MILANO「ミラノ展」記者内見会&開会式
会場:大阪市立美術館 会期:2005年9月6日[火]〜10月16日[日]
ストリート・アートナビ取材:展覧会シーン/Page-1/Page-2/Page-3


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上:マルコ・ドッジョーノ「カナの婚礼」1519〜22年 フレスコ 180×335cm ブレラ美術館(スフォルツァ城市立博物館、絵画館に寄託)Marco d'Oggiono/Nozze di Cana
◎キリストによる最初の奇跡、すなわち、ガリラヤのカナという小都市でのある婚礼の宴において、水をワインに変えた奇跡が表されている。このフレスコ画は保存状態が良好であるため、豊かで生気ある彩色を今もなおはっきりと捉えることができる。
ダ・ヴィンチがやってきた。
「ミラノ展」開催中。
 今秋の美術界のビッグイベント『ミラノ展』の開会式が9月5日(月)に大阪市立美術館に於いて華やかに挙行された。マリオ・ボーヴァ駐日大使を始めミラノ側の来賓、そして大勢の招待客、関係者が集う中、主催者として最初に、関 淳一 大阪市長が挨拶された。セレモニーの華、テープカットでは主催者・来賓が勢揃い、無事に開幕が告げられました。

古代彫刻からダ・ヴィンチ、
セガンティーニ、モランディ…
 

 
2006年、ミラノ市と大阪市は姉妹都市提携25周年を迎えます。この節目の年を迎えるにあたり、ミラノ市の全面的な協力を得て、「ミラノ展」が開催されています。
 ミラノは紀元前4世紀からの歴史を有し、街並には中世の名残を留めながらも最新のファッションを発信する魅力的な街です。市内の教会や美術館には、レオナルド・ダ・ヴィンチ「最後の晩餐」、ミケランジェロ「ロンダニーニのピエタ」といった巨匠達の名作も数多く所蔵されており、芸術の街としても知られています。
本展では、スフォルツァ城市立博物館やブレラ美術館など
ミラノ市内の美術館・博物館計16館から絵画・彫刻を中心に約70件が出品、七つのセクションに分けて紹介されています。ローマ帝国時代の初期キリスト教美術から、レオナルド・ダ・ヴィンチをはじめとしたルネサンスの名品、セガンティーニ、モランディといった近代・現代美術までを幅広く含む内容です。なかでもレオナルド・ダ・ヴィンチ「レダの頭部」は日本初公開であり、大きな話題を呼んでいます。

主催者挨拶:大阪市長 関 淳一、読売新聞大阪本社代表取締役 老川祥一、NHK大阪放送局長 御手洗正彦、
来賓挨拶:駐日イタリア大使 マリオ・ボーヴァ、ミラノ市会議員 リヴィオ・カプート
ミラノがダ・ヴィンチと共にやって来た。
 美の架け橋、ミラノ、大阪、そして千葉…
 司会者の朗朗たる声に促されて、美術館の広いロビーの正面の階段からミラノ側の来賓が女性を伴って華やかに一歩ずつ降りてくる。まるでレセプションを彩るかのように、面白い演出だった。最初の石が置かれてから約500年も掛けて完成したミラノを代表する壮麗なゴシック建築、ドゥオーモ(ミラノ大聖堂)の写真を背景に主催者と来賓が記念の挨拶をする。西洋の奥の深さを改めて思い知らされる。相手を良く知る事は尊敬と友好の感情を起こす。午前中の記者内見会で宮下規久朗先生(神戸大学文学部助教授)から展示品の解説を聞く。ローマ帝国に始まり盛期ルネサンス、バロックの時代、近代・現代美術までポイントを押えながら進んで行く。幅広いジャンルの美術品、貴重な作品を時代を追って見るうち不思議な感情が徐々に膨らみ何時しかミラノにいる気分になっていた。フレスコ画『カナの婚礼』の彩色が美しい、キリストが水がめからワインを出す奇跡が面白い。ダ・ヴィンチ用に特別に設えた部屋で『レダの頭部』、『キリストの頭部』の小品をタッチまで分かる間近に見た時、レオナルド・ダ・ヴィンチが確かに自分の心に深く入った。
(STREET ARTNAVI)
蓑 豊(みのゆたか)館長の挨拶(記者発表の取材メモから)
 何故ここ(大阪市立美術館)でやるのか、その背景は、2年前に千葉市美術館の小林館長と共にミラノに行って当地の作品を見せてもらったことにある。どうしても大阪で展覧会をやりたいと思い、姉妹都市提携を結んで来年が25周年、そのプレイベントにと考えながら色々素晴らしい作品を見せてもらった。そして大プランを立ててミラノ側に無理なお願いをして開催の実現が叶った。
 ミラノ市内にある16の公立、私立、プライベートな美術館・博物館から約70件がやってきた。ミラノ市との初めての交流になる。それからなぜ千葉かというと、千葉市美術館の協力によりミラノ市で「風俗関係の浮世絵展」を開催したことのお返しをしたいということ。また特にミラノ市には経済的にも協力してもらった。今迄見られないミラノにおける、ローマから現代までの作品、レオナルドの2点を含む大事な作品を借りたのでミラノ市に大阪市として大変に感謝をする。さらにファッションと言えばミラノ、その原動力となる作品が展示されています。
左:蓑 豊 大阪市立美術館 館長
右:ジャン・カルロ・カルツァ(イタリア側総括)インターナショナル北斎研究センター所長/ヴェネツィア大学東洋美術史科教授
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MILANO「ミラノ展」
会場:大阪市立美術館(天王寺公園内)会期:2005年9月6日[火]〜10月16日[日]
ストリート・アートナビ取材:展覧会シーン/Page-1/Page-2/Page-3
取材日:2005年9月5日 掲載:9月19日 ART SCENE/Street Artnavi
取材・写真・Webデザイン:ストリート・アートナビ 中田耕志
※上記の説明、写真キャプションは展覧会報道資料、展覧会図録、同展説明会を参考にしました。

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