ありがちな日記 99年11月後半


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99 11/30(火) 「ごま、謎のチョコアレルギー。」の巻

 今日も立ち上げでてんてこ舞いだった。で、夜中も作業したりしているので、あちこちから差し入れが入って、休憩室にはお菓子とかラーメンとかたくさんある状態だ。たまたま休憩していた時、とある人が置いてあったお菓子を食べようとして、「あっ、これはチョコが入っているからだめだ。」と言って手に取ったお菓子を置いた。

 その人はいつも甘いものには目がなくてよく食べているのでチョコがだめだというのは意外だった。なんでだめなのか聞いてみると「チョコアレルギーでチョコを食べるとじんましんが出るんです。」と言い出した。チョコアレルギーとはそりゃまた聞いたことが無いので、「じゃぁココアとかもだめなの?」と聞くと、ココアは大丈夫なんだそうだ。他にチョコに入っていそうなもの、ミルクとか砂糖とかも全然平気でとにかくチョコだけがだめだそうだ。

 家に帰ってくろちゃんにその話をしたら、カカオバターがだめなんじゃないかとか昔チョコを食べてお腹を壊したことが原因じゃないかとか、色々と聞かれたけど私もその人ではないのでなんとも答えようが無い。本でも調べてくれたがそういうのはなさそうだった。くろちゃんはチョコ好きなので、ちょっとショックだったのかな?

99 11/29(月) 「ぐれにぃ、久々にこたつで寝る。」の巻

 システムの立ち上げだが、今日はだいぶ進展して明日の早朝ちゃんと前日の集計を出してくれば、とりあえず立ち上げ遅延による大きな問題にはならずにすみそうだ。その他の細い不具合は追々直していけばよい。そういうわけで、明日も6時には会社に詰めていないといけないから、今日も日記を手短にすます。

 最近ぐれにぃがうちにあまり遊びにこなくなった。一応エサは食べにはくるのだが、夜中寝静まったころとか昼間に来てもご飯だけ食べてさっさと帰ってしまうようだ。そういえば私も仕事が忙しいこともあったが、ここ数日ぐれにぃの姿を見ていない。前は撫でてあげたりしても結構喜んでいるふうで懐いていたりしたのだが、ここのところ人見知りが激しくてうちの中にもめったに入らないようになってしまった。くろちゃんはとても寂しそうで、「もう、ぐれにぃなんて知らない。」とやや怒っていた。

 ところが、今日の夜私がお風呂に入っているときに珍しくぐれにぃがやって来た。今日は二人でエサで部屋の中に誘い込んだら、早速こたつのところでごろんと転がって寝ている。こたつに来て寝るなんて多分二週間ぶりくらいだ。結構疲れているようだからこのまま朝まで寝るかな?

99 11/28(日) 「ごま、立ち上げで疲れ果てる。」の巻

 今日はあるシステムの立ち上げ日だった。そういうわけで、昨日も今日も朝早くから出勤した。このシステムは私が異動してきたときには既に走っていて、私は後から責任者という立場で入ったものだ。だから、内部は良く知らない。

 こういうシステムの立ち上げは過去の経験から言ってぴしっとは立ち上がらないものだが、案の定今日もあれやこれやのドタバタ騒動が繰り広げられていた。自分がシステムを最初から設計していれば、色々手出しが出来るのだが、今回の場合はあくまでお飾りで上に乗っかっているだけなので、口出ししてもかえって混乱させるだけなので、じっと我慢していなければならない。でも、これは結構ストレスが溜まるね。

 結局、うまく立ち上がり切れず明日の早朝まで持ち越しになってしまった。風邪もひいていることもあるし、今日はこれまでにしておく。

99 11/27(土) 「ごま、TAがピンクになる。」の巻

 うちはISDNをひいていて、私のPowerBookの隣にターミナルアダプタが置いてある。そのTAが最近ピンクにまみれている。というのも、ここ最近くろちゃんがあみぐるみに凝っていて、たくさんのあみぐるみを作っているからだ。最初はテレビの回りに置いてあったのだが、いつの日かTAの回りに置かれている。

 で、TAの周りがピンクピンクしている。実は毛糸はピンクと白しかないので、最初に作ったキットのウサギ(これは白ベースで青とか黄色も混ざっている)と一つピンクのウサギ以外は全部ピンクなのだ。ふとみたら、今日も一個ピンクのくまが増えていた。

 あみぐるみをたくさん作るのは全然問題ないというかとても良いのだが、色はちょっといい加減替えて欲しいなぁ。ちょっとここだけ落ち着かない。

99 11/26(金) 「ごま、風邪をひく。」の巻

 昨日の夜くろちゃんとワインを飲もうと思っていたのだが、テレビを見ている間に咽喉の奥がごろごろしていやな感じがしたので、ワインは中止してかわりにすぐに風邪薬を飲んで寝た。薬を飲むときに私の飲む水の量が少ないとくろちゃんから怒られた。水の量が少ないといけないんだそうだ。

 朝起きてみると残念ながら手遅れだったようで、咽喉が痛い。わかりきったことだが、会社に行ったら余計に酷くなってしまい、鼻まで調子悪くなってきた。昼食を食べようとして、弁当の袋を開けてみると、なんと風邪薬が瓶ごと入っていた。確かにくろちゃんは朝風邪薬を入れておくと言っていたが、まさか瓶毎入っているとは思わなかった。周りの人も驚いて笑っていた。前、風邪ひいた時には確かラップで包んであったのになぁ。

 お昼過ぎからは辛くなってきたので、会議の参加も見合わせて早々に帰ってきた。帰ってきて、くろちゃんに風邪薬のことを聞いたら、あの瓶はそのまま会社に置いておいてもらうつもりだったらしい。なるほどそれなら瓶ごと入れてあったのもわかるな。それはそうと、明日、明後日はシステムの立ち上げで休むことができないので、とても辛い。

99 11/25(木) 「ごま、昔懐かしのテレビ電話で会議。」の巻

 今日は遠方の研究所の人々とテレビ会議を行った。社内(部署間)でテレビ会議をするのは初めてなのだが、装置を見てみると昔私がテレビ電話を作っていた頃の物と同時期の物だった。メーカーは某F社だったが、この装置のちょっと後の物は私も共同開発で開発に参加していたのだ。

 このテレビ会議装置はISDN64タイプの物で、ちゃんとした動画像のテレビ電話としては最も初期の頃の物だ。当時は最高の技術で作っていたのだが、今では遥かに高画質・高性能なものが携帯電話でも出来たりするので、ここ数年のLSIの進歩は本当に恐ろしい位だ。

 テレビ会議は開発をしていたころは、開発者としてその世界のお偉いさんとかとも何度もやったりしているのだが、純粋なユーザーとして利用するのは今回が初めてだ。使ってみて画質とか音質とかはこれでも一応元スペシャリストなので不満はあるが、遠方と会議をする装置としては結構使える装置だと思った。まぁとにかく自分たちが昔作ってきた装置が今でも使われているというのは嬉しいものだ。

99 11/24(水) 「ごま、目薬をさすのは嫌だ。」の巻

 今日はずっとディスプレーを見る仕事が多くて、家に帰って日記を更新しようとしたら目が痛くなって画面を見るのが辛くなった。くろちゃんに、「目が痛い。」と言ったら、「目薬さしたら?」とあっさり言われた。

 私は目薬をさすのがとても嫌いだ。何度か目薬をさす努力はしたことがあるのだが、どうしてもさすことができない。理由は簡単で、一度目薬の先で目をついたことがあってその時の恐怖感がぬぐえないというのと、目薬が目に入ったときの感じがとても嫌いだからからだ。

 それで、カップに薬を入れて上を向いて瞬きをするタイプの目薬を試してみたが、このときは必至に目をあけようとしたのだが、反対側の目が瞬きするだけで結局させずじまいだ。一つ言っておくと別に水の中で目をあけれないわけではなくて、目薬の中で目があけられないだけだ。

 とにかく目薬をさすくらいならほっといたほうがましだと思いお風呂に入ったらあっさりと治ってしまった。治ればそれでよしだ。

99 11/23(火) 「ごま、美味しんぼの番組で食べたいと思う。」の巻

 今日はあいにくの雨なのでいつもの休日のようにあちこち出かけずに家でゆっくり休むことにした。とは言ってもずっと家にじっとしていたわけではなく、午前中は散髪と本屋に出かけたりもした。祝日の散髪屋は案の定混んでいた。これでも9時過ぎに行ったのだが、ひと足遅れで丸々一人分待つことになった。で、待ち時間の間、棚にあったマンガを読んだ。こういうことをするのはかなり久しぶりだ。

 帰りにシュークリームのフェアをやっていたのでそれを買って帰ると、家からなにか香ばしい香りがしてきた。しまった。くろちゃんもクッキーかなにか作っていたのかな?と思ったのだが、そうではなくて昼食のホットケーキだった。

 その後テレビと本を読みながらゆっくりと過ごした。テレビではマンガの美味しんぼで各県を数週間に渡って特集するというシリーズがあるのだが、そのシリーズの一番最初が大分で、その大分の分の単行本が発売されたのを記念して、マンガで登場した料理を再現するという番組があった。全くCMの入っていない番組だったし、内容から言って大分ローカルだと思う。

 内容は、本当に美味しんぼであった通りの店に行ってその料理を試食したり、究極のメニュー、至高のメニューを再現したりと興味深い。私も長く大分に住んだりしたが、全く知らない郷土料理が取り上げられていてそれがうまそうなのだ。今度是非食べてみたい。美味しんぼに関しては、大量生産やワインの記述などに疑問を感じることもままあるのだが、こういう郷土ものはなかなかいいと思う。

99 11/22(月) 「ごま、飲み会に行って褒められる。」の巻

 今日は、今週末に立ち上げる予定のシステムに対して立ち上げ頑張りましょうという、気合い入れ飲み会が行われた。立ち上げ後にすると、忘年会とバッティングするし、本当に立ち上がるかわからない(それはお話にならないので大変困るが)から、立ち上げ前にすることにしたらしい。

 私は一応総責任者という位置づけなので、どういう飲み会であれ断ることは出来ない。それで、今日も実はいまひとつ乗り気では無かったのだが、飲み会に参加することにした。行ってみると会は大変盛り上がって、それなりに楽しかった。

 一番ラッキーだったのは、一次会で盛り上がりすぎて、参加者のほとんどがべろべろに酔ってしまったので、二次会が無かったことだ。もし二次会があったらどう断るか色々作戦を考えていたのだが、嬉しいことにそういうことを言わずに中止になったのは助かった。結局、11時過ぎには家に帰り着いたおかげで、くろちゃんに「午前様でないので偉い。」と褒められた。

99 11/21(日) 「ごま、新鮮なイカ刺と焦げたローストビーフ。」の巻

 昨日の夜9時頃珍しく私の携帯がなるので、出てみると会社の人からだった。一瞬工場がトラブったのかと思ったが、そうではなくて釣りに行ったらイカがたくさん釣れたのでいるか?という電話だった。もちろんいらないわけはないので、ありがたく頂くことにした。

 しばらくして本当に釣れたばかりのイカを二杯持ってきてくれたので、早速くろちゃんがさばいて胴の部分はそのままイカ刺にして即座に食べた。やっぱり新鮮なものはその場ですぐに食べなきゃイカさんに悪い。味は言うまでもないが、甘くて身が締まっていて非常に良かった。げそは大根と煮付けて食べる予定だ。既にくろちゃんが料理はしている。

 一方夕方、久々にダッヂ・オーブンを使ってローストビーフに挑戦した。途中までは実にうまく言っていたのだが、最後の15分でちょっと気を抜いてしまって焦がしてしまった。一緒に入れたジャガイモやニンジンも道連れだ。味は焦がした部分以外は問題ないので焦げた部分をそいで食べたのだが、肉は減るし肉汁で作るはずだったソースも出来ないし悲しい。何と言っても、それから部屋中が焼き肉屋のように焦げ臭いのが物悲しさをいっそう深くするのだった。

99 11/20(土) 「ごま、金山に出かける。」の巻

 今日は、金山へ遊びに出かけた。金山というのは大分と福岡の県境にある鯛生金山のことだ。鯛生金山は、明治から昭和40年代まで実際に金を採掘していた鉱山で今はその坑内のごく一部を公開しているのだ。鉱山だけにかなり山奥で紅葉もちょうど綺麗だった。

 先週も鍾乳洞に入ったばかりだったが、鉱山と鍾乳洞は同じ穴でも全然違う。鉱山の方が人工的に掘っているだけあって坑が真っ直ぐだ。所々に作業の説明のための人形がいるのだが、それがちょっと不気味。中には人が通ったのを感知して動きだすのもあってくろちゃんが驚いていた。それにしてもよくこれだけ掘ったなぁと感心するくらい山は穴だらけで凄かった。こういうのはなかなか他では見られない。

 その後小鹿田焼という民陶の里に行ってみた。これも先週萩に行って萩焼に関心をもったので、大分で一番有名な小鹿田焼を見に行ったのだ。ここは、山のなかで弟子や分家をしない一子相伝の10軒の窯元がある。歩いて全部の窯元を見て回れるし、気軽に中に入れるし、ここもとても面白かった。くろちゃんは、豆皿という小さな皿をたくさん買い集めて、なかなか楽しそうだった。今度は伊万里に行ってみよう。

99 11/19(金) 「ごま、こたつに翻弄される。」の巻

 うちにはこたつが二つあって、一つは結婚したときに買った長方形の家具調こたつ、もう一つはくろちゃんが独身時代に使っていた小さいこたつだ。去年は家具調のよいこたつを使っていたのだが、引っ越して居間が狭くなったしぐれにぃが来たりするので、今年はくろちゃんの小さいこたつを使っている。

 小さいこたつのこたつ布団は結構シミとかあったりしてそろそろ買い替えたいと前々から言っていたのだが、昨日の夜中ぐれにぃがこのこたつ布団にしっこしちゃったので、ついに今日買い替えることにした。うまい具合に今日の新聞広告で家具屋さんが在庫一掃大安売りをやっていて、こたつ布団もかなり安い。

 家具屋さんに行ってみたら、なかなかいいデザインのがあったので、早速購入したまではよかったのだが、今度はこたつの脚が折れてしまった。見てみると木ねじがばかになっていて、外枠の木が折れている。しょうがないので、木工用ボンドとか木ねじとかで何とか補修した。しかし、布団買ってきてすぐに壊れることもあるまいに。

99 11/18(木) 「ごま、朋ちゃんが怖い。」の巻

 今日は早く帰ってきたので、お風呂上がりにゆったりとテレビを見ることができた。見たのは「うたばん」って番組で、それを見ようと思っていたわけではなくたまたま流れていたのを惰性で見ていただけだ。

 最初はスピードの特集をやっていた。結局もうテンションが下がりきっていて、来年三月までまたず今年いっぱいでほとんどの活動を停止するらしい。ちょっと前までスピード特に島袋ちゃんは天才とか言われて騒がれていたけど、宇多田ヒカルが出てからはそういう記述はグッと減ったような気がする。島袋ちゃんは沖縄に帰って考えるとか言っていたけど、どうするのかな?

 スピードの後で朋ちゃんの歌が流れた。昔はそれが地なのか演技していたのかはともかくとして、ちょっと変な人(かなりかも)だったのだが、最近はまじで怖い人になってしまっている。歌っている時もほとんどまばたきしないし、焦点あっていないし、顔色も悪い。ここ一年くらい色々あったのでそのせいだとは思うけど、なんか壊れる直前という感じがして、とても怖い。この後、彼女はどうなってしまうのだろう。

99 11/17(水) 「ぐれにぃ、つけられる。」の巻

 今日は珍しくぐれにぃがなかなかやって来なかったそうだ。4時頃になって外で「ここかなぁ?」という声が聞こえたので、くろちゃんが窓から覗いてみると中学生位の女の子が二人隣のあたりをみていたらしい。くろちゃんはちょっとやばい気がしたらしいが、そのままにしていると、しばらくして物音がしたので窓から見てみるとぐれにぃがベランダに置いてあった牛乳か何かを飲んでいたそうだ。

 さらによくみるとベランダの柵越しにさっきの女の子達がそのぐれにぃをじっと見ていたとのこと。くろちゃんはドキドキしてそのままほっておいたのだが、またしばらくして見てみると今度はぐれにぃがエアコンの室外機の所で外の方をじっと見て座っていて、ベランダの所には女の子達はいなかったので、窓をちょっと開けたらぐれにぃが部屋に入ってきたそうだ。で、その時向こう側の木のたもとに女の子達が座って家の方をじっとみていたそうだ。

 女の子達はこのまえリボンを付けた家の子だろうか?たぶん家の近くでぐれにぃがいつものようにたらたら歩いているのを発見して後をついて来たのだと思う。もしかすると、後でうちになにか行ってくるかもしれないな。

99 11/16(火) 「ごま、ハムスターならいい?」の巻

 今日は社宅の掃除の日だった。実は昨日だったのだが、雨で今日に移動したのだ。その掃除にくろちゃんが参加したのだが、先月はこの掃除の時に最近ネコが社宅の周りをうろちょろしているというのが話題になった。3階の人がベランダで洗濯物を干していた時にうちにネコが入ったのを目撃していたそうだ。それで、ネコがこなかったか?と聞かれたらしい。くろちゃんはドキドキしたがしらばっくれたそうだ。

 それで掃除の日はドキドキなのだが、今日掃除後の連絡の時にある人が、うちで飼っているハムスターが子供を10匹も産んで大変なことになっているからもらってくれる人はいないか、ということを言い出したそうだ。別に誰もハムスターを飼っていることに関して文句も出なかったというと、ハムスターは飼っても問題ないらしい。 

 夕食の時くろちゃんがその話をだして、「それならネコも飼える?」と聞いてきた。ハムスターがいいなら、部屋から絶対出さないように飼えば別にネコを飼っても問題ないような気がする。しかし、それは私の考えであって、他の人の判断基準ではネコとハムスターは別物と考える人もいるだろうし、いきなり飼うってのはちと無理があるような気がする。

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