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アンテナをピンと立てた黒塗りのラジオ、白い壁面に看板サイズの黒のアクリル板。(暗黒の宇宙を表現しているらしい。)近づくとセンターに1センチ程の地球が見える。良く見るとその左10センチ程にさらに米粒ほどの月もある。(月と地球の縮尺率は正確ということだが…)黒のアクリル表面全体から何かワーワーと音が聞こえてくる。耳をそばだてて聴くと阪神対巨人の野球中継のラジオ放送だ。夕方6時30分からの毎日放送(1179khz)らしい。その試合の結果は阪神が5対4で負けた。8回まで阪神がリードしていたが9回に藤川のリリーフが失敗して逆転された。今年の阪神を象徴するかのような試合だった。作者の都合でその部分はカットされているがこれは阪神ファンとしては笑ってられへんで!!(この文章を書いたその日の夢に、筆者が人工衛星のように地球の周りを回っていた。) |
津村健一 「1179khz」
2007年/ 160×160×6cm、30× 9×15 cm アクリル、セメント 他 |
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ギャラリーの中庭に正体不明のオブジェがずっしりとかまえている。入口からも良く見える。良かれ悪しかれこの作品が今展のテーマ「彫刻漫才」の顔だ。最初、これは何だ?と思ったが、小林陸一郎先生が特別に解説してくださった。焼き窯をイメージしていて上の筒状の物は煙突で、下の円錐形の所に焚き口がある。しかしそれは建て前で本当は逆さ毒きのこであるらしい。もう笑うしかない。撮影中、一瞬だけ一条の光りがバックのタイル壁に射し込んだ。何だか白い煙りのように見えるのは出来過ぎだろうか。逆さ毒きのこの焼け具合は如何でしょうか。 |
外磯秀紹 「む」
2007年/ 150×170×250 cm 陶、鉄 |
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白い壁から突き出たような積み木の上に黒猫がぐっすり眠っている。彼(彼女?)のためにせっかく苦労して作ったボール、トライアングルの玩具にも今は興味なし、今はただただバク睡中です。見張りは外の相棒に任せて僕は眠るのだニャン。皆で僕を触ったり、なでたり、持ち上げたり迷惑なのだ。(犬は嗅覚、猫は聴覚、蛸は触覚!?眠っていてもきちんと皆の会話は聴こえているらしい。邪魔しないで!) |
中川泰朗 「ねるのもしごと」
2007年/ 157.0×126.5×153.5 cm 亜鉛鋼板、鉄、FRP、鉛 他 |
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■彫刻漫才 inside |
■出展作家:小林陸一郎・石野耕一・津村健一・外磯秀紹・中川泰朗・藤本修三・水本智久・吉野央子 |
■会期:2007年5月11日[金]〜26日[土]※終了しました。 |
■会場:アートコートギャラリー/ ART COURT Gallery TEL:06-6354-5444 FAX:06-6354-5449 |
■住所:〒530-0042 大阪市北区天満橋1-8-5 OAPアートコート1F ■MAP |
■主催/企画:アートコートギャラリー(有限会社八木アートマネジメント) |
■ストリート・アートナビ取材:展覧会 Art Scene Page-1 Page-2 Page-3 |
■彫刻漫才 outside 会場:OAPアートコート彫刻の小径/会期:2006年10月5日〜2008年春 開催中 |
■住所:〒530-0042 大阪市北区天満橋1-8-5 OAP大阪アメニティパーク |
■取材日:2007年5月22日・24日 掲載:2007年6月13日(水) |
■取材・写真・Webデザイン:ストリート・アートナビ 中田耕志 |
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