絵 取り替え子

形態:人間型
反応:中立(攻撃的)
知能:中
遭遇:地下迷宮、廃墟、洞窟
出現:単独



 変化の一種である取り替え子は、妖精が人間と赤子をすり替えるという伝承(あくまで伝承である − 妖精は下等な人間と子を取り替えたりしようとははしない − )からその名で呼ばれている生き物である。
 本来は無力な人間の赤子か幼児の姿という、獲物をおびき寄せるのに理想的な姿をしている。泣きじゃくり、あやされると落ちついて嬉しそうな声を上げるが隙を見せるが早いか変身して襲いかかってくる。変化と同様に幻覚と自らの身体を作り替えることで、様々な怪物に姿を変える。

 たいていは丘巨人屍鬼、ときには小柄なゴブリンにも変身するが不利となれば更に恐ろしげな炎魔人などの姿になり威嚇する。体躯に合わせて力も強くなるが、ただ力が強いだけで例えば屍鬼が持っている鉤爪の毒や、炎魔人が吹き出す炎の鼻息のような種族特有の能力には欠けている。取り替え子は倒されれば本来の − 小さな赤ん坊の姿になって − そのまま息絶える。


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