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■叡福寺の太子絵伝 修復完成記念 特別展「聖徳太子 ゆかりの名宝展」
河内三太子:叡福寺(上ノ太子)・野中寺(中ノ太子)・大聖勝軍寺(下ノ太子) |
会場:大阪市立美術館(天王寺公園内)会期:2008年4月26日[土]~6月8日[日] |
■ストリート・アートナビ:展覧会シーン/Page-1/Page-2 |
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▲「聖徳太子絵伝」
南北朝~室町時代 (14~15世紀)第8幅:江戸時代(19世紀)大阪・叡福寺
●四季を二幅ずつに描き分ける四季絵形式の絵伝。図様は太子関連寺院系に属す。鮮明な濃彩を用い、土坡(どは)などに金泥を多用する点は特徴的。急峻な山岳や霞を透かして見える樹木の表現などは中国山水画の影響で、人物の着衣文様や画中画などはやまと絵の手法を踏まえる。(今回の絵伝修理では修復仕切れない細かい部分もあるが、全体にきっちり仕上がっていて高貴な印象さえ受ける。制作当時の鮮やかな色彩が蘇っていて太子や推古女帝そして関係する人々の様子や顔の表情まで生き生きとして伝わってきて、太子が活躍された時代が想像される。特筆すべき絵は第5幅の太子16歳の『物部合戦(もののべかっせん)』、太子の偉業の全てがここから始まったのかもしれない。) |
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右:「聖徳太子絵伝」
4幅 室町・天文24年(1555)
兵庫・斑鳩寺 |
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左:「聖徳太子絵伝」
4幅 室町時代 滋賀・中野区 |
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右:「聖徳太子絵伝」
4幅 室町時代 滋賀・中野区 |
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左:「聖徳太子絵伝」4幅
室町時代(15世紀)奈良・談山神社 |
●多武峯談山(とうのみねたんざん)神社は大化の改新を主導した大織冠(たいしょっかん)藤原(中臣)鎌足を祀る。第4幅下部に中大兄皇子と鎌足が蘇我入鹿誅殺の謀議をする場面が描かれ、太子絵伝と多武峯との因縁を強調する。 |
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前:「木造 四天王立像」4躯
平安時代後期・鎌倉時代 大阪・大聖勝軍寺(初公開) |
●四天王寺金堂の四天王像を祖形とする古式の四天王像。ともに檜材製で彫眼、彩色仕上げとする。物部氏との合戦に関わって、寺伝では本四天王を蘇我馬子(持国天)・小野妹子(増長天)・迹見赤檮(とみのいちい)(広目天)・秦河勝(多聞天)に擬して「四大臣像」とも呼んでいる。現在四天王は、金堂背後に立つ本堂の秘仏植髪太子立像の周囲に安置されるが、かつては太子三尊立像とともに祀られていたと推定される。(堂々たる四天王像が常識的なイメージの中でスリムな体躯が印象的。) |
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中央:
「釈迦如来・四天王像」1幅
鎌倉時代(14世紀)滋賀・常楽寺 |
●湖南の常楽寺に伝来した特異な別尊曼陀羅で、中央に蓮台上に結跏趺坐(けっかふざ)する皆金色(かいこんじき)の釈迦如来を描き、四隅に古式の四天王立像を配す。最近本図が、山門(比叡山)の秘法とされた四天王法の本尊として制作されたことが明らかになった。 |
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▲展覧会の詳細は上の画面をクリック。 |
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■叡福寺の太子絵伝
修復完成記念 特別展「聖徳太子 ゆかりの名宝展」
河内三太子:叡福寺(上ノ太子)・野中寺(中ノ太子)・大聖勝軍寺(下ノ太子) |
会場:大阪市立美術館 会期:2008年4月26日[土]~6月8日[日] |
■ストリート・アートナビ:展覧会シーン/Page-1/Page-2 |
■取材日:2008年4月25日 掲載:5月3日 ART SCENE/Street Artnavi |
■取材・写真・Webデザイン:ストリート・アートナビ 中田耕志 |
※上記の説明、写真キャプションは展覧会報道資料、展覧会図録、同展説明会を参考にしました。 |
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