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特別展覧会 「狩野永徳」〈記者発表・内見会〉 |
■日 時:2007年6月5日(火) ■会 場:京都国立博物館 |
■挨 拶:京都国立博物館館長 佐々木丞平 |
■説明者:京都国立博物館学芸課保存修理指導室長 山本英男 |
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◎秋まで待てないあなたに、その魅力の一部をご案内。
去る6月5日京都国立博物館に於いて、この秋の美術界のビッグイベント、特別展覧会「狩野永徳」の記者発表と内見会があった。
「信長・秀吉が愛した怪物絵師。この秋、京都に降臨」
国宝「檜図屏風」を大胆に配した展覧会広告に書かれたこのセンセーショナルなキャッチフレーズの主人公「狩野永徳」の作品の解説と現物を観る機会を得た。講堂での展示予定作品のスライド解説の後、狩野永徳作の国宝「花鳥図襖」。話題の新発見作品「洛外名所遊楽図屏風」。初公開の「吉野山風俗図屏風」の現物3件を本館で見せて頂いた。もちろん、一番観たかった国宝「檜図屏風」は秋までお預けだったが、水墨画で国宝「花鳥図襖」に描かれた大地を鷲づかみする梅樹の迫力を眼前に観て、狩野永徳の実力と魅力の一端に触れた。 |
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金碧障壁画に代表される桃山時代の絵画はわが国絵画史の黄金期。 狩野永徳は早くから天才を発揮して、狩野派の大成者として活躍した。国宝「檜図屏風」は秀吉からの注文で永徳最晩年の代表作。大画方式で、巨大な檜が雄々しく彎曲した枝を四方に伸ばすさまは、画面をのたうち回る迫力がある。また国宝「洛中洛外図屏風」は室町幕府13代将軍足利義輝が永徳に描かせた物だが、義輝の死によって信長の手に渡り、さらに同盟関係を強化する贈答品として越後の雄・上杉謙信に贈られたようだ。両隻を通じておよそ2500名の色んな階級の人々を活写している。右隻に上京、左隻に下京の町並みが緻密に描かれている。子供の遊びや、遊女の客引き等も見られる。この時、永徳23歳。若い頃の作品のほとんどが精密さに裏打ちされた細画であったと伝えられているが、「洛中洛外図屏風」はまさにそれを証明する名品。 |
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日本美術史上、最も才能豊かに 最も鮮烈に時代を駆け抜け、
豪壮華麗な大画の数々で 桃山芸術を創り上げた
絵師・狩野永徳。画壇の頂点に君臨しながらも、
描いた作品のほとんどが 灰燼に帰した悲運の天才は、
400余年の時を越えて、今、我々に何を語りかけるのか。
この秋、京都国立博物館では「狩野永徳」の史上初の
大回顧展を開催し、桃山の怪物絵師の全貌に迫ります。 |
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特別展覧会「狩野永徳」 |
KANO EITOKU Special Exhibition |
■会場:京都国立博物館(東山七条) |
■会期:2007年 10月16日(火)〜11月18日(日) |
■休館日:月曜日(会期30日間) |
■開館時間:9:30〜18:00(入館は17:30まで) |
■毎週金曜日は20:00まで夜間開館(入館は19:30まで) |
■主催:京都国立博物館、毎日新聞社、NHK京都放送局、
NHKきんきメディアプラン |
観覧料 |
当日 |
団体 |
前売り |
一般 |
1,400円 |
1,100円 |
1,200円 |
高大生 |
900円 |
600円 |
700円 |
中小生 |
500円 |
200円 |
300円 |
※団体は20名以上。 |
■お問合せ:TEL.075-525-2473
(テレホンサービス) |
■京都国立博物館
Kyoto National Museum |
〒605-0931 京都市東山区茶屋町527 |
◎博物館HP公式サイト:http://www.kyohaku.go.jp |
http://www.kyohaku.go.jp/i/(携帯サイト) |
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取材・写真・Web Design:2007年6月5日/掲載:7月5日 |
ストリート・アートナビ 中田耕志 |
※上記の説明、写真キャプションは展覧会報道資料、記者発表会を参考にしました。 |
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