ウィーン旅行記  98年5月13日

最後のオペラ モーツアルト作曲「フィガロの結婚」フォルクスオーパー

 一度ホテルに戻ってオペラの準備をした後、前日気に入ったバイスルに行って夕食を取ることにしました。このときには「ウィーン風ポトフ」「猟師風フライパン」(豚肉とパスタと野菜のクリーム煮)「グリル」(鶏、豚、牛とフライドポテト)を頼んでみました。特に「猟師風フライパン」というのは格別に美味しかったです。

 腹ごしらえを済ませて、今回の旅行最後のオペラをフォルクスオーパーに観に行きました。最後の演目はモーツアルト作曲の「フィガロの結婚」です。このオペラは前日に観た「セビリアの理髪師」の後日談になっていて、あの時活躍したフィガロが結婚するという話です。(あらすじの詳細はこちら。)旅行の予定を組むときにウィーン続けて観れるようにセッティングしたのです。

 フォルクスオーパーに着いて、最初にあった席案内係のおじさんを探しましたが、残念ながら見つけることは出来ませんでした。もう一度あって挨拶したかったのですが…。さて、最後のオペラのキャストはこんな感じでした。

 Musik :W. A. Mozart

 Der Graf Almaviva :Bruce Brown
 Die Grafin Almaviva :Gabriele Fontana
 Susanna :Renate Pitscheider
 Figaro :Steffen Rossler
 Cherubino :Linda Pavelka
 Marcellina :Chariklia Mavropoulou
 Bartolo :Bjarni Thor Kristinsson
 Basilio :Michael Roider
 Don Curzio :Roland Winkler
 Barbarina :Brigitta Karwautz

 さて演奏ですが前日にオペラ座で観た「セビリアの理髪師」があまりに素晴らしい出来だったので、この日の演奏はずいぶん見劣りを感じました。しかし、それを割り引けば十分に楽しめるだけのレベルはあって、それなりに楽しめたと思います。

 しかし観客ののりはいまひとつでした。この日があまりに蒸し暑かったので観客の集中力がなかったのかな。確かに私たちも三幕以降は暑くて、かなりげんなりしてしまいました。でも、もう少し拍手をしてあげないと歌手は可哀想かなと思いました。

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