ウィーン旅行記  98年5月11日

今日のオペラ エネスコ作曲「エディプス王」オペラ座

 11日に観たオペラ(オペラ座で観る初めてのオペラということになります)は、エネスコ作曲の「エディプス王」というオペラです。本当は、14日に予定されていたドニゼッティの「愛の妙薬」を観る予定だったのですが、料金を支払った後に公演がキャンセルとなってしまったため、このオペラと振り替えになったのです。「愛の妙薬」はとても楽しみにしていたオペラなのでとても残念に思いましたが、しょうがないですね。

 この日の席は平土間の後から3列目くらいで、ちょうど前日のボックス席の真下にあたる場所でした。音響も舞台もとても良い位置です。

 さてこのオペラなのですが、ストーリーはギリシャ神話の中の有名な話です。ただ、オペラとしてはマイナーで、日本にいるときにどういうオペラなのかいろいろ調査しましたが、あまり資料が見つかりませんでした。CDもEMIから一組出ているだけです。(CDがあるだけマシかもしれませんけど。)もちろんCDは何度か聴いてきて音楽はそれなりに耳に入ったつもりでしたが、一体どのようなオペラになるのか楽しみにしてきました。

 Musik :George Enescu
 Musikalische Leitung :Michael Gielen
 Inszenierung :Go:tz Friedrich
 Bu:hnenbild unt Kostu:me:Gottfried Pilz
Isabel Ines Glathar
 Choreinstudierung :Erwin Ortner

 Oedipe :Monte Pederson
 Tire'sias :Egils Silins
 Cre'on :Davide Damiani
 Der Hirte :Michael Roider
 Der Hohepriester :Reinhaed Mayr
 Phorbas :Roland Schubert
 Der Wa:chter :Walter Fink
 The'se'e :Yu Chen
 Lai:os :John Dickie
 Jocaste/Die Sphinx :Marjana Lipovs^ek
 Antigone :Ruxandra Donose
 Me'rope :Mihaela Ungureanu

 オペラの感想ですが、このオペラは今世紀になって作られた作品なのですが、オペラというよりミュージカルや映画に近い感覚でした。場面展開もとても多く裏方さんは大変そうです。バックに流れる音楽も映画音楽というイメージです。しかし、歌はやはりオペラでタイトルロールはパワフルな声量で声のハリもあり素晴らしかったです。また、合唱が男声のみ女声のみという具合に場面場面で効果的に使われていたし、人数もかけていたので迫力があって楽しめました。しかし、さすがにマイナーな演目だけあって、日本人の数が今までからすると少なかったです。

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