ウィーン旅行記  98年5月12日

電車に乗るのに一苦労

 この日はウィーンを離れて修道院で有名なメルクへ行き、そこからドナウ川下りをしてウィーンに戻ってくるという予定でした。前日の調査でにウィーン西駅7:50発の電車に乗れば予定通りに進むはずでした、しかし7:30頃駅に行ってみると、どうやら7:50発の電車は今日は無いらしいということがわかりました。

 あれれ?と思ってインフォメーションで聞いてみると、8:33発の快速に乗ればメルクに行けると教えてもらいました。時間が余ったので、駅のカフェで軽くお茶をして、言われた通り8:33発の電車に乗りました。電車は全て二等車両でどの車両に座っても良いとのことなので、禁煙車両に座って発車を待つと1〜2分遅れで発車となりました。

 車窓からの眺めは、前にバスでザルツブルクに行ったときと同じようなのどかな風景が広がっています。順調にメルクに向かっていましたが、もう少しで到着というところで、突然電車がぴたりと動かなくなりました。20分程停ったままなのでなんでかなと思っていたのですが、結局通過待ちだったようです。

 メルク駅に着くと丘の上に大きな修道院が建っていました。メルクはとても美しい街で、修道院までの道も街並みを見ながら楽しめました。修道院内部に入ると、なるほど天井画と図書館そしてオルガンがとても良かったです。また、丘の上からのドナウやメルクの街並みの眺めも絶景でした。

 天井画をぼぉっと眺めていると、若いドイツ人が「地球の歩き方」を持ってきてくれた。私たちが日本人だったからだろう。ちゃんとお礼を言って、私たちの物か確認するとどうやら私たちの物ではないらしい。さっき日本人の団体が居たので、その人達のところに持っていってみてもどうやら彼らのものでも無さそうであった。私たちも時間がなかったので、それ以上は探せなかった。

 ふと時間を見るとドナウ下りの船の時間が迫っていました。ほとんど走るようにして丘を降り停泊場まで急ぎました。

ドナウ下りでひゅぅひゅぅ

 なんとか間に合って船に乗ると先程の日本人の団体の人達も後から乗ってきました。彼らはバスで来たのですが、私たちが走ってきたというと驚いていました。その後、いろいろ話を聞かれてしまいました。

 ドナウ下りはWachau渓谷を抜けて行くのですが、途中に古城などがあって風情があります。とても景色が良いので、この日までの6日間でやっと一本消費しただけだったビデオを、この日だけで2/3ほど消費してしまいました。

 団体の人達は途中の街で降りましたが、私たちは終点のクレムスまで乗りました。クレムスもキレイな街でワインが有名です。しかし、電車の関係上、試飲したりする時間はとれませんでした。でもワインは買っていきたかったので、スーパーで3本ワインを買っていきました。どれも500円以下で安いものでしたが、後で飲んだらなかなか美味しかったです。

 クレムスからウィーンまではまた電車でしたが、暑くて暑くて最悪でした。ワインを持っていたので、いったんホテルに戻りそれから食事に出ました。この日はお昼にパフェをつまんだだけだったので、空腹で倒れそうでした。バイスル形式の大衆食堂で食べることにしました。メニューは、

  ・鶏のかりかり揚げ付きサラダ
  ・ソーセージとザゥアークラウト
  ・ターフェルシュピッツ

 ってな感じです。ウィーンで食べる料理はどれも外れたことが無く安定して美味しいのですが、ここは中でも一番良かったです。

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