ウィーン旅行記  98年5月11日

えっ?ウィーンの街に「鳩サブレ」?

 この日は今まで行きのがしていたリンク周辺を散歩することにしていました。やっていたことはというとウィーンの街をビデオに撮りまくっていたというのが正解かもしれません。

 まず、王宮庭園を散歩しました。ここにはモーツアルト像があるはずなのですが、入った場所が悪かったのかなかなか見つかりません。結局庭園をほぼ一周した場所に像はありました。なんのことはない入り口からまっすぐ進まず左に折れればすぐの場所にあったのです。朝ということもあって、像の近くにはスクリンプラーが水を巻いていて、うまくタイミングを計らないと、濡れてしまいます。二人で、きゃっきゃっと騒ぎながら像の前で、ビデオ撮影をしました。

 モーツアルト像の後は、リンクに沿って歩きながら、美術史美術館−自然史博物館−国会議事堂−フォルクス庭園−市庁舎−ブルク劇場−ウィーン大学−ヴォティーク教会と見て回りました。

 ウィーン大学の前を通ったとき、くろちゃんが「鳩サブレ」というので、なんとウィーンにも鳩サブレがあるのかととても驚いて「えっ鳩サブレがあるの?」と聞き返しました。そしたらくろちゃんが一瞬小首をかしげて、大爆笑してしまいました。どうやら、「鳩サブレ」ではなくて「また、サブウェイ」と行ったようです。確かに道の向こう側にサブウェイがありました。ここまでずっと歩き詰めだったので、そのサブウェイのすぐ近くにマクドナルドで休憩しました。マクドナルドは何処に行ってもたいして変らないようです。

 ここから、リンクの中に入り、ショッテン教会−フェルステル宮−くんストフォーラム−アム・ホーフ教会をビデオに納めました。その後、ドブリンガーという音楽関係のお店やドロテウムというオークション会場を覗いてみました。そして、皇帝の納骨所を見学しました。納骨所は地下にあって、歴代の皇帝とその家族の棺が沢山置かれてありました。かなり不気味なところで、白人の観光客は写真を撮っていましたが、私は撮影はしませんでした。

ついにザッハートルテを食べる

 納骨堂を出て伊勢丹に行ってみました。存在は知っていたのですが、入るのは初めてです。ここはまるっきり日本のデパートで、お客も日本人だらけでした。ザルツブルクで買ったプチポワンと同じメーカーの同じものが倍とかそれ以上の値段で売られていて、びっくりしました。その他の物も専門店で買ったほうがずっと安いという印象でした。(それでも日本で買うよりは安いのでしょう。)

 ワインを家まで送り届けてくれるというサービスがあって割高なのはわかっていましたが、何本も運ぶのは大変だしワインはお土産として、分かりやすくて便利なので贈ってもらうことにしました。

 伊勢丹の次はついに「カフェ・ザッハー」に行きました。こんなに長い間ウィーンに滞在するのだから、ケーキ好きの私たちとしてはやはり一度は本場のザッハートルテを食べておかねばならないでしょう。

 早速中に入ってみると、いきなりウェイトレスのお姉さんは怖い…。ザッハートルテは思ったより甘くなく、間に挟まったジャムがケーキの味を引き締めていて美味しいです。ただ、割高だし落ち着いた雰囲気ではないので、私たちとしては隣にあるカフェ・モーツアルトの方がずっと好きです。あそこは、ウェイターのお兄さん達はみんなやさしいし、親切ですから。

なんじゃこのサンドウィッチは…

 オペラのチケットはほとんど初日に入手したのですが、12日の「セビリアの理髪師」だけはまだ交換していませんでした。このチケットだけは代理店で取り寄せたからです。そこで、引き換え場に行ってチケットを入手することにしました。その後、12日に行く予定にしているメルクの行き方を調査するためウィーン西駅に行ってみました。

 ウィーン西駅に着いて、最初は全然勝手がわからず右往左往していましたが、小一時間ほど調査してみて、どうやら7:50発の電車に乗れば良いということがわかりました。列車の本数が思ったより全然少ないのには驚きましたが、よくよく考えるとそんなものかもしれません。

 ウィーン西駅から、カール教会とアン・デア・ウィーン劇場のパパゲーノ像を見てぶらぶらしていたら、市がたっているのを発見しました。どうやらこれはナッシュ・マルクトと呼ばれている市場のようです。面白そうなので散歩してみることにしました。

 さすがに野菜や肉はとっても安く、活気があって面白かったです。私たちは中国人に見えるのか「ニイハォ」とまず声をかけられ、反応しないと「は」と声をかけられました。(笑)くろちゃんは、ここに来るまでにかなり疲れていたのですが、ここに来てからはやたらと元気になりました。結局イチゴとサンドウィッチとチーズを買ってみました。

 特にサンドウィッチは凄かったです。サンドウィッチはその場で作ってくれるのですが、オーブンの上であぶってある羊の肉をそのままそいで、カボチャくらいあるパンに豪快に挟んでくれます。野菜もたっぷり入れてくれて、これで350円。味も抜群で帰る前にもう一度食べたいなぁと思いました。絶対日本では味わえない味で印象深かったです。(とにかくでかかかったし)

[新着] [ウィーン] [日記] [Term] [お店] [花火] [044] [リンク] [ホーム]