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■スペイン卒業旅行:萩原美子の旅と美術館紀行(旅行日程・2003年11/19〜11/28) |
制作・Webデザイン:ストリート・アートナビ/掲載:2004年12月5日 |
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P-1:カザ・ミラ(ミラ邸)これもマンションやお店の並ぶ中に建っている。たてものなのに、生き物みたいにみえました。いまにも動きだしそう…☆ |
P-2:カザ・バトリョ(バトリョ邸)街を歩いていると、ガウディ建築に出合える。これは地中海の波のイメージだそうだ。メルヘンチックで何か物語がはじまりそうなフンイキ |
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今回の旅行はスペインだけを10日間かけて周遊する旅だったので、色々な街の雰囲気を味わえることができ、1つの国の歴史や文化の奥の深さを垣間見ることができました。こうして後から旅行を思い返してみて驚いたことは、旅行の前に心に描いていたスペインと、実際訪れたスペインが違っていたことです。 この旅で1番印象に残っていることは、スペインにはイスラム圏の文化が浸透していて、ヨーロッパの文化と混ざり合ったり対立したりしながらスペイン独特の雰囲気を醸し出している!ということです。私は実際にスペインを訪れるまで、スペインはしっかり「ヨーロッパ」の感じがする国だと想像していました。(これは私の勉強不足も原因なのですが・・・)それが一気に崩れ去り、想像とはすっかり別の国だった!ということが何よりも発見で、どこを訪れても驚きの連続でした。
例えば、コルドバのメスキータでは歴史の中でのイスラム教とキリスト教の対立がそのまま形になって残っているという印象を受けました。イスラム文化の馬蹄形アーチやアラビア文字の中を歩いていると、突然キリスト教の絵や祭壇が見えてきます。異国文化の融合というよりは、融合しきれなくて強引にくっつけてしまったという感じさえしました。それが何だか奇妙なようで、でも今となってはスペインにしかない雰囲気をしっかり漂わせているのです。居心地のいいような、悪いような不思議な空気を味わえたこと=スペインの文化を体感した。ということだと思います。(萩原
美子 続き→) |
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