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■ストリート・アートナビ取材:展覧会シーン/Page01/Page02 |
■宇佐美圭司 新作展-「アテネの学堂」より歩み出す-/KEIJI USAMI EXHIBITION |
会場:ARTCOURT
Gallery/アートコートギャラリー 会期:2004年11月17日(水)〜12月11日(土)※日・月・祝休館 |
取材日:2004年11月17日(水) 掲載:11月23日(火) |
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●作家のことば |
『アテネの学堂』は線遠近法(パースペクティブ)によって世界を表現しルネサンス精神を歌いあげたラファエロの代表作。時間がその瞬間に止まり、哲人や学童の配列を均質な空間が支配している。画面の中で『歩み出す』のは私である。
『時間の回復』をどのように絵画宇宙(コスモロジー)として表現し得るかがテーマと言えるが、作業過程では、もう1サイクル深層にあるラスコーやアルタミラの「洞窟」をつくるような感覚が芽生えている。2002年、学堂のガラン配置の概略を構図としてもらうことからスタートしたが、形の発生する「場所」が展開して、むしろ「歩き出す」といった作業の方に重点が移って来ている。画家を志すはじまりに、イタリアルネサンスの画家達の作品への驚きがあったから、私にとって「『アテネの学堂』から歩み出す」は文字通り回帰の試みであり、それが絵画の新生(ルネサンス)への一石でもあることを願っている。
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大阪に生まれ、和歌山と大阪で育った宇佐美圭司ですが、18歳で上京後は東京暮ら
しが続いたせいもあり、長い画歴で関西での個展開催は稀なことです。今回は、2002年以降打ち込んでいますラファエロの『アテネの学堂』に想を得たシリーズを発表します。300号を中心に、500号の大作も含む油彩画十数点。ほかに、ドローイングも多数。どうぞ、ご高覧ください。 |
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取材日:2004年11月17日(水) 掲載:2004年11月23日(火) |
取材・写真・Webデザイン:ストリート・アートナビ 中田耕志 |
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