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■ボストン美術館所蔵 肉筆浮世絵展「江戸の誘惑」報道内覧会&開会式 |
展覧会場:神戸市立博物館 展覧会期:2006年4月15[土]〜5月28日[日] |
■ストリート・アートナビ取材:展覧会シーン/Page-1/Page-2/Page-3 |
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歌舞伎もまた、江戸の町人たちにとってなくてはならない娯楽と慰安の対象でした。演劇の
虚構(フィクッション)に心を解き放ち、美しい舞姿にうっとり見愡れて、現実のつらいこと、 悲しいことを、いっとき忘れようとしたものでした。
芝居小屋の入り口を飾った大きな絵看板(えかんばん)は、下から見上げる歌舞伎ファンの目を惹きつけ、さぞかし熱狂させたことでしょう。歌舞伎役者たちは、舞台の上のほかにふだんの飾り気のない姿でも描かれ、贔屓(ひいき)客の心を慰め、楽しませたものでした。 |
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無款(鳥居派)「絵看板 錦木栄小町(にしきぎさかえこまち)」写真右
四代目市川団十郎他、多くの役者が描かれています。従来、現存する歌舞伎絵看板の最古のものは1793年の鳥居清長画「潤色八百屋お七」とされてきましたが、この作品はそれより35年前の絵看板で、資料的価値も非常に高いものです。(日本初公開) |
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浮世絵は、いつも現実の風俗にばかり題材を取っていたわけではありません。中国や日本の、よく知られた物語や故事、伝承などに取材した作品も数多く描いています。
そうした古典的な主題を、当世風俗にやつして表現することもあり、そのような絵を「見立絵」と呼んでいます。江戸の庶民は、意外なほどに、広く深い文学的な教養の持ち主だったのです。 |
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ボストン美術館の北斎コレクションには明治の早い時期に購入されたためか、身近な人々の暮らしに結びついた珍しい遺品が見られ、これもその一つです。提灯には龍と虎の対決を描いたものと、龍と蛇とを上下に反対向きに描いた一回り大きなものがあります。提灯の曲面に書いたとは思えないほどの的確なデッサンで描き出された龍、虎、蛇は妖気と迫力に満ちています。(ボストン美術館の東洋部修復室による復元品)(世界初公開) |
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■ボストン美術館所蔵 肉筆浮世絵展「江戸の誘惑」報道内覧会&開会式 |
会場:神戸市立博物館 会期:2006年4月15日[土]〜5月28日[日] |
■ストリート・アートナビ取材:展覧会シーン/Page-1/Page-2/Page-3 |
■取材日:2006年4月14日 掲載:4月22日 ART SCENE/Street Artnavi |
■取材・写真・Webデザイン:ストリート・アートナビ 中田耕志 |
※上記の説明、写真キャプションは展覧会報道資料、展覧会図録を参考にしました。 |
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▲展覧会の詳細は上の画面をクリック。 |
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[名古屋展] |
2006年6月17日(土)〜8月27日(日) |
会場:名古屋ボストン美術館 |
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[東京展] |
2006年10月21日(土)〜12月10日(日) |
会場:江戸東京博物館 |
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