特別企画展「あおもり縄文まほろば展」−縄文遺跡群の世界文化遺産登録を目指して−
記者発表&展示解説会 会場:大阪歴史博物館 会期:2007年2月11日[日]〜18日[日]
ストリート・アートナビ取材:展覧会シーン(Art Scene)


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・記者発表・展示解説出席者
青森県教育委員会 教育長
田村 充治
大阪歴史博物館 副館長
小松原 寿
三内丸山遺跡対策室長
岡田 康博
文化財保護課長
外崎 純一
世界文化遺産登録推進
プロジェクトリーダー
赤坂 高司
「あおもり縄文まほろば展」
−縄文遺跡群の世界文化遺産登録を目指して−
全国的に知られており教科書などにも登場する縄文時代の代表的な出土品が多数展示。
 
大阪歴史博物館と青森県は、2月11日(日)から18日(日)まで6階特別展示室において開催。(2月11日の午前10時半より蝦名青森県副知事による挨拶とテープカット)
青森県には、我が国最大級の縄文集落跡である特別史跡:三内丸山(さんないまるやま)遺跡をはじめ、史跡:小牧野遺跡、是川遺跡、長七谷地(ちょうしちやち)貝塚、亀ヶ岡遺跡、田小屋野(たごやの)貝塚、二ッ森貝塚など縄文時代の各時期にわたる学術的に重要な遺跡が数多くあります。本展覧会では、これらの遺跡から出土した、重要文化財で板状土偶としては日本最大級の「大型板状土偶」(青森市・三内丸山遺跡出土)や同じく重要文化財の「合掌土偶」(八戸市・風張(かぜはり)遺跡出土)など、貴重な出土品約650点が展示されている。
また、青森県では、「青森県の縄文遺跡群」について、世界文化遺産登録を目指しており、その取組みについても併せてパネル等で紹介されている。
【出土遺物等の展示】
◎「青森県の縄文史跡」のコーナーでは、三内丸山(さんないまるやま)遺跡など、同県に所在する国の特別史跡及び史跡の出土品を展示し、各遺跡の特徴や魅力が紹介されている。
◎「あおもりの縄文文化」のコーナーでは、同県の縄文遺跡からの豊富な出土品で、縄文時代の始まりから終焉まで、縄文文化の変遷についての紹介と「いのりとまつり」、「うるし」、「食」など、テーマごとの展示がされている。
実質7日の短期開催ならではのメリット
◎通常の特別展の会期から比べると非常に短い期間の開催であるが、その短さゆえに青森県での常設展示で動かし難い重要な出土品が多く出品されていて、6階の特別展示室を全部使い切り縄文遺跡を十二分に紹介している。
青森県の遺跡パネル展、観光・物産の紹介
◎会場:1階 アトリウム ※期間中無休、入場無料
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・公式ホームページ:
特別史跡三内丸山遺跡
青森県立美術館 2006年7月13日 開館
・2007年世界女子カーリング選手権大会
 2007年3月17日〜25日青森県営スケート場
 事務局:
ホームページ
・青森県観光情報ホームページ(アプティ・ネット)
「あおもり縄文まほろば展」観覧者からの感想メール
虫たちも、啓蟄を待たずに這い出して来そうな 暖かさですね。
昨日は、「あおもり縄文まほろば展」に行って来ました。 予告をいただいた時から、ずっと楽しみでしたので (とても懐かしい気持ちで、まるで、実家に帰るみたいに??) 早速初日に、いそいそと、出かけました。
 三内丸山遺跡が発掘された直後、以前にも大阪で展があり、行ったことがありましたが、今回は、その時とは違う 思い入れがありました。
 今までに、本や資料で出合ったことのある
土器や土偶をまのあたりにして、心が震えました。 ビデオ放映されていた「土と木の王国」?も しっかり鑑賞し、感謝と祈りの気持ちを新たにしました。
 ビデオの中に、
墓跡を掘っていく場面があり、 作業される女性が、少しずつ移植ごてを動かしていく 傍らに一輪の花を手向けてくださり、うれしさに 涙があふれて仕方がありませんでした。 すっかり、土の下にいる気持ちになっていて、自分でもびっくりしたり、おかしかったり・・・・・でした。 それにしても、ほんとうに懐かしい空間です。
 縄文のすばらしい美術品と、ムラビトのあたたかい心にふれたくて、会期中もう一度、出かけるつもりです。
西宮市 酒匂 溪香(さこうけいか 書家)2007年2月12日
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◎縄文人の火祭りをテーマに活躍する書家、酒匂 溪香
(さこうけいか )さんから、上のような感想メールが届きました。展覧会の魅力や感動が素直に伝わってきます。文中にはありませんが展示されている『縄文ポシェット』の中に残された、胡桃(くるみ)を見ながら縄文の母と子を想像されたり、昨夜は遅くまで縄文が次から次と渦巻き感情が高ぶり興奮して寝られなかったそうです。
 筆者は入口近くの一番最初の展示の
『遮光器土偶のシャコちゃん』に圧倒されました。やっと見た!!これが最後の出会いかなという感じです。豊饒への願いの表現と説明されても、いくら想像しても考えてもこの横に広がる大きな目の表現がどこから来るのか分らないからです。(実物は東京の国立博物館にあります。ちなみに展示品約650点中レプリカは漆を塗った櫛の2点のみです。)キン肉マン(C)ゆでたまごにそっくりな『合掌土偶』は本展開催の眼目である『縄文遺跡群の世界文化遺産登録を目指す』青森県民の願いを表わしているようです。世界に誇る遺跡群、キン肉パワーできっと実現します。
 縄を押しつけたり、ころがしたりいわゆる縄文の模様、弓をきりりと引き獲物を狙う模様、燃え盛る炎のような独特の形状をした土器の上部。それらの土器・土偶達を目の前にして、ピカソにアフリカのマコンデ彫刻、そして岡本太郎に縄文土器が・・・天才達にインスピレーションを与えた現物をじっくり見せていただきました。縄文時代の草創期から晩年までの縄文1万年を会場をゆっくり一回りするだけで細部とアウトラインを知り、縄文文化の価値と魅力に触れ、現代では思いもつかない豊かで多様な文化を感動と共に心に刻む絶好の機会でした。
(ストリート・アートナビ・中田 2月12日追加掲載)
特別企画展「あおもり縄文まほろば展」−縄文遺跡群の世界文化遺産登録を目指して−
会場:大阪歴史博物館 会期:2007年2月11日[日]〜2月18日[日]※火曜日休館
ストリート・アートナビ取材:展覧会シーン/Art Scene
取材日:2007年2月10日 掲載:2月11日 ART SCENE/Street Artnavi
取材・写真・Webデザイン:ストリート・アートナビ 中田耕志
※上記の説明、写真キャプションは展覧会報道資料、同展解説会を参考にしました。

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