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OAPアートコートギャラリー側の「彫刻の小径」の入口に立ち、色とりどりで一際目立ち、その一風変わっている形状で見る人の興趣を誘う。“ジェット風船”にも見えるが、カラフルなコスチュームの群像にも見える、小さな子供と一緒になって背伸びして、大川(旧淀川)や周りの風景を眺めているのだろうか。“ジェット風船”と言えば、阪神甲子園球場の名物。テレビで見ていても心踊るようなシーンを筆者の子供がまだ小学生の頃、この風船を上げたさに、また実際にその光景を見たさに一緒に甲子園球場に行ったことがある。「阪神タイガース、ラッキーセブンの攻撃でございます。皆さまの一層のご声援をお願いします。」のアナウンスを合図に、相手の攻撃中にパンパンに膨らませた何万個という風船が一斉に阪神ファンの手から離れヒューという音と共に飛び上がる壮観さは例えようがない。そして瞬く間に萎んで落ちて何ごともなかったかのようなあの一瞬のむなしさ、はかなさはエンターテーメントそのものだった。この“ジェット風船”も来年の春(2008年3月中旬頃)までの期間限定の展示。漫才なので本当は巡業できれば理想的と言う声もある。 |
小林陸一郎(こばやし・りくいちろう)
「ジェット風船」
2006年/73×55×110 cm 大理石、樹脂、ブロンズ、木 |
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大人より子供の目線に合せたかのような高さの作品「ほな、これでどや?」は、名状しがたい形をしている。白とレモンイエローのソフトの色調でほのぼのとしている。本展のテーマ「彫刻漫才」は石野氏の提案、出展作家がテーマの解釈でけんけんがくがく、製作でうんうん唸っている時に(?)、石野氏がぽんと出した答がこの作品だったのだろうか。見る人がハートで感じる作品だ。背景が駐輪場と工事のための白い養生塀なので写真のアングルが決めにくかったが「彫刻の小径」がマンションと同じ敷地の中にあるので敢えて自然に撮影した。 |
石野耕一 (いしの・こういち)「ほな、これでどや?」
2006年/60× 60×60 cm 大理石(着色)、ステンレススチール |
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■彫刻漫才 outside |
■出展作家:小林陸一郎・石野耕一・津村健一・外磯秀紹・中川泰朗・藤本修三・水本智久・吉野央子 |
■会期:2006年10月5日[金]〜2008年 春 開催中 |
■会場:OAPアートコート彫刻の小径 |
■住所:〒530-0042 大阪市北区天満橋1-8-5 OAP大阪アメニティパーク ■MAP |
■主催/企画:アートコートギャラリー(有限会社八木アートマネジメント) |
■ストリート・アートナビ取材:展覧会 Art Scene Page-1 Page-2 Page-3 |
■彫刻漫才 inside 会場:アートコートギャラリー/ARTCOURT
Gallery/会期:2007年5月11日〜26日 |
■会期:2007年5月11日〜26日 ※終了しました。 |
■住所:〒530-0042 大阪市北区天満橋1-8-5 OAPアートコート1F ■MAP |
■取材日:2007年5月22日・24日 掲載:2007年6月13日(水) |
■取材・写真・Webデザイン:ストリート・アートナビ 中田耕志 |
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