住いづくりに必要な費用 を大まかに分類すると、
1) 建築工事費 : 建築工事費+設備工事費(給排水衛生・ガス工事、冷暖房換気工事、電気工事)
2) 外構・植樹造園工事費 : ポーチ、駐車場舗装工事、塀・門扉工事、植樹造園工事等
3) 家具、カーテン、備品費
4) 税金・登記費用 : 消費税、不動産取得税、登記等の印紙税、保存及び権利登記費用
5) 設計監理費用 : 建築工事費の約7~10%(設計内容、依頼先事務所によっても異なります)
6) 測量、地盤調査費 : 測量費約10~20万円、地盤調査費 約3万円程度(スウェーデン式サウンディング)
7) その他 : 既存建物解体費用、引越し費用、祝儀費、雑費
世間一般で、坪○○万円といわれる部分は 1) の建築工事費 を指しています。
ここで注意しておきたいのは、その坪単価算出には明確な基準がないのです。
空調工事や、照明器具工事、その他外構設備等を含めないケースも多くあり、工事範囲 を明確にし漏れのないようにしておきましょう。
うやむやのまま進んでしまうと、最終段階で予定外の支出になってしまうかも知れません。
また分母の面積(坪)についても、建築基準法の延べ床面積の場合もあれば、施工床面積(施工会社などの独自の算定方法)などマチマチです。
つまり単純に みかけの坪単価のみの比較で高い安いは判断できない大ざおっぱな目安 程度に考えたほうが安全な数字なのです。
一般的に全体予算は(外構工事や家具工事に費用をかければきりがないのですが)建築工事費にその約25~35%程度を組み入れたものになっているようです。
無理のない返済計画には、ローンの支払いは年収の約1/5 程度までが妥当といわれています。
そのためにはある程度の準備資金を前もって用意しておきたいところです。
ごくごくおおざっぱな計算ですが、1,000万の借入を25年返済の場合で、48万/年(4万円/月)程度と考えれば、およその見当がつけられるのではないかと思います。(金利約 1.5%程度の場合)
金利などを含め、正確なところは銀行の窓口で相談もできますが、住宅金融支援機構(旧住宅金融公庫) 等で、シュミレーション のサービスをオンラインで利用する事もできるようになっています。