今日もオペラ モーツアルト作曲「コジ・ファン・トウッテ」フォルクスオーパー
ホテルでしばらく休憩した後、着替えてフォルクスオーパーに向かいました。この日は、紺のブレザーで前日に比べるとずいぶんラフな格好です。この日の演目はやはりモーツアルト作曲の「コジ・ファン・トウッテ」です。あらすじに興味がある方はここを読んでみてください。このオペラはいろいろな組み合わせの重唱があって、そこが魅力です。配役は以下のような感じでした。
作曲 :Wolfgang Amadeus Mozart
指揮 :Bertrand de Billy
演出&舞 :Marco Arturo Marelli
衣装 :Dagmar Niefind
振り付け :Kim Duddy
合唱指導 :William Spauldingフィオルディリージ :Regina Scho:rg
ドラベルラ :Heidi Brunner
グリエルモ :Hans Peter Kammerer
フェルランド :Michael Kurz
デスピーナ :Angelika Kirchschlager
ドン・アルフォンソ :Wolfgang Bankl席は二階の7列目ですこし奥まった場所でした。音響的には前日の席の方がまだ良かったかもしれません。ただ、舞台はこの席の方がずっと見やすい位置でした。
客層は前日とは全く異なりました。まず子供が少ない。これは「魔笛」が特別で、このステージが通常の状態なのでしょう。それと日本人が少ない。確かに「魔笛」と「コジ・ファン・トウッテ」を比較したら、同じモーツアルトでも「魔笛」の方がメジャーなのですが、それにしても数が違いすぎです。日本人の客はツアーの人がほとんどだったので、その関係もあるかもしれませんけど。
演奏は前日よりもずっと安定していて良かったです。出演者6人全員声がよく出ていて迫力あったし、重唱も声のバランスがよく実に美しかったのが印象的でした。特にメイドのデスピーナの演技がうまく、キャラが立っていたのでオペラ全体がしまっていました。
演出は狭い舞台を回転させることで、広く有効に使っていて好感が持てました。舞台が回っている間や裏になっているところで、出番でない人達が細かく演技をしていたりして、楽しませてくれました。とにかく、前日よりも遥かに良い出来で、大満足でした。