設計事務所の仕事って?

工事監理って?

建築主の専門的立場での代理人として、工事が設計図書に示されている通りに実施されているかどうかを監理(監視・照合・検査・確認・是正指示等)します。

□ 手抜き工事の防止や、欠陥への未然の対応と処置。

□ 建物の強度、耐久性等、基本的性能を確保するための試験・確認作業。

□ 設計図面に書き込まれた建主の意図や要望を,施工現場に正しく反映させること。

そのためには、代理人である監理者が、毅然として対処する必要があります。
もちろん、施工業者と利害関係があったりしては、とてもかなえる立場ではありません。

監理者なしでの工事は、よく審判なしのゲームに例えられますが、そうした状況の意味するところは、充分ご想像いただけると思います。

通常第三者の監理があることだけで、施工者は公正な施工を心がけるものです。
(手直しのリスクの方が大きいと考えられるからです。)

また工事監理が行なわれるケースでは、施工者、監理者の双方の専門家の立場がスッキリ明確になり、お互いに意見を出し合って協力しながら工事を進められる事も、より良い結果を生み出すための大きなメリットです。