|
■ストリート・アートナビ取材:Art Scene |
■柴田昌平 作品展 SHIBATA Shohei Exhibition |
会期:2006年3月29日[水]〜4月3日[月] 会場:ギャラリー・スペースTOO |
|
トップ頁 |
|
-- |
|
|
|
|
|
|
「幽静」
第23回市展「なら」
市教育委員長賞(石膏) |
|
|
|
|
|
|
柴田 昌平 SHIBATA Shohei Personal History |
|
1983年 |
大阪市に生まれる |
2000年 |
県展初入選 |
2005年 |
市展「なら」市教育委員長賞 |
|
大阪育和会記念病院
作品設置 |
2006年 |
奈良日仏協会
会誌デザイン |
|
初個展(ギャラリー・スペースTOO) |
現在● |
奈良教育大在学中 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
立体表現の道を歩んでいる姿に凛々しさと正統派の強さを見る。 |
ふらっと寄ったギャラリーで、オーソドックスなスタイルの人物を表現した塑像と犬を描いたイラスト作品の展示に違和感と興味を覚え、思わずアーティストに話し掛けてみる。 『陽をあびて』はテラコッタの塑像作品、古代の遺跡から発掘されたような素朴な感じ、聞くと何と20程のパーツから作られているとのこと、外観のシンプルさとは反対に技術的に結構手間ひまがかかるそうだ。ジッと見ていると作者自身で明日を拓いて行く意志のようなものが伝わって来る。隣の『侠男像』は石膏に着色でブロンズ風に仕上がっている。テーマは弱い者を助けるという男気のある男性。こちらの方は、作者の透徹した生き方と正義感がにじみ出ている。私の「抽象的な表現はしないのですか?」問いに、柴田氏は「今は人体をモチーフにあえて具象彫刻を発表している。自分のとってそれが一番難しい。誰でも見ているもので狂いが分かる。」「人形ぽくやマネキンチックなり易く奥が深い」「モチーフは人の数だけあり、同じ人は二人としていない。どうしても顔立ちのいい人をモデルにしたい。」と語ってくれた。展示室の半分を占める犬のイラストは顔の表情や可愛い仕草の一瞬を捉えた表現で、描き込む所と流すところを心得た完成度の高いドローイング作品。 柴田氏の子供の頃や中学、工芸高校の事、今に到る迄、真直ぐ彫刻、立体表現の道を歩んでいる姿に清々しさと限りない可能性みる思いでした。数年後には目を見張るような変身した姿を見たいものだ。 |
|
取材日:2006年4月3日 掲載:2006年5月11日 |
取材・写真・Webデザイン:ストリート・アートナビ 中田
耕志 |
|
New▲展覧会シーン/2005年〜2006年 画面をクリック |
|
|
|
|