ウィーン旅行記  98年5月10日

今日はバレエ チャイコフスキー作曲「眠りの森の美女」オペラ座

 この日はちゃんと正装してオペラ座にむかいました。フォルクスオーパーならちょっと浮いちゃうかもしれませんが、オペラ座では全然問題なし。ノープロブレムです。(笑)中に入ってみると、フォルクスオーパーとは全く雰囲気が違います。フォルクスオーパーはその名の通り庶民的な雰囲気なのですが、さすがに音楽の都ウィーンの最高レベルの歌劇場となると、格調がちがいます。

 この日の席は今回の全てのコンサートの中で最もランクの高い席です。(オペラ座の中で最高ランクの席)場所は二階中央やや左よりのボックスの最前列で、VIPな席です。早めに来たので開演まではかなり間があり、オペラ座の内部をお散歩してみました。5階だか6階だかに登ると広いテラスがあって、そこから街を眺めることが出来ます。涼しくてとても気持ちがよかったです。

 この日の演目は、チャイコフスキーの「眠りの森の美女」(あらすじはここ)で、オペラではなくバレエです。開演時間になると指揮者が入ってきて、早速演奏開始です。ウィーンフィルの音はやはり素晴らしい。最初の数小節をきいただけで、うなってしまいました。昼の少年合唱団についてきていたオーケストラとは段違いです。

 実はバレエはあまりちゃんと観たことが無くて、最初から最後まで通してみるのは今回が初めてでした。話の筋と音楽はわかっているので、それがどう表現されるのかが楽しみでした。出来不出来は全然わからないのですが、私の目ではみんなきびきびとキレがあるように見えて楽しめました。

 「眠りの森の美女」は、プロローグから第二幕まででほとんど話が終わるので、第三幕っていらないなとおもっていましたが、バレエでは三幕に美味しいシーンが沢山あって、バレエに関して言えば三幕がなきゃしょうがないですね。三幕というのは、お姫さまと王子様のお披露目の舞踏会で、なぜか長靴をはいた猫とか赤頭巾ちゃんとかが出てきて、お祝いの踊りしたりするのです。そもそも長靴をはいた猫とか、全然話の筋とは関係ないのですが、この猫の踊りも音楽も面白かったです。

 とにかく全編楽しめました。カーテンコールが凄まじかったところをみると、やはりかなり良い出来だったのでしょう。私も拍手しすぎて手がいたくなり増しtあ。

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