ありがちな日記 98年 9月前半


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98 9/15(火) 「ごま、イワシでパンパン。」の巻 

 今日はいよいよ最終日である。最終日は、伊豆長岡でブドウ狩りと温泉に入り、沼津港で魚を食べて干物を買うという日程だ。台風が近いしやや疲れ気味でもあるので、なるべくさっさと帰るようにするつもりだ。

 チェックアウトを済ませて目的の農園を目指した。ガイドブックはかなりアバウトな地図でしか場所を示していないので、行くのに苦労した。細い農道をぐるぐる回ってやっと目的の農園に着いたが、なんと今はラン狩りしかやっていないという。が〜ん。とても残念だったがしょうがないので、温泉に行くことにした。

 温泉は農園からすぐ近くだ。温泉は10時から開店で、私たちがついたのは15分前だったのだが、かなりの人が待っていてビックリした。客層はおじいちゃん、おばあちゃんばかりである。最初町営の温泉だからこんなに多いのかと思っていたが、他の人も「今日はとても多い。」と言っていた。でもよく考えてみると、今日は敬老の日だからというのが大きいのだろう。開店すると、みんな何と休憩所の場所とりを始めてしまったので、お風呂の方は待ち人の割にはすいていた。中はキレイで、温泉もサウナも気持ち良かった。サウナで汗を出して気持ち良かったが、ややぼ〜っとしてしまった。帰りの運転で眠くなりそうで怖い。

 温泉の次は沼津港に向かう予定だったのだが、小島ちゃんが「いちご大福を食べよう。」と言い出した。この辺りは苺の産地なのだ。駅前にお店があるというので行ってみると、今は季節ではないので売っていないと言われてしまった。やっぱりね。苺があるなら、苺狩りに行っているのだ。

 沼津港に着くと、かなり混雑していてビックリした。港の一番奥の駐車場に何とか車を置いて、目的のお店に向かった。目的のお店はくろちゃんが前々から行きたいと言っていたイワシ料理の専門店だ。お店に着いてみるとちょうどお昼時ということもあって待ち行列ができていた。小島ちゃん達が待つというので私たちは港を偵察しに行くことにした。今日は祝日なのでかなりお店はしまっていたが、開いているお店には店の前に魚を並べて、直接魚を選んで料理できる店とかあって面白かった。

 偵察から帰ってきて程なく席に案内された。私と小島ちゃんは梅定食で、他の二人は磯定食を頼んだ。磯定食は、イワシの刺し身、南蛮漬け、味噌煮、つみれ汁で、梅定食はこれにてんぷらが付く。まさにイワシ尽しである。イワシの刺し身は鮮度が良くないとだめなので、こういうところでないと食べれない代物だ。南蛮漬けも味噌煮もそしててんぷらもとても美味しいし量もとても多くて、実にコストパフォーマンスが良い。くろちゃんは普通はあんな量は食べれないのだが、イワシが大好きでこういうのはめったに食べられないので、強引に食べてしまった。私もお腹パンパンになった。

 最後に、イワシのみりん干とアジの干物と岩のりを買って帰った。この後は高速に乗って帰るだけだ。まだ時間も早いこともあって順調に家に帰り着くことが出来た。この旅行は、結局最初から最後まで魚尽しで、私たち夫婦らしい旅行だったと思う。

98 9/14(月) 「ごま、陶芸に挑戦する。」の巻 

 結局小島ちゃんたちは夜中に到着したので、今日は軽めの日程を組むことにした。今回のメインの一つに陶芸に挑戦するというのがあった。陶芸の出来る場所はるるぶに書いてあったので、そこに行ってやるつもりでいた。ところが、小島ちゃんが肝心のるるぶを忘れてしまったので、どこでやっているかがわからなくなってしまった。

 しょうがないのでフロントの観光案内の人に聞くと、川奈に焼き物体験をさせてくれる窯があるらしいことがわかった。さっそく電話を入れると午後1時からなら出来るらしい。中途半端に時間が余るので、一旦修禅寺に行って時間を潰してから、その窯元に向かうことにした。

 窯元に着くと、髭のおっちゃんが出てきた。どうやらこの人が先生らしい。先生は丁寧に焼き物の作り方を順を追って教えてくれた。私とくろちゃんと小島ちゃんの奥さんは抹茶椀を、小島ちゃんは大湯呑を作ることにした。粘土をろくろに乗せて、ゆっくり回して茶碗らしき大きさの筒を作るだけなのだが、これが口が広がっていったり、厚みが均等にならなかったりして、なかなか難しい。それでも一時間位かけて、何とか茶碗らしき物が出来た。その後先生がうまく仕上げをやってくれた。仕上げをやると、ちゃんと椀になった。その手つきを見ていて、仕上げは絶対出来ないなと思った。この後乾かして素焼きをやって釉薬を塗って再度焼いて出来たものを送ってくれるらしい。届くのは10月5日になるとのこと。今から楽しみである。

 窯元を出て伊東に向かっていると、海女の小屋という料理屋があった。そういえば昼食はろくに取っていないので、ここによって軽く食事することにした。この店は海産物を使ったみそ汁が売りらしい。私たち夫婦は、うにの釜飯と蟹みそ汁、イワシのだんご汁を小島ちゃん夫婦はアラ煮定食を頼んだ。そのうち隣のテーブルでは、豪華蟹みそ汁が出てきた。これが、40cm位の椀に蟹が5杯位は入っていそうな、凄いみそ汁だった。あれは一度食べてみたい。私たちのみそ汁もとても美味しくて、3時頃だというのに異様に流行っている訳がわかった。

 その後伊東に夕食の買い出しに行った。商店街に行き、まず地元の魚屋さんを探した。地元の魚屋さんで新鮮な魚を仕入れるつもりなのだ。商店街の外れに1軒の魚屋があって、そこには発泡スチロールの容器に氷水をはって魚が入れられていた。どの魚も眼がキレイで、如何にも今朝市場で仕入れました、という鮮度だ。グラム単位で売られていて、例えばこの容器のはグラム80円という感じだ。お店の人と色々話ながら、結局マグロの刺し身とさばとさんまを買うことにした。マグロはその場でさばいてもらったものだ。やっぱ伊豆に来たからには新鮮な魚介類をたくさん食べないとね。(これは食べる前に書いたので美味しいかはまだわからない。)

98 9/13(日) 「くろちゃん、初めての伊豆。」の巻 

 くろちゃんは東京生まれの東京育ちだが、生まれてこのかた伊豆には一度も行ったことが無いという。伊豆なんてなんかの機会で行きそうなものだが、ここまで行かなかったのは結構不思議だと思う。そういう訳で、今日から三日間伊豆に出かけることにした。

 当初は小島ちゃん夫婦と一緒に行く予定だったのだが、小島ちゃんが緊急の用事が入ってしまったので、最初は別々に行動して今日の夜か明日の朝に合流することになってしまった。最初は9時に小島宅に集合だったのだが、二人ならもっと早くに家を出ても良いので7時半に出発した。おかげで渋滞もほとんど無く順調に伊豆に入ることが出来た。

 最初の観光は城ケ崎で遊覧船に乗ることだ。ところが遊覧船が出る富戸港に行ってみると、予約でいっぱいで一時間半待たないと船に乗れないらしい。ここでそんなに時間を潰してもしょうがないので、港をちょっと散歩して、遊覧船はあきらめた。ところで、この港はスキューバーダイビングの教習所の様な感じになっていて、狭い港にえらいたくさんのダイバーがいて、ちょっと異様な雰囲気だった。

 次の場所は下賀茂熱帯植物園だ。ここはやたらとトロピカルな雰囲気のところで、個人的には結構面白かったが、あまり流行っている様子ではなかった。まぁそうかも知れない。レストランではポリネシアン料理が食べられるということであったが、レストランはバス旅行の団体さんが大挙して押しかけていて、ちょっと入りにくい雰囲気なので他で食べることにした。

 城ケ崎で遊覧船に乗れなかったので、石廊崎で遊覧船に乗ることにした。駐車場は結構混んでいて、また乗れないかなと思っていたら、そんなことはなくうまく乗れることが出来た。石廊崎も海岸線は侵食されていて面白いし、天気もいいし風も心地よくてこれは満足度が高かった。いい加減お腹が減っていたので、港の側にある食堂で遅い昼食を取ることにした。私はさざえ丼、くろちゃんは磯香ラーメンを食べた。味はちょっとしょっぱくていまいちだった。しかし、この食堂は姑さんとお嫁さん(たぶん)で切り盛りしているのだが、姑さんがお嫁さんがいないときにぶつぶつと文句を言っている風景が絵になっていたのでよしとすることにした。

 一路下田に向かっていると、途中で南伊豆漁協直売店というのがあったのでよってみることにした。ここには鮮度の良い金目やサザエ、伊勢エビなどが直売されている。今日の夕食は新鮮な魚を食べるだったので、まよわず金目一尾とサザエ四ヶを買うことにした。金目の鮮度といい、サザエの大きさといい、素晴らしいので、今日の夕食は期待できそうである。

 今夜の宿は伊豆高原にある泉郷の貸別荘である。小島ちゃんたちは当分来ないので、すぐに夕食作りに入る。夕食のメニューは、「金目鯛の塩釜焼き」「冷たいトマトのカペリーニ」(この間イタリアンフェアで習ったやつ)「ナスの煮物」「サラダ」の四品である。これにやはりイタリアンフェアで買ったワイン「モスカート・ダスティ」を合わせた。これは金目鯛にもカペリーニにも、なかなかのベストマッチで実に美味しく頂くことが出来た。やはり新鮮な金目鯛はうまい。実にうまかった。

98 9/12(土) 「ごま、伊勢丹で昼間から大トラになる。」の巻 

 今日は大手町でやっているディノスのピアノフェアに出かけた。休日の大手町は人通りもまばらで本当に静かである。大手銀行のビルを「こいつらこんなところににょきにょきビル建てやがって、なんでこんなてめえのケツも拭けねえ奴等の為に、わしらがくるしまにゃぁいかんのじゃ!」などと思いつつ通り抜けて会場にたどり着いた。ここには新品や現品限り及び中古のピアノがたくさん並べられてあって、そこそこお安い値段で並んでいた。しかし、店員さんが金魚の糞のようにくっついてきて、ゆっくりピアノを見れるような雰囲気でもなかったし、あまりピンとくるピアノも無かったので、さっさと会場を後にした。

 それで、新宿の伊勢丹では最近有名なソムリエの田崎さんが企画したワインの試飲会をやっているというので、そちらに行ってみることにした。でも空腹でワインを飲んでもすぐ酔っ払っちゃうので、とりあえずカレーを食べることにした。お店は同じ伊勢丹の7階にあるちゃんとしたインド料理屋だ。注文をして待っていると、隣に女の子二人組が座った。一人の子がオーダーをするときに、「カレーを甘く出来ますか?私辛いの苦手なんですよね。めちゃめちゃ甘いのがいいです。」などとしつこく言っていた。あまりに頭悪過ぎである。そういう人はインドカリーなぞは喰わなくてもいいと、くろちゃんと言い合った。

 さてワインの試飲会である。一人1500円払うと、田崎さんのサイン入りティスティンググラスと10回分の試飲券とワインリストが貰える。中に入ったらいきなり目の前を田崎さんが通って、ビックリしてしまった。中はブドウの種類ごとに10ヶ所のコーナーに分かれていて、飲みたいブドウ種のコーナーで試飲券を渡せばグラスについでくれる。ちなみにワインの値段によって試飲券の数は変ってくる。

 私たちは、今回はブドウの種類の違いを理解するというテーマで飲むことにした。二人で同じ種類の別のワインを頼んで飲み比べて、ブドウの個性と同じブドウによる違いを感じるようにした。最初赤ワインの方では、種類による違いが理解出来て、とても勉強になったが、白ワインの方に来たころにはかなり酔っ払っていて、香りとか訳わかんなくなってしまった。

 私もくろちゃんもいい加減酔っ払ってしまったので、一旦会場を出てレストランの待ちの為の椅子に座って休憩した。それなら帰ればいいと思うだろうが、どうしても試飲したいワインがあったのだ。結局小一時間あちこちのレストランの待ち椅子を渡り鳥のように渡りながら休憩した。(混雑しているレストランは客に間違われると困るし、あまり流行っていないレストランは長く座りにくいのだ。)そうまでして、飲んだワインはとても美味しかった。

追伸:

 明日から15日まで留守にするので、なるべく更新するつもりですが、更新が滞るかもしれません。

98 9/11(金) 「ごま、へそくりと家庭不和。」の巻 

 今日会社でちょっとした臨時収入があった。現金手渡しなのでへそくりにしても絶対くろちゃんにばれない美味しいお金である。

 貰いに行ったときに後輩に「これって全然足がつきませんから、いわゆる初へそくりってやつですか?」と笑いながら言われた。すかさず「ふぉっふぉっふぉっ。越後屋おぬしも悪よのう。」と切り返したが、その後で「でも、ちゃんと報告するよ。」と答えた。そしたら、その辺りにいた人々が、口々に「偉いねぇ。俺ならこっそり持っておくけどね。」などと言われた。とりあえず「まぁ、最初が肝心ですから。」と答えておいた。

 別に黙っていてもかまわないのだが、うちの場合家計を全部くろちゃんに渡しているわけではなくて、月々定額をくろちゃんに渡しているので、くろちゃんに小遣いを貰っているわけではないからへそくりしてもしょうがないというのが理由だ。それにこういうのって後からばれるといろいろ面倒くさいというのもある。

 早速くろちゃんに電話して、臨時収入があったことを報告した。それでいきなり使い道を話してそれでいいか聞いた。実はこの臨時収入は何ヶ月か前に手続きしていて、使い道をずっと考えていたのだ。くろちゃんも了承してくれたので、これで気兼ねなく使えるというものである。

98 9/10(木) 「ごま、イタリアンフェアで楽しむ。」の巻 

 先週今月中に休みを消化しなければならないと書いたが、実は休みは二日消化しなければならなくて、一日は11日に決まっている。もう一日も金曜日か月曜日にして連休としたかったのだが、どうもうまくスケジュール調整ができなくて、結局今日取ることにした。そこで昨日も書いたように、くろちゃんと東急町田店のイタリアンフェアに出かけることにした。朝がすいているだろうから、開店ちょっと前に着くように家を出発したのだが、駐車場は大変混んでいた。フェアの初日というのはこういうものなのだろうか?

 駐車場も何とか車を入れることが出来て、開店と同時に8階の会場に行ってみると、「有名シェフのレシピ大公開 お家でつくれるおいしいパスタ教室」の整理券を配っていた。先着30名はシェフが作ったパスタを試食できるらしい。くろちゃんは無類のパスタ好きなので、当然整理券をゲット!ところが、イベントが始まるのは12:30なので二時間半近く時間を潰す羽目になった。

 次にワインコーナーに行き、狙っていたワインをゲットした。実は東急町田店のワイン売り場に名前を登録しておいたのであらかじめワインリストが送られてきていたのだ。ワインは重いので一旦駐車場にワインを置いてもう一度フェアに戻り、今度はゆっくりと会場を回ることにした。会場には靴やバックからアンテーク家具やベネチアングラスやカメオ、そしていろいろな食材があって、試食をつまみながら見ていくととても楽しい。

 ワインコーナーにもう一度行ってみると、今日買ったワインの試飲が始まっていた。くろちゃんが絶対好きだと思って買った「モスカート・ダスティ」というワインが開いていたので、くろちゃんに試飲させてみると、凄く気に入ってもう一本買って帰ろうと言い出した。このワインは、マスカットの香りのする弱発泡性の甘い白ワインで、女の子はかなり好きな味だと思う。

 一度東急を出たりして時間を潰して、やっとお料理教室が始まった。今日のシェフは青山の「リストランテ・ヒロ」の山田宏巳シェフだ。この人は料理の鉄人にも出たことがあって、陳健一さんにも勝ったことがあるという腕の立つ人らしい。メニューは「冷たいトマトのカペリーニ」「カブの葉っぱと地鶏のスパゲッティ」「乾燥ポルチーニとキャンティワインのスパゲッティ」の三種類で、ニンニクと唐辛子をベースにしたスパゲッティの勉強をしたというところかな。

 この人は結構話がうまくて、私はレシピはとらなかったが(くろちゃんはレシピをとるのがうまい。←訓練されているからね。)かなり面白かった。特に食材の活かし方や塩やオリーブオイルの使い方、スパゲッティの茹で方炒め方などは、丁寧に教えてくれてとても勉強になった。試食はもちろんどれも美味しかったが、私は「冷たいトマトのカペリーニ」が一番気に入った。くろちゃんもこれが気に入ったらしく、今度作ってみると言っていたので楽しみだ。

 料理教室の後、二人でイタリアンジェラートとカルツォーネ(熱々のパンの中にチーズとかサラミが入っている)を食べて、残りの買物(さっきのワインとバルサミコ酢と乾燥ポルチーニ)をしてイタリアフェアを後にした。ちょっとお金を使いすぎたが、なかなか楽しめる一日だった。

98 9/9(水) 「ごま、早く子供を作りなさいと言われたらしい。」の巻 

 会社から帰ってくると、くろちゃんの髪がとても短くなっていて驚いた。そういえば今日は美容院に行くと言っていた。朝は肩甲骨くらいまであったのだが、夕方には顎の高さ位になっていた。15〜20センチ位切ったのかな。私としては長いほうが好みでちょっと残念なので、「早く伸びないかなぁ」と言ってくろちゃんの髪の毛を下に撫でてみた。すると、くろちゃんは「伸びるとうっとおしいから、すぐに伸びないほうがいい。」という。そりゃ切ったばかりだからそうだろうな。

 くろちゃんの行きつけの美容院は実家の側なのでお昼は実家でとってきたらしい。そこで色々言われたらしい。まず、10月に私の父が仕事で上京してくるので、家に呼んだらどうか?ということ。父が上京してくるなんて私たちは聞いていないのになんでお義母さんは知っているのだろうとちょっと不思議に思った。どうやら、たまたま今朝お義母さんが私の実家に別件で電話を入れたらしく、そこで仕入れた情報らしい。それにしても、私の父一人できても持て余しそうだなぁ…。今からちょっと憂鬱である。

 次に言われたのは、明日から町田の東急デパートでイタリアフェアがあるのだが、そこにお義母さんの知り合いの人が居るので、そこに行けば割引が効くかも知れないという事だ。その知り合いの人は、オリーブオイルとか調味料を扱っているらしい。できればワインをたくさん扱っていてくれる人だととてもうれしいのだが。でもオリーブオイルも大歓迎なので、早速くろちゃんと行くことにしよう。

 それで、最後に言われたのが表題の事だったらしい。お義母さんによると私が30過ぎているのですぐ作りなさいだそうな。いや…、まだいいです。(笑)私としては、もう一年くらいはこのままがいいと思っている。まだ家計が安定していないので、今出来ちゃったりするとそりゃもう火の車になるし、もう少し二人で楽しんでもいいと思っている。(くろちゃんがどう思っているか知らないけど。)ワインも二人で飲めなくなるしね。

98 9/8(火) 「ごま、コマーシャルの真似って変ですか?」の巻 

 今日二人でテレビを見ていて、たまたまビクターのビデオカメラのコマーシャルが流れた。私が、「ランチタイム。ランチタイム。」とか「しゅーてぃん」と言って、ペンギンに合わせて一緒に踊ったら、くろちゃんが大受けした。

 私にすれば気に入ったコマーシャルの真似をするのは、別に珍しいことではなくいつものことだ。受けを狙っているわけでもなくどちらかというと癖に近いかな。独り暮らしの時も、一人でテレビコマーシャルにあわせて台詞をしゃべっていた。そういえば、車の中でのFMもコマーシャルも同じようにしている。傾向を調べると、動きのあるもの、テンポの良いもの、台詞が特徴的なものなどを良く真似するようである。

 くろちゃんも私がコマーシャルの真似をするのは何度も目撃しているはずなのだが、今日のはツボにはまったらしい。でも「それは変だから、やめたほうがいい。」と言われてしまった。変だと言われてもねぇ…。

 この日記はテレビを見ながら書いているのだが、今アメリカン・ホーム・ダイレクトという保険会社のコマーシャルをやっていた。私はこのコマーシャルは嫌いだ。なにが嫌いかって、あのアメリカ風の電話のポーズとそれに合わせた「テッテロリン」という音楽が無性に気にくわない。そういえばこのコマーシャルは久々に見るが、前に比べて「テッテロリン」が鳴る回数がかなり減っている。前は1回のコマーシャルでもう嫌になるほど鳴っていたのだが、今回のは1回か2回位だ。もしかすると、私と同じような人がいて苦情が出たのかな?

98 9/7(月) 「ごま、貧乏になったことを思い知る。」の巻 

 家から帰ってくると、アメックスのホテル優待券と第一ホテルの会員情報が届いていた。アメックスに入ると半期に一度、帝国ホテルやウェスティンホテル、ヒルトン、シェラトンなど有名ホテルの優待券を30枚位送ってくる。これは曜日を選べばかなりお徳なので独身時代とかには重宝したものだ

 例えば、ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル(ランドマークタワーの裏にあるヨットの形をしたおしゃれなホテル)は、日−木ならたぶん全部の部屋が半額で泊まることが出来る。つまりデラックスツインの値段でジュニアスイートに泊まることが出来るというわけだ。そもそも私がアメックスに入ったのも、この優待券の話を聞いてホテルに年二回も泊まれば高い年会費も元が取れると思ったからだったりする。第一ホテルの方もやはり会員になると宿泊料金が割安になるので入ったものである。(ただしこれは入会金・年会費ともに無料)

 ところが結婚した今となっては、このホテルの優待券もむなしい限りである。独身時代は十分に余裕のある生活をしていたので、たまにこんなリッチなホテルに泊まるくらいはなんとでもなったものである。しかし今は一転して赤字財政な状況なので(^^;)、おしゃれなホテルなんてのは遠い夢のような存在だ。(…といいつつ、その割にはワインを買ったり、コンサートを予約したり贅沢している。というか、だから赤字だったりするのかも)

 もうちょっとして生活に軌道にのれば、またホテルに泊まれる位の余裕はできるようになるかな?軌道にのらないうちに子供ができたりしたら、ホテルは更に遠くへ行ってしまうだろうなぁ。(笑)

98 9/6(日) 「ごま、くろちゃんは痛い。」の巻 

 昨日はあ〜いう状況だったので、今日の昼間はぼぉ〜っと過ごした。居間に座布団を折って枕にして、二人でいちゃつきつつ寝転がって半分テレビを見ながらお昼寝しているような感じだ。私は本当にだれていてまさにアザラシ状態だったので、くろちゃんに私の身体のあちこちを枕にされてしまった。

 しかし、くろちゃんは痛い。枕にするのはいいのだが、なにかと「ちょっとつまみ」(身体の一部をちょっとだけつまむこと。凄く痛い。)を連発するし、その他に頭が痛いのだ。くろちゃんの頭の形はとてもキレイな形をしている。つまり後頭部がとがっているのだ。腕枕なら首と頭の間に腕を入れるからいいけど、腹とか足とかを枕にされると頭が身体に刺さって(ちょっと大げさだけど)痛い。寝返りなんかされるとぐりぐりと食い込んで痛いのだ。

 そうそう顎も痛い。くろちゃんは顎もとがっていて、うつぶせで顎を胸あたりにおいたりすると、これも痛い。とにかくくろちゃんに枕にされると腕枕以外は痛いということだ。こんなことを書くと、これを見てくろちゃんが私を枕にしなくなるかもしれないが、しなくなるとそれはそれで寂しいので、しょっちゅうは困るけどたまにはしてね。

98 9/5(土) 「ごま、結局ワインで酔っ払う。」の巻 

 合唱団では選曲委員という係になっている。選曲委員というのは、文字通り合唱団で歌う曲を選ぶ係である。当面の仕事は、来年5月に予定されている演奏会のステージ構成を決定することだ。来週の練習までにはある程度の方針を決めることになっているので、今日うちで委員会を行うことにした。曲を選ぶのも、演奏会までの練習期間とか現在の団の技術レベル、ステージ間のバランス、団員の要望などのいろいろな条件を考え合わせて決める必要があるので、なかなか難しい。みんなでいろいろ持ち寄った楽譜を見たりCDやテープを聞いたりして、この曲はどうかなどと話し合った。

 5時からをスタートして7時位には粗々ではあるが方針が見えてきたので、そこからはお食事兼飲み会ということに。以前今度結婚するSくんとOさんに、私の家で結婚決定おめでとうパーティを開いたときにワインをプレゼントしたのだが、そのワインを今日は持ってきてみんなで飲むというので、それならワインをたくさん用意することにした。

 まずはスパークリングワインを開けた。そしたら開け方がへたくそであふれてしまった。どうやら、会が始まる前に冷蔵庫(野菜室)に入れて冷やしていたのだが、ドアを開け閉めする度に転がっていたのが原因だ。私はカッコ良く決めるはずだったのに、みんなに受けてしまった。それならいいか。次は、ドイツの白、チリの赤と飲んで、いよいよメインのワインを飲む。

 このワインは当たり年の89年のボルドーで、少し若いので飲む前にデカンタしておいた。デカンタしておいたのが良かったのか、まろやかな味で飲みやすい。香りも複雑で十分当たりのワインだった。最後に、くろちゃんの大好きなあま〜いデザートワインを出して締めた。このデザートワインはやはり女性陣には大受けだった。(ジュースみたいだからなぁ。)

 飲み会は10時頃でお開きになったが、私はかなり酔っ払いになっていてお開きの後、くろちゃんを困らせたみたいである。少し休憩をしてお風呂に入ったら、さらにぐるんぐるんに回って、布団に入ってもなんか揺れているような状態だった。こんなことになったのは久しぶりだな。

98 9/4(金) 「ごま、私の休日は何処?」の巻 

 諸々の事情で今月中に一日必ず休日を消化しないといけない事になっている。月末になればなるほど忙しくなって休みが消化できにくくなりそうだったので、それを見越してあらかじめ今日を休日に割り当てる事にして、上司などにも了承を得ていた。

 ところが今週の半ば頃になって、客先との打ち合わせが今日に設定されてしまった。まぁあちらの都合もあるだろうから、それはしょうがないことではある。それに最初の予定では私が参加しなくてもよいような内容が話し合われるはずであった。しかし、次の日になって、先方から「技術的な内容についても詳しく話したい。」という提案があったらしい。

 上司のMさんから、「まぁそういう訳なので、悪いけど金曜日の休みの予定を他にずらして貰えない?」と言われた。私も別に金曜日に特に予定を入れていたわけではないので、「休みをずらすのは問題ないですが、月中以降は忙しくなりそうですから、月曜日に休んでもいいですか?」と答えた。Mさんも私が休まないといけないことはわかっているので、「うんそうね。月曜日あたりが良いと思うよ。」と言った。

 さて、今日客先に言って話を聞いてみると…。違う!違う!全然違う!そりゃ話が違うよ!そうまさに「聞いてないよ。」な状態である。もう一人の技術担当者と二人で目が点になってしまった。(あ〜Mさんもぼう然としていた。)もっとお手軽なお仕事のはずだったのにぃ…。あんたら低予算のくせにわしらをこき使う気かぁ?とちょっとむっとした。あまりに話が当初と食い違っているので、結局持ち帰って再検討することにした。(もちろん相手も予算と要望を再検討してもらう。)

 検討結果は来週中にお互い提出だ。ということは、来週早々にも技術的な見積もりを出さないといけないので、結局月曜日のお休みはまた返上ということになった。来週中に何処かで休まないとまずいことになりそうである。いつ休もうかな…。

98 9/3(木) 「ごま、ホームページ開設一周年を迎える。」の巻 

 トップページを見ればわかるが、今日でホームページを公開してちょうど一年になる。長かったような短かったような。そもそもホームページは、コール044のホームページを引き継ぐために始めたもので、それだけだとつまらないので幾つかのコンテンツを追加したものだ。

 現在のメニューは「コール044ホームページ」「大曲花火大会」「お気に入りのお店」「日記」「Technical Term」「ウィーン旅行記」となっているが、このうち「大曲花火大会」「Technical Term」「お気に入りのお店」は半年以上更新していない。また、「ウィーン旅行記」は現在進行中だけれども極めて更新スピードが遅く、一体いつ書き終わるかすらわからない状態だ。(笑)本来のメインコンテンツである「コール044ホームページ」も月に一度更新する程度になっている。

 結局私のページのメインは毎日更新しているこの日記らしい。確かにアクセスカウンターもトップページは14,000弱なのに日記は30,000を越えている。またメールとかの反応もやはり日記に対するものが一番多い。(次に「コール044」「大曲」という感じ)日記を始めた理由は、上にもかいてある通り他の人の日記が意外に面白かったからであるが、こんなに続くとは思っていなかったし、だいたい反応がこんなにあるのは驚きである。

 どこぞのホームページをはやらせるハウツーのページでは、「男の日記なんて読むやつはいない。」と断言していたが、私の平凡な日記でも一日平均80カウント位は行くので、もっとちゃんと書けば読んでくれる人はたくさんいるということである。(しかし、なぜだが私は女の人と間違われることが異常に多い。)もっともこんなに読んでくれる人が多いのも日記猿人に登録している事が大きな要因だと思う。

 そもそも合唱や花火をメインテーマとして盛り上げて行くつもりでホームページを立ち上げたが、一年経ったら気まぐれで始めた日記がメインになってしまった。更に一年経つと一体どういう事になっているだろうか?いずれにしてもここまで発展させることができたのも、たくさんの人が読んでくれたおかげであることは間違いない。本当にありがとうございます。

98 9/2(水) 「ごま、水曜日はオペラの日。」の巻 

 我が家では水曜日はオペラの日になっていて、特に何もなければ録画しておいたオペラを一本観ることにしている。どうしてそうなったかというと、ウィークデーの曜日には良く観る番組があったりするし、土日はなにかと用事があることが多いからである。

 ちなみに、月曜日は「水戸黄門」(いまは「大岡越前」)、火曜日は「なんでも鑑定団」と「ジャングルTV」、木曜日は「どっちで料理ショー」(だっけ?)、金曜日は「料理の鉄人」あたりが観ることの多い番組である。水曜日は観たいと思う番組が無いのだ。

 オペラは土曜日の深夜(というか日曜日の早朝?)にBSで放送しているので、それを録画してため込んであるのだ。時々二本まとめて放送することがあって、観るペースよりストックされていくほうが多いような気がする。今現在では、まだ観ていないオペラが6〜7本はある。いつも好みのオペラが放送されるとは限らないが、自分でお金を出してまで観ようとは思わない演目とか全然知らないものとかも観れるのも楽しい。

 今日の演目はヴェルディの有名なオペラ「アイーダ」だ。ヴェローナ野外劇場という野外の大きな劇場で上演されたもののライブで舞台が恐ろしく広くて「アイーダ」のスケールの大きさがとてもよく感じられて面白かった。しかし野外であの広い劇場だとすると、会場ではちゃんと声が通っていたのだろうか?さすがにマイクだったのかな?

 来週はやはりヴェルディの「ナブッコ」を観る予定でいる。これは合唱が魅力的なので楽しみな演目である。その他にワーグナーの「ローエングリン」とか「トリスタンとイゾルデ」もストックされているのだが、ワーグナー物は物語構成がしっかりしていて面白いけど、長いから観たいけど観れない状態がずっと続いている。その点イタリア物は上演時間が比較的短いからお手軽に観れるのがうれしい。しかし、もう少しすると仕事が忙しくなりそうだから、今のように毎週は観れなくなるかもしれないなぁ。

98 9/1(火) 「ごま、残念ながら分身の術は使えない。」の巻 

 会社で廊下を歩いていたら、上司のMさんに「あのさ。君、分身の術使える?」と言われた。なんのことやらさっぱりわからず「はぁ?」と答えた。よく聞いてみると、どうやら私しかやれない緊急の仕事が入ったので、今の仕事と並行してやれないかということらしい。

 今メインでやっているプロジェクト(とりあえずAとする)は私がコア・エンジニアというまとめ役をやっていて、そのプロジェクトが本格的に立ち上がると、目一杯張り付かないとやっていけないような仕事である。その他に別プロジェクト(これはBとする)のサポートもやっている。これは今現在は負荷率が低いのだが、追加の仕事が入ることはほぼ確実でそれは割と負荷の高そうな仕事である。

 それで今日言われたのは、ABとは全然別のプロジェクトCで、これは納期がかなり短いのに高い専門性が要求される仕事だ。納期に余裕があれば他の人でも出来るかもしれないが、今回の場合はどう考えても会社内なら私しかできない。しかも諸々のかねあいで、仕事は受けない訳にはいかないらしい。それで、「この仕事も並行してやれる?」ということを「分身の術使える?」と聞いたらしいのだ。

 AとBとかCとBの掛け持ちは出来なくはないが、AとCの掛け持ちはどう考えても無理がある。ましてや、AとBとC全部というのは、Mさんじゃ無いけど分身の術でも使わなきゃ絶対不可能である。そこで、この組み合わせ(AとC)の掛け持ちは出来ないという事を、ちゃんと説明した。Mさんも無理であることはある程度承知でいっているので、さすがに全部やれとは言わなかった。

 しかし、最初からやってきたAをやめてCをやることになってしまった。まぁCはそれはそれで重要な仕事なので、やることに不満があるわけではないが、Aを外れるのは少し残念だ。(全部やるよりは100倍ほどましだが)

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