわざわざいいに来たりしたのだ。別にみんなに「おいしい。」と言って欲しいとはさらさら思っていないが、言って貰えるとうれしいものだ。しかしよく考えると、男に「おいしかった。」と言われても「あっそう?」位の感想だな。(笑)ようするにたんに女の子だからうれしいだけだな。

98 7/16(木) 「ごま、A列車でブラヴォ!」の巻 

 今日は二次会をやった六本木サテンドールで「タイム・ファイブ」(紅白やヒッパレにも出たことのあるコーラスグループ)がライブするということで、聴きに行くことにしていた。ところが運がいいのか悪いのか月曜日になって都心で会議が入ってしまった。職場のある相模原から六本木は結構遠いので、都心で早い時間に開放されればラッキーだけれど、会議は大抵水物だからへたすると8時位までかかるかもしれない。結局会議はあっさりと4時に終わってしまったので、六本木の本屋でくろちゃんと待ちあわせた。

 近くの沖縄料理屋でお腹を一杯にしてから、サテンドールに向かう。今までサテンドールには何度も足を運んでいるが、タイム・ファイブのようなメジャーどころのライブを聴くのは初めてなので楽しみだ。エレベータに乗って店に着くと、まだ6時30分だというのにかなり混雑している。今まではこの時間にくると大抵一番乗りとかでステージ前の特等席で聴くことができたのに。店員さんが予約しているか聞いてきたので、「していない。」というと「ちょっと待ってください。」と言われた。こんな事を言われるのももちろん初めてだ。待っている間にも続々客が入ってきてそれぞれ予約の席に座っていく。どうやらこのレベルのライブを聴くなら予約が必要らしい。しばらく待つと、いつもは演奏者達が座る席に通された。ちょっと角度的には苦しいところだが、座れただけましと思うしかない。

 演奏が始まると今まで聴いていたバンドとチャージ料が違うわけが一発でわかった。なんと言っても華があるし、演奏もキレがよい。そして抜群にかっこいいのだ。グレンミラーメドレーとかビーチボーイズメドレーとか楽しい曲もやってくれたし、くろちゃんと二人で感動しまくった。(笑)

 個人的に気にいったのは、宮城の民謡の「砂山」という曲と「A列車で行こう」だ。「砂山」は民謡でジャズライブハウスではあまり歌わないらしいのだが、アカペラで少しジャズっぽくおしゃれに決めてくれた。「A列車」はまぁ定番な曲なのだが、アレンジが凝っていて乗りも良くかっこよかった。

 一ステより二ステの方が格段に出来がよかったので、三ステまで聴きたいなと思っていたのだが、くろちゃんがお腹が痛くなったので、残念ながら二ステで帰ることにした。今度タイム・ファイブを聴きに来る時はちゃんと予約して三ステまでしっかり聴くことにしよう。「星に願いを」とか「スターダスト」とかも是非生で聴きたいし。

 全然話は変るが、隣の席に座っていたカップルは私たちがいる間だけで、二人で一箱以上たばこを吸っていた。ほとんどたばこをくわえていない時間がないんじゃないかという感じだったので、ちょっとびっくり。身体悪くしないかな。

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