「ピカソ&堀尾貞治のピカソでなく、ヒソカに、ピソカ開催中!!
HORIO Sadaharu Installation Work. ART SCENE
会場:ギャラリー/ Gallery KIKU 会期/前期:2008年41日[火]〜12日[土]
ストリート・アートナビ取材:展覧会シーン --


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 の部屋
会場のエントランスの壁を飾るピカソの版画は離れて見ると『ピカソ』と読める。ちょっとした仕掛けがお洒落!。もう一方の壁は堀尾貞治氏の手による『ピカソ作品』の模写が並ぶ。15年前の作者のピカソへの傾倒振りが連想される。花瓶に入れる入場料100円はよく作品を見てもらいためのものらしい。応接でゆっくりするよりの部屋』に足を踏み入れる。行く手を遮るように足下に無数の点々が書かれた、まるで豹柄のマットような段ボール作品が横たわっている。ここは動物園か!?。点々にとりつかれたと書いてある。正面の壁面一杯に蟻の行進のような点々が描かれ、何やら不可解なメッセージを送ってくる。ベニヤ板と角材の廃材で作られた両手を広げる細身のヌードの女性は誰だろう。『ジャックリーヌを描くピカソ』は立体的で、ピカソが絵筆を運んでいる。画廊据え付けの現代彫刻に段ボールを被せ目鼻を描き入れたそれは、3本足のやた烏か、森を守るふくろうのようにも見える。もしかしたら人と動物のパラダイスに足を踏み入れたのかもしれない。『あたりまえのこと』の堀尾日常アートと天才ピカソが奥ゆかしくヒソカに共存している素敵な世界がある。
堀尾貞治(ほりお・さだはる)
・1939年 神戸市生まれ。
・1965年具体美術協会会員となり、72年の解散まで参加。
・神戸市兵庫区在住
・芦屋市立美術博物館/個展「あたりまえのこと」(2002)
・「横浜トリエンナーレ2005」で
「あたりまえのこと」と題してパフォーマンス
(堀尾貞治+現場芸術集団「空気」)
・現在も年間に数多くの展覧会を開く。
ピカソが取り持つ不思議な縁。マダム菊本と“あたりまえのこと”の作家 堀尾貞治氏との出会いから生まれたピソカの素敵な部屋
 2008年4月2日、いつもより早く桜が満開。散りそびれたモクレンの花と珍しく美を競う。アートの街として脚光を浴びる西天満エリアに本展の会場、ギャラリー菊がある。『美術や音楽など芸術の発表と交流の場』を提供するギャラリー菊代表のマダム菊本はピカソ作品をこよなく愛し、常設展としても版画を展示している。過日、作家 堀尾貞治氏の目に止まり、その話の中で素敵に意気投合。今展の開催に至るきっかけとなった。
作家の日常がアート。全て何でもARTにしてしまう。その場その時限り、今回限りのインスタレーション。
作家・堀尾貞治氏は今、まさに活躍中の関西から世界に日常アートを発信する作家である。普段は『あたりまえのこと』をテーマに年間を通して数多くの作品をまるで空気のように発表してそのパフォーマンスを遺憾無く発揮されている。作家の生き方そのものがアートであり。人生をお洒落に生きているように見える。今展は15年程前に作家が心酔していたピカソ作品の模写と会場であるギャラリー現場で即興で描き或いは作り上げた作品のインスタレーション展示。ギャラリーに訪れた人の多くは、堀尾貞治氏の作品と画風をこれまで良く知っている人達ばかりのはずだが、この展覧会で作家の新しい一面を初めて知ったようで、しきりに感心している表情と会話が印象的だった。非常に珍しい堀尾貞治氏の一面を見ることができるの部屋』には作者の日常と生き方がある。
(STREET ARTNAVI・中田 耕志)

Information
ギャラリー菊 & 蜂の巣会サロン Gallery KIKU--
〒530-0047 大阪市北区西天満4丁目9-2 西天満ビル 1階
TEL&FAX: 06-6314-0907

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[会場へのアクセス]
◎JR大阪・阪急/阪神「梅田駅」より南東へ徒歩10分
◎JR東西線「北新地駅」より東へ徒歩6分
・梅田新道(右にフェニックスホール)→梅新東交差点を渡る(尼崎信用金庫を右)まっすぐ東に、2つ目の筋を右に入る(三栄スカイパーキングの角)、左5軒目
◎地下鉄御堂筋線、京阪電鉄淀屋橋駅より徒歩7分
・1番出口を北へ→市役所→アメリカ領事館→2つ目筋を右へ入る(老松通り、角にうどん屋)→2つ目筋を左へ入る(角にユウリン館)右5軒目
◎南森町交差点→東興ホテル(淀屋橋方面へ)→宇治電ビル→デイリースーパー→1つ目の筋(三栄スカイパーキング)を入る、5軒目
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「ピカソ&堀尾貞治のピカソでなく、ヒソカに、ピソカ
HORIO Sadaharu Installation Work. ART SCENE
・会場:ギャラリー菊 TEL&FAX: 06-6314-0907
・会期:前期/2008年41日[月]〜12日[土]・ 後期/51日[木]〜10日[土]
・開廊時間:12:00〜18:00(日曜・祝日休廊)・入場料:100円
ストリート・アートナビ取材:展覧会シーン
取材日:2008年4月2日 掲載:4月3日 ART SCENE/Street Artnavi
取材・写真・Webデザイン:ストリート・アートナビ 中田耕志

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