ありがちな日記 98年 7月前半


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98 7/15(水) 「ごま、ツタンカーメンの防御で必死に守る。」の巻 

 夕食後、なんとハトサブレが出てきた。昨日私がやたらと食べたがっていたので、くろちゃんが町田に行ったついでに小田急デパートで買ってきたのだ。早速頂くことにする。そうそうシンプルで飽きが来ないこの味だよ!原材料を見てみると、小麦粉、砂糖、バター、鶏卵、膨張剤(ベーキングパウダー?)だけで、なるほどシンプルなわけだ。

 賞味期限を見ると7月31日までになっている。くろちゃんに「賞味期限って箱開けたらだめだよね?急いで食べ終えなきゃ。」って言ったら、「別に箱から出しても、小袋を開けなきゃ大丈夫。もっと食べたいんでしょ。」っとすげなく言われてしまった。(笑)くろちゃんの実家の近くにはハトサブレに似た芦花サブレってのがあるらしいので、今度実家に行ったら是非買わねばなるまい。

 お腹も一杯になったところで、8畳間に寝転がってくろちゃんの愛読書「栄養と料理」とか「今日の料理」を読んでいたら、くろちゃんが「ごまわき!」と言って私のわき腹をくすぐってきた。私はわき腹は極めて弱いので、ちょっとくすぐられただけでもめろめろになってしまう。極めてやばいので、すかさず鉄壁の防御「ツタンカーメンの防御*1」を繰り出すことにした。くろちゃんの激しい攻撃を繰り出してきたが、ツタンカーメンの防御でなんとか守りきった。そのあと柔道ごっこで一汗かいた後風呂に入った。今日もいい一日だ。

ツタンカーメンの防御
 ツタンカーメンの棺の様に、腕を胸の前でクロスさせ脇をしっかりと締めて、わき腹と胸を守る鉄壁の防御体制のこと。この防御体制で相手が疲れるまで守りきると、その後怒涛の攻撃が待っている。その昔「おれたちひょうきん族」で神が多用していたことは有名。民明書房「ツタンカーメンと懺悔の神の謎」より。

98 7/14(火) 「ごま、ハトサブレを食べそこなってさめざめと泣く。」の巻 

 今日はくろちゃんはお義母さんと鎌倉にお墓参りに行くことになっていた。私の頭の中には、朝からずっとハトサブレしかなかった。「♪今日帰ったらハトサブレ。さくさく美味しいハトサブレ〜。」と自作の歌が頭の中でこだましまくっていたのだ。いや別にハトサブレが死ぬほど好きって訳じゃないんだけど、とにかくハトサブレハイだったのよ。

 さっさと仕事を仕上げて猛ダッシュで家に帰り、夕食後(うちではこの手のお菓子は夕食後に出ることになっている。)を楽しみに待っていると…、出てきたのは「かまくらカスター」だった…。

 ご「えっ?ハトサブレじゃないの?」
 く「ハトサブレがよかったの?」
 ご「いやぁ鎌倉っつたらなんつってもハトサブレでせう?」
 く「前に貰ったかまくらカスターが美味しかったから、かまくらカスターしか頭になかったわ。」
 ご「いやんいやんハトサブレェェ〜」

 まるで、だだっこのようである。(しかし、かまくらカスターもしっかり三口で食べた。)

 く「ちょっと違うけどこれで我慢して。」

 と、出されたものは「くまプークッキー」(メイプルシロップ味)だった。くぅぅっ、確かに似ている。でも、ハトサブレが食べたかったの…。(うるうる)歌まで作ったしね…。

 私は鎌倉と聞いてハトサブレしか頭になかったが、くろちゃんはかまくらカスターが思い浮かんだようである。かまくらカスターも美味しいんだけどね。(というか味的にはハトサブレよりこっちのが好きかも)なんでこんなにハトサブレかというと、ウィーンでこういう事件があったからそれ以来久しぶり似ちょっと食べたいと思っているだけだったりする。

98 7/13(月) 「ごま、教えることの難しさ」の巻 

 以前再教育で配属された人の話を書いたが、今日はIさんが年休を取っていてそのかわり私がC君の面倒を見ることになった。というか、昨日休日出勤したとき「面倒みてね。」というメールが入っていたのだ。たぶんC君が勉強していることについて私も今勉強中だからであろう。(あと、金曜日休んだからかもしれないけど。(笑))

 与えられた課題は、簡単に言うと流れてくるデータを解析してある条件の時だけデータの内容を有効にする回路を設計することだ。(きっと、わけわかんないですね。)それほど難しいものではなく、まだ学習途中の私でも半日あれば出来る程度のものだ。もっとも下地のないC君はそうもいかない。

 まず、この回路がどういう動作をするものなのかを把握して、大まかな設計図みたいなもの(正確に言うと状態遷移図)を書かせてみた。彼の書いた設計図は、ぱっと見よさそうに見えるのだが一つずつ追っていくと、あちこち変でうまく動作しそうにはない。そこでおかしなポイントを彼に気付いて貰いたくて、なるべく遠巻きにヒントを言ってみたのだが、全く気付く気配がなくて困ってしまう。逆に勘違していたずらに混乱させただけだった。う〜ん、ヒントを何処まで教えるかというさじ加減は、彼の場合かなり難しい。全く教えなければ進まないし、中途半端に教えると混乱させるし、丁寧に教えすぎたら彼の経験にならない。さすがに、そのままずばり言って理解されなかったときはかなり悲しかった。

 回路設計に入ってからは更に面倒だった。彼は前にも書いたが、やはり応用力にかなり難がある。例えば教科書や誰かの作った回路に例があれば良いのだが、その例に変化を加える必要があったり、そもそも例が無かったりすると、そこがとても大きなハードルになるようだ。手法Aに手を加えて手法A'で解決するような事例があるとすると、そのA'は彼にとっては新たな手法Bとして受け止められているのだ。(例えば、かけそば(A)に卵を入れれば月見そば(A')なのだが、彼はかけそばと月見そばは全く別の料理といふうに考えてしまう。)

 私は、Aにダッシュ分を加えることを思いつけば楽に設計できること、その差分を見つけることが重要なこと、とかをいろいろ手を変え品を変え説明して見たが、あまり理解されなかったようだ。(いや頭では理解しているのだが、実際の場面ではうまく生かされていない。)その後も私にしては根気よくつきあってみたが、途中いらいらして自分で答えを出したくなってしまった。しかしそれやったらだめだよな。教えるのは本当に難しいと改めて思った。いやぁ〜あれを毎日やっているIさんは本当に偉いな。

 設計は何と言っても応用力が重要なので、彼の特性には合わないと今日改めて思った。(来た当初からそう思っていたけど。)ただ、彼はやる気はとってもあるのだ。今のペースではとてもとても戦力にはならないのだが、もう少し時間をかけてあげるしかないかな。

98 7/12(日) 「ごま、久々に猫と遊ぶ」の巻 

 金曜日年休を取ったので今日は会社に行った。なんでかというと木曜日仕込んでおいたシミュレーションの結果が気になったからだ。そのシミュレーションが終わったら、結果をメールで飛ばすように設定して置いたのだが、まだ届いていない。もし変なことになっていたらまずいし。

 行ってみると、シミュレーションは問題なく終了していたのだが、その後処理に問題があって止っていただけだということがわかった。せっかくなので、実験結果を踏まえて新しいデータでシミュレーションをかけておいた。たぶん月曜日の朝には結果が出ているだろうと思う。ついでにメールの処理とか(平日会社休むとかなり溜まるのだ。)回覧物の処理をして帰ることにした。

 車のところに行くとぶち猫が車の側にいた。近づいても逃げないのでどっか近くの飼い猫だろうか?(しかし首輪はつけていない。)手を出しても逃げないので、こっちも調子こいて頭や背中をなでたりした。毛並みがいまひとつ張りが無いので、あまり若くは無さそうだ。そのうちごろんと横たわってしまって、もう逃げるのも面倒くさいらしい。

 さらに顎の下をなでてやると「ごろごろ」と咽喉を鳴らして気持ち良さそうである。私も本物の猫をさわったのは結構久しぶりでうれしくなってしまった。その後5分位その猫と戯れていたら、突然すっと起き上がって歩いていってしまった。追っかけようかとちょっと思ったが、たぶん猫も飽きたのだろうからほっておくことにした。やっぱり猫を飼いたいなぁと改めて思うごまなのだった。

98 7/11(土) 「ごま、くろちゃんを見失う。」の巻 

 明日は朝早くから用事が入っているので、日曜恒例のサミット日曜早朝割引を利用できない。そこで、今日食料品の買い出しに出かけた。せっかく時間もあることだし、イトーヨーカ堂まで遠出した。サミットよりもイトーヨーカ堂の方が広いし品揃えもいいからねぇ。

 特に私がイトーヨーカ堂でお気に入りなのは、漬物の試食が非常に充実していることだ。私は漬物大好きなので、漬物試食コーナーでとりあえず一通り食べてみて漬物を選んでいるときが結構至福の時だったりする。(しょうもないことで至福かも…)サミットは漬物の試食がないのが最大の欠点だなと常々思っている位だ。(そう、だから今日はイトーヨーカ堂に来たと言っても過言ではない。)

 話は飛ぶが買物の時私の役割はカートを押すことだ。ああいう転がりものは好きで会社でも台車押しを好んでやっているくらいなのだ。今日もカートを華麗に押しながら、くろちゃんと一緒に漬物コーナーまでやって来た。ここにくると前述の通り漬物を食べるよりほかない。例のごとく端から食べていると、店員さんが「どれがいいですか?」なんて聞いてくるので、「これなんてどう?」と白菜の漬物を持って振り返ると…、くろちゃんがいない。

 「あれ?さっきまでそこにいたのに。」と思って目で探すが全然見つからない。「おかしいなぁ。」とよ〜く探すと、なんとすぐ近くにいた。なぜ見つからなかったかというと、今日はくろちゃんは緑の服を着ていたからだ。私はつい無意識のうちに黒い服でパターン認識していたというわけである。まぁそれくらいいつも黒い服を着ているということだ。早速、くろちゃんと漬物選びを再開。くろちゃんも同じ白菜の漬け物がいいというのでそれを買った。明日はその漬物が食卓にならぶと思うと今から楽しみである。

 どうでもいいけど、昨日の日記を読み返してみると、いつにもましてひどい書き方だなぁ…。まるで小学生が夏休みの日記の宿題を最終日にやったような出来栄えだ。(字も間違っているし…)疲れていたからとはいえ、ひどすぎかも…。

98 7/10(金) 「ごま、ディズニーランドに行く」の巻 

 今日は一年前くろちゃんと初めてデートしたディズニーランドに行った。家を出るときには小雨が振っていたが、8時過ぎにTDLに着いた時には土砂降りだった。開園は9時で、最初にポリネシアンレストランのディナーショーの予約に行った。この時もずっと雨が降っていたので予約が終わった後、カッパを買った。そうしたらその後傘をささないとどうにもならない程の雨は一度も降らなかったので、カッパはパレードのシートとして使っただけだった。

 前回はミッキーの家に行ったときカメラを持っていなかったのでミッキーと写真が撮れなかった。(少しお間抜け)そこでトゥーンタウンに行ってミッキーと一緒に写真を撮ることにした。ミッキーの家はさすがに人気でこの日の待ち時間の中でも最高に待ったが(と言っても一時間弱だけど)、念願のミッキーとの写真を撮ることが出来た。(まぁ待てばいつ行っても撮れるのだが。)

 その後カートゥーンスピンに乗った後、お買い物をすることにした。前回アトラクション中心にまわったので、今回はお買い物をじっくりやるということに決めていたのだ。くろちゃんはプーが好きなのでプー物を中心にファンタジーランドやワールドバザールを見て回った。中でも寝転がっているプーのぬいぐるみがいたくお気に入りで(略して寝プー)、これとプーの顔をかたどったまんじゅうを買って、いったん駐車場に戻って荷物を置きに行こうとしたら、入り口のところで、プーとかティガーとかドナルドがいて、くろちゃんが大騒ぎ。早速、一緒に写真を撮った。くろちゃんは今日はもう満足したから、後はディナーショウを観ればなんでもいいと言っていた。

 荷物を置いて昼食をとってアトラクション巡りを始めたのが2時頃だった。でも今日は夏休み前の金曜だし天候も今一つだったためか空いていた。トゥーンタウンのミッキーの家(約60分)、カートゥーンスピン(約40分)を除けば長くても15分とか10分だった。最高に面白かったのはジャングルクルーズ。途中故障した船が出たらしく、私たちの船は滝の前で立ち往生する羽目になった。最初は新たな演出かと思ったが、ガイドさんはまじでちょっと焦っていて面白かった。

 アトラクション巡りは6時でやめて、ファンテイリュージョンの場所とりをしたおかげでなかなか良いポジショニングでパレードを観ることが出来た。その後ディナーショウを観てから帰った。帰り着いたのは11時30分頃で風呂に入って爆睡した。ずっと身に付けていたてくてくエンジェルは18000歩以上カウントされていた。

98 7/9(木) 「ごま、くろちゃんと二人でMIDIで遊ぶ」の巻 

 今日は午前中に締めが入っていて7時前に出社したので、5時前にとっとと帰ってきた。このくらいの時間に帰ってくると家ではゆっくりできてとてもうれしい。時間があったので、なにすっべかと少々考えて、久しぶりにMIDI(って言うとちょっと変だけど、まぁここではパソコンで音楽することとでもりかいしてくださいませ。DTMってのが正解?)で遊ぶことにした。

 そもそもMIDIは何に使っていたかというと、合唱の音取りの為だ。私はキーボードは一応さくさく打てるが、鍵盤は一本指打法だ。(要するに弾けない)リズム感も今一なので、楽譜と鍵盤があっても音はあんまり取れない。そこで、コンピュータに楽譜を打ち込んで音を取っていたのだ。(独身時代は)ところが、最近はくろちゃんに電子ピアノを弾いて貰えばいいので、音取り効率が軽く5倍はあがった。(たぶん全然もっと)まさに産業革命並である。そりゃそうだろう。前は一音一音マウスで打ち込んでいたのだから。(笑)

 それで、結婚してからはMIDIで遊んでいなかったのだが、くろちゃんはこういうの知らないので、コンピュータでこういうことも出来るんだよというデモをやったというわけだ。まず、今まで打ち込んだ曲を聴かせて、その後作曲のまね事をしてみた。いや作曲なんて言うと恐れ多いかも…、だってでたらめに音を入れてみただけだから…。

 出来た曲は超前衛的な曲(最大の褒め言葉で言えば)で、くろちゃんは大受けしていた。それは、まさに私が「ええぃ、これがわしのイメージするショパンじゃぁ!」とか言ってでたらめに弾くピアノのような曲だったからだ。最後に「万里の河」(いやたまたま楽譜が近くにあったから…)の最初の数小節を編曲してみた。(これは少しまとも…、といってもコードを当てただけだけど(笑))

 くろちゃんは、とても興味を持ったみたいで、「これなら誰でも曲を作れるねぇ。」と感心していた。まぁ入力は確かに誰でも出来るが、曲になるかはかなり疑問である。ただ、残念なことにくろちゃんの電子ピアノはMIDIのインタフェースが付いていないので、ピアノから入力は出来ない。お金が貯まったらもっといいピアノが欲しいなぁ。(私の音取りのために(笑))

98 7/8(水) 「くろちゃんは虫が苦手。虫が出て大騒ぎ」の巻 

 今日も暑い。ほんとにまだ梅雨明けじゃないの?部屋も暑いので、寝るまでの間は窓を空けている。高台にあるので、北側と南側の窓を開けると風が流れて多少は涼しくなる。ところが、うちには網戸が無いので、当然虫が入ってきたりする。

 今夜は土曜日に買ってきた「蝶々夫人」のビデオを観ていたいのだが、それを観ている時にテレビの前を小さな虫が飛んでいた。すると、くろちゃんがきゃぁきゃぁ騒ぐので、私がはたくと手ごたえはあったのだが、そのままテレビの裏に落ちていってしまった。くろちゃんはちょっと嫌そうだったが、テレビはそうそう動かせないので、しばらくはしょうがない。

 ビデオを見終って稲森いずみ&藤原紀香のドラマを観ていたら、今度はなにかがフスマにとまっていたのを、くろちゃんが目ざとく見つけた。それで近づいて見てみると、どうやらカナブンのようだ。くろちゃんはさっきよりも騒ぎだした。カナブンといってもごく小さいもので、恐れるほどのものではないと思うんだけど。(っていうかおっきくてもカナブンなんて怖くないけど)

 しょうがないのでさっと捕まえると、くろちゃんがビニール袋に入れろというのでその通りにして渡すと、「きゃぁ、生きてる!」とまたまた大騒ぎ。そりゃ生きているよ。殺してないもの。(笑)くろちゃんが、「窓から逃がしてあげなさい。」というので、その通りにしてあげた。

 くろちゃんは子供の頃は虫は怖くなかったらしいのだが、大きくなってから怖くなったらしい。私はド田舎(っつうかくそ山の中)で育ったので、カナブン程度で騒いでもしょうがない。私の実家で今日のように窓を開けっ放しにしたら、羽虫とカナブン位じゃ済まないことだけは確かだ。それにしても網戸はなんとかしないとまずいかな。

98 7/7(火) 「ごま、それは一年前に始まった」の巻 

 確か去年の7月6日は日曜日だった。日曜日には合唱の練習があり(今でもそうだが)、その日の練習後の飲み会に参加した。飲み会ではたまたまくろちゃんと向かいの席に座った。当時くろちゃんは病院の栄養士で、練習にはそんなに参加できなかったので、それまではあまりよく知らなかったのだが、その時はくろちゃんの同じ職場の人も近くの席にいたこともあっていろいろ話をすることができた。

 会話をするうちに、合コンでもしようかということになった。くろちゃんの職場は女の人ばかりだし私の職場は男が多い、それに職場も近かったからだ。それでちょうど一年前の今日、私がくろちゃんの家に合コンの件で電話をかけたのだ。

 私は基本的に電話は長いのだが、この時はやっぱり長かった。「合コンをしましょう。」ということで電話をかけたのだが、なぜか食べ物とディズニーランドの話で盛り上がった。それじゃぁディズニーランドに行きましょうということになって、夏休みになると混むのでその前に行ける日はいつか聞いたら、10日が休みだという。

 その頃私は仕事も比較的暇だったしもともと年休は取りやすい職場なので、「じゃぁ年休とりますから、10日に行きましょう。」と言った。くろちゃんの職場は年休がとり難いらしいので驚いていたことを覚えている。

 これが私たちの始まりだった。たまたまかも知れないが始まった7月7日は七夕で、その頃くろちゃんがピアノを練習していたのが「星に願いを」、ピノキオの曲で私も大好きな曲だ。最初のデートはディズニーランド。だからプロポーズの言葉は「君が星に願いをを弾いたら、僕が歌ってあげる。」だ。(この間の二次会でこのノルマは達成した。(笑))ちょっと偶然にしてははまりすぎるなぁと我ながら思う。

98 7/6(月) 「ごま、結婚して減ったもの」の巻 

 結婚して明らかに減ったなぁと感じるものは、体重…じゃなくて読書である。独り暮らしの時には、毎日必ず何か読んでいたし、本屋にも週に2〜3回は通っていて、本代も月に一万円を切ることはまず無かった。

 ところが結婚してからは、ほとんど本を読まなくなった。本屋にも月に2〜3回行くくらいで、当然本代も結婚前の四分の一か五分の一程度しか使わない。独身の時いつ本を読んでいたか考えると、寝る前と電車に乗っている時そして暇な休みの日だ。寝床の近くには常に数冊本が置いてあったものだ。今までの中で最も本を読んでいたのは5〜6年前で、その頃通勤に電車で二時間ほどかかっていたのだが、その通勤時間を利用して大体一日で文庫本一冊位のペースで読んでいた。もうあの頃のように本を読むことは無いんじゃないだろうか。

 結婚してからは、二人で話をしていたり遊んでいたりすることの方が楽しくて、すっかり本を読むという習慣がなくなってしまった。第一独身時代は寝付きが悪かったのに、最近は寝床に入ると本なんて読む暇が無いほどあっという間に寝てしまう。

 それでどういう本を読んでいたかというと、小説、マンガ、エッセイ、行きもしない旅行ガイド、歴史物、週刊誌などだ。エンジニアの癖して、技術書はほとんど家では読んだ記憶はない。家で技術書とか英文の論文とか読むと、30秒で昇天していたと思う。(会社でもそうだけどね。)まっへなちょこ技術者だからいいか。

 ところで、今日は久しぶりに会社帰りに本屋に寄った。前はおっと思った本があったらたいてい即座に買っていたが、今日はそういうことはしなかった。私は買った本は必ず読まないと(本の隅々までとは言わないが)気が済まない性質なのだが、今本を買っても読む自信がないからだ。ところで、今日買ったのはディズニー関係の本。今度ディズニーランドに遊びに行くことにしたので、気分を盛り上げるために買ったのだ。

98 7/5(日) 「ごま、二人で仲良く昼寝する」の巻 

 今日も朝方から暑かった。あんまり暑くて6時頃いったん目が覚めてしまったので、エアコンをつけて二度寝に入る。エアコンの効いた中での二度寝は最高に気持ちがいい。二人して爆睡した。ふと気付くともう8時になろうかという時間。これはやばいという事で、ダッシュで朝食を取って、近くのサミットに出かけた。

 サミットは日曜の9時から10時までは買った分の一割に相当する商品券をくれるというタイムサービスをしているのだ。それで、我が家では日曜の朝は早起きしてサミットで大量に買い出しするのが、恒例行事となっている。日曜日だと私の車で行けるから大量に買えるっていうのもある。今日も野菜を中心に沢山買って会計は7,992円だった。商品券は500円で50円分くれるので、これだと750円分の商品券しかならない。42円損したなぁなどと思って、引き換え場に行くとおじさんがおまけして800円分の商品券をくれた。大したことではないのだけれど、かなりうれしい。

 帰ってきてからは料理をしたり歌の練習をしていたら、あっという間にお昼になった。外はもちろん部屋の中も溶けるように暑いので、昼食をとった後はなにもする気にはなれなかった。本当は、昨日買ってきたオペラのビデオを見たり、買物に行ったりしようかと思っていたのだが…。

 くろちゃんもぐったりしていたので、二人でお昼寝をすることにした。お昼寝と言っても、時々起きてはなぜかマッサージをしたり、くすぐりっこしたりして、寝ているのかいちゃついているのかよくわからない。最初リビング代わりに使っている8畳間で寝ていたのだが、カーペットの上って結構暑いので、6畳間でちゃんと布団を敷いて寝ることにした。この部屋の方がエアコン効くから快適だ。でも、ここでもすぐに遊びに入るので、あまり寝た気分にはなれなかった。(まぁちょっかい出す私が悪いのだが)そうこうするうちに、合唱の練習に行く時間になってしまった。練習場に車で向かう途中は眠くてしょうがなかった。なんのためのお昼寝だったのだろう?

98 7/4(土) 「ごま、ペンキ塗りをする」の巻 

 火曜日にダイニングキッチンの照明を取り換えたことは既に書いた。その時直付けされていた蛍光灯(よく事務室とかにある細長い台形の形に長い蛍光灯が二本ついているタイプ)の後が塗料が塗られていなくて、カッコ悪いのでさっそく朝からペンキ塗りをすることにした。

 まず、その蛍光灯が付いていた四隅に穴があいているので、それをパテで穴埋めすることから始めなければならない。脚立で穴を確認すると割と深い。ダイニングの床に新聞紙を敷き詰め脚立に乗ってパテで穴埋めをする。でも、上を向いてパテを詰めるのはかなりやりにくい。へらはパテに付属していた短い物しか持っていないので、割りばしで奥まで詰めて、付属のへらで整形するという方法でやった。首が疲れてしまった。

 パテの説明書を読むと2〜3時間は固まらないらしい。今日は朝とは言えど嫌になるほど暑いので、クーラーの効く6畳間に行って、しばしの間くろちゃんと「朝と昼の間寝」をすることにした。この部屋は天国のようだ。パテが固まったら紙やすりでパテの表面を削って色を塗る。

 ところが、パテやペンキやはけはあるのだが、紙やすりは無い。しょうがないので、自転車に乗ってダイクマまで買いに行くことにした。6畳間を一歩出るとそこは地獄だ。外は更に地獄だった。暑い…。倉庫から自転車を出して、猛ダッシュでダイクマに行った。紙やすりを買って自転車に乗るともうサドルが熱くなっていた。尻がやけどするかと思った。(ちょっと大げさ)

 紙やすりをかけて、ようやくペンキを塗る。ところが、恐れていた事態が発生した。そう色がちょっと違うのだ。天井の色はアイボリーっぽい色なので、アイボリーのペンキを買ってきたのだが、どうも私が買ってきたペンキの方が色が濃い。まぁ完全に合わせることは難しいし、かといって天井全部塗るのはやっとられん。あと、パテの部分とそうでない部分ではペンキののりが違ってちょっとムラになってしまったが、乾けば変るだろうしもういいやということにした。その後出かけて夜帰ってきたのだが、乾いてもやはり色は違っていて少し変だ。

98 7/3(金) 「ごま、色気の無い飲み会に行く」の巻 

 確か水曜日だったと思うが、「飲みに行かない?」メールが届いた。まぁ、とある仕事がひと段落付いたことだし、Oくんがお姉ちゃんにも声かけているからさぁ、てな調子だ。うちの部署には四月の配置転換でキレイなお姉さんが何人かやってきていたし、Oくんはその辺りの調整は抜群なので、それは行かねばなるまいと即座に決断した。(こんなこと書くとくろちゃんに怒られるかなぁ…。)そもそも私は会社の女の子とかと飲みに行ったりはめったにしないのだ。(というか車で通勤しているので、あらかじめ言われないと飲み会に行けないことが多い。)

 ところが、今日になって面子を聞くと肝心のお姉ちゃん達がいないという。それじゃぁ意味ねぇじゃんということで、飲み会の場で、Oくんを問い詰めると(そんなに大げさなことではないけど)、「ちょっと急だったからスケジュールの調整がつかなかったようですよ。」と言った。その場も「まぁ確かに急だったよねぇ。」という事で落ち着いた。

 んで結局飲み会は、いつものように野郎ばかりであほ話に時々まじなお話を交えて、それはそれで楽しかった。新婚の私と家が遠いOくんは、10時半ころ先に帰ることにした。帰る道すがらOくんに、「本当はNくんがいるから女の子こないって言ったんでしょう?」と聞いてみたら、「ええ、そうなんですよ。面子聞かれてNの名前だしたら、"えぇ〜Nさん食べまくって私の食べるのが無くなるしぃ、それに説教するしぃ」"と断られたんです。」。

 やはしそうか。Nくんは女の子の扱いが凄く下手なのだ。(別に女の子に限らず他の事もそうだけど。)とにかく融通が利かないというか応用力がないというか。この間も朝「おはよう」と挨拶されたのを「おはよう、じゃなくて、おはようございます。だろう。」と説教したらしい。あほか。おっちゃんじゃあるまいし。

 飲み会の場でもその話題になって、みんなに「そんなことでいちいち説教するんじゃねぇよ。」と攻められていた。しかし、「てめぇ、挨拶されるだけいいじゃねぇか。おれは挨拶もされねぇよ。」って、Sさんそれはちょっと悲しすぎ。(笑)その他にもいろいろ前科があるので、彼女らが来たがらないのもまぁわかる。Nくんをからかうのは、それはそれで楽しいんだけどね。(そう私は今日はNくんをからかいに行ったようなものだった。)

 帰りの電車の中でOくんと、MさんとNさんとIさん三人(彼女らは同期でいずれも美しい。もちろんくろちゃんには劣るが)まとめて飲みに誘う作戦を練った。今度は華やかな飲み会が期待できそうである。(笑)

98 7/2(木) 「ごま、唐揚げが食べたくなる」の巻 

 9時から日本テレビでやっている「どっちの料理ショー」を思わず見てしまった。あの番組を見るとお腹が空くので我が家では危険な番組ということになっている。そういえば、つい数週間前は牛丼・うな丼対決の後、うな丼食べたい病にかかってまだ完治していない。

 今日の対決は、和風ハンバーグと鶏の唐揚げだった。私はこの二つだったら断然鶏の唐揚げだ。唐揚げは、好きなものベスト10に入ると思う。しかしまぁ好きな料理を10あげなさいと言われたら、ものすごく悩むなぁ。絞り込めないよ。でも唐揚げとうな丼は間違いなく入ると思う。もちろんハンバーグも大好きだけど、和風ハンバーグだものなぁ。私はハンバーグなら和風よりもノーマルの方が好きなのだ。

 それで番組見ていたら実に美味しそうなのよ。皮がパリッと揚がっていて肉はじゅうしぃで。ケンタッキーフライドチキンのような皮がしんなり気味なのも悪くないけど、唐揚げは皮がパリパリでなくっちゃあねぇ。今回は、普通の味付けとスパイスたっぷりのスパイシー唐揚げの二種類作ったのだが、特にスパイシー唐揚げが食べてみたくなった。これからの季節ピールを飲みながら、ちょっとホットな唐揚げを食べたら美味しいだろうなぁ。じゅるじゅる。

 でもあの番組にもし出る機会があったら、たぶんハンバーグにしたと思う。なぜって?負けたらもっと辛いから。(笑)お腹が極限に空いていたら、食べれそうな方にかけるな。ちょっとポリシーないかも。

98 7/1(水) 「ごま、づけ丼を美味しく頂く」の巻 

 昨日電灯を買いに夜の8時前にイトーヨーカ堂に行ったのだが、その時食料品の買物もした。ここのイトーヨーカ堂は今の季節10時まで営業していて、8時過ぎになると食料品が安くなるのだ。最初は足りないものをちょっとだけ買うつもりだったのだが、売り場を眺めて行くと魚や肉が閉店前セールで軒並み2割引3割引で並んでいた。ふとくろちゃんの方を見ると目がぎらぎらと輝いていた。

 くろちゃんは冷凍コレクターなので、肉やら魚やらが安いとすかさず買って冷凍庫にぶち込むのだ。とにかく冷凍庫にたくさんの種類の食材があるとうれしいらしい。新しく買った冷蔵庫は450リッターもあって、二人だけの夫婦には大きすぎる位ですかすかなのだが、なぜか冷凍スペースだけはいつもにぎやかだ。もちろん「かわりばん庫」も冷凍庫にしている。(笑)

 それで、昨日も安い鶏肉とかタラとかを買って満足げだった。特にマグロの赤身が200円引きで一柵320円がお気に入りの様子であった。ただ、この日は夕食を食べていったので、刺し身で食べるにはちょっと鮮度が気になるというのが、さすがに栄養士ということだろう。そこで私が、「マグロをづけ丼にしたら美味しいよ。」と提案した。ヨーカ堂から帰ったくろちゃんは、さっそくマグロを漬けていたようだ。

 というわけなので、今日の夕食はマグロのづけ丼だった。飯は酢飯でその上にノリと白ごまを敷いて漬けたマグロを置いて、少し甘味がかったたれがかかってあった。くろちゃんは料理上手だが、この料理はその中でも大当たりの逸品だった。さすがにたらふく亭のづけ丼には劣るけれども。(それはしょうがない)マグロと酢飯とたれが絶妙なバランスで、時折感じるごまの香ばしさとノリやネギの風味がそれを引き立てているという感じだ。暑くなってくるとこういうさっぱりした料理がうれしい。

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