アートナビユーザーからのARTなメール |
■スペイン卒業旅行:萩原美子の旅と美術館紀行 |
制作・Webデザイン:ストリート・アートナビ/掲載:2004年12月5日 |
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ソフィア王妃芸術センターでは、現代・近代アートを楽しむことができました。ダリ・ミロ・ピカソの作品も多く展示されています。現代アートははっきり言って、私にはさっぱりわかりません。でも初めてじっくりと目の前にしたことで新しい発見がありました!ただ楽しいだけじゃなかったのです!自分に問いかけたり、今までの固定概念を違う角度から見てみたり、「芸術」の範囲の広さに不安になったりして、すごくおもしろい初めての感覚を体験できたのです★これは自分なりの新しい発見で、とても嬉しかったです。 もっとも大きな存在感があったのはやはり「ゲルニカ」でした。白と黒の画面があんなにも意志や怒りを表現できて、こんなにも人の心に訴えかける力を持っているなんて、本当に驚くばかりです。世界中の人がスペインを訪れて「ゲルニカ」を見ればいいのに・・・と切実に願ってしまいました。 <最後に>
今回の旅行で私はまた美術の面白さと奥の深さを痛感しました。いくら見てもいくら知っても全然、全く飽きることがないのです。こんなふうに絵を見て感じたり考えたりできる時間をもてたことは本当にハッピーでラッキーなことでした。そして、大切な人たちとそういう時間を過ごせたことがとても嬉しかったです。社会人になってみんな生活の場所や環境が変わって離れ離れになってしまうけど、遠くてもつながっていられる3人だなーと、旅行中につくづく実感しました。「サグラダ・ファミリアが完成したらもう一度三人で訪れる」、という話がいつか実現すればいいなーと思います。私たちが生きている間にサグラダ・ファミリアが完成すればの話ですが・・・★(萩原
美子 終わり/先頭へ→) |
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制作・掲載を終えて■ |
まず今回の『スペイン美術館紀行』の掲載迄の経緯ですが、萩原美子さんが去年の11月下旬から卒業旅行として友人二人と10日間かけて周遊されたスペイン旅行の原稿が揃ったのが今年の3月中旬でした。<旅の回想編>と<美術館編>に分けた紀行文。資料として写真アルバム、各美術館のチケット、パンフレット、手描きの地図と丁寧に分かりやすく準備して頂きました。しかし11月下旬迄、展覧会シーンの取材や情報掲載等で多忙を極め、預かった原稿を横に置いたまま延び延びになっていました。せっかくの紀行文と写真もこのままでは賞味期限切れになりそうであせりもありましたが、ここにきてやっと時間がとれたので改めて最初から原稿を見直し萩原さんの目線や印象に感情移入をしながら本腰を入れて制作し納得できる上がりになり掲載できました。《美術館編》の画面を見ていると卒業旅行から丁度一年が経ち偶然にもプラド美術館の木々の紅葉が今の季節とマッチして自然な感じに上がっています。
萩原さんには、前回の紀行文『ステキな二人旅/萩原美子のヨーロッパ美術館紀行』から2度目ですが、今回も写真のキャプションの一つ一つを興味深く読んだり、写真をモニター上で何倍にも拡大して行くうちに、思いがけない発見や感動がありその所を何とか伝えたいとデザイン・レイアウトに工夫しながら楽しく制作しました。紀行文の《旅の回想編》ではスペインの歴史や文化について、行く前の知識と実際訪れて体感した後の感想の違いがくっきり描かれていたり、ガウディの建築を見て「私には全て生き物に見えました。動かないはずの建物がゆらめいて見えるのです。」のところが印象的でした。《美術館編》では旅のメインイベントの『プラド美術館』でお目当ての絵画との出会い、現場で好きになった作品の前での彼女のそれぞれの感動の表情が目に浮かびそうです。私もその場に居合わせているような気になりました。彼女の足取りを振り返りながらスペインの土地や街の風景、人との出会い、人情迄が伝わってくるようです。最後に萩原さんは現在、社会人一年生として勤務に励んでいるかたわら休みには息抜きに美術館を訪れているとのことです。 (2004年12月6日 Street
Artnavi 中田耕志) |
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