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KYMCOの新規導入予定車K-PIPE試乗！！
キムコが年明けくらいに導入予定の新型車両K-PIPEに乗せてもらいました。
正直言って、今までこのクラスのギア付きには肩透かしを食らうことが多かったのですが、乗ってみたらあらびっくり。ちょっと自分でも欲しくなるくらい楽しかったので、レポートも書いてご紹介します。
KYMCO K-PIPE
空冷4サイクル１２５ｃｃ遠心クラッチ4速
予価￥１９８、０００
５０ｃｃは予価￥１６８、０００
コンパクトで前衛的なデザインは注目の的。
最新デザインのライトやウインカーの配置とスポーティなデジタルメーター
賛否両論のノークラ仕様は一番上がニュートラル。踏み込んでいくと1速、2速とアップしていく4速リターン方式。踏み返し付きのシフトペダルが奇妙なバランス。
よく練れた感じの横置き空冷4サイクル１２５ｃｃ。ホンダ色プンプンなところは当然の成り行き。
前後17インチホイールにチューブレス装着。後輪ブレーキはドラム方式ですが、十分な制動力。
実際に乗ってみました
先にも書きましたが、正直、期待してなかったので、乗り味だけ確認しようと思っておりました。ところが一速に入れて全開してみるとあらまあ。これが結構速い。2速3速とシフトアップしていくと信号で並んだアドレス１２５と同じペースで走っておりました。シフトは、長いロッドを使ったバックステップ仕様の新車のせいか、回転を上げて合わせていかないとうまくチェンジできません。昔は皆そうでしたから、乗っていくうちに軽くなっていくのだと思います。車体もコンパクトでステップも後ろなので「ダサイかも？」な踏み返しも便利です。ヨーロッパ向けそのままの硬い足回りが心地よく、コーナーもスパッと決まるのがうれしい。
ちょっと走りだして一番思ったのは、数年前に流行したタイカワサキやタイホンダのカブスタイルバイクに好んで乗った人たちのこと。私はあのジャンルはほとんど乗る機会がなかったのですが「ああ、彼らが楽しんでいたのはこれか。」と感じました。街中を走るのに十分なパワーと楽しい操縦性。バイクに乗ってる感覚は最近のスクーターとはまた違ったものがあります。
ここで期待してしまうのは、パワー感に大きく影響していると思われるキャブの存在。間違いなくモンキースタイルのレイアウトは「じゃあ抜けの良いマフラーと２４φ位のキャブで…」と悪だくみに思いをめぐらせてしまう。昨今のインジェクション車とは違って棒ヤスリを使って色々ないたずらが出来そうです。個人的には今のままのノークラがこのバイクに合っている気がしますが、パワーが上がってきたら手動クラッチも欲しくなるかもしれません。何かの部品が流用できたら面白いですね。お手ごろ価格になりそうなのでカスタムベースとしても興味深いところ。
想像の域を出ませんが、同じボディの５０ｃｃも導入予定だそうですので、もし、モンキー系のパーツが流用できるとすれば無限大のやりたい放題ワールド。楽しみです。
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