TOMODA Taeko Exhibition「友田 多恵子 展」−鎮める森−
会場:Gallery TAA GALLERY TAA 会期:2007年5月21日[月]〜5月26日[土]
ストリート・アートナビ取材:展覧会シーン/Page-1Page-2


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触覚の美 Sense of Touch of Beauty
 友田多恵子はペーパー・アーティストで、自ら古紙を溶かして漉く。しかし、いわゆる流し漉きではなく、一種の溜漉きである。「一種の」という理由は、溜漉きは通例、パルプ状にした紙料を簀(すのこ)ですくい上げ、全体をゆり動かして水を切るが、彼女は簀で水を切るのではなく、自然に水を蒸発させるからである。また、染色における先染めのように、パルプ状の紙料に最初から濃淡をつけた墨を流し込む。この一連の過 程を彼女は「紙をステージに触覚を顕在化させる」という。
 視覚的経験は広いが、触覚的経験は深く、したがって触覚は生命の感覚であるといわれる。ドイツ語において、fuhlen(感じる)とtasten(触れる)、Gefuhl(感情)とTastsinn(触覚)が同じ意味で用いられた所以である。このような触覚にみちびかれて、彼女は溜漉きした粗(あら)い紙に新(あら)きものを見出し、生(あら)きものを感じるのである。このような、材料と形式における「あらき」美に、友田多恵子作品の特質がある。

木村 重信(美術評論家)

友田 多恵子
TOMODA Taeko
個展
2007 Garelly TAA(大阪) 5月21日〜26日
2006 ギャラリー山口(東京)
2006 海岸通ギャラリー・CASO
Garelly TAA 同時開催(大阪)
2005 Garelly TAA(大阪) 
2004 茶屋町画廊(大阪)
2003 Art Garden(岡山)
2002 楓ギャラリー(大阪)
2001 DAIKO ライティング・コア東京(東京)
2000 Gallery KURANUKI(大阪)
2000 大阪府立現代美術センター(大阪)
1998 ギャラリー 白(大阪)
1996 竹中工務店・大阪本店(大阪)
1995 画廊みやざき(大阪)
グループ展
2007 アーティスティックなくらし part 5
Garelly TAA(大阪)
2007 日本のかたち展 Arte Giappone
(Milano ITALY)
2005 アーティスティックなくらし
part 1/ 2/ 3/ 4/ 2005-2006
Garelly TAA(大阪)
2005 国際丹南アートフェスティバル2005
福井市美術館 武生市民ホール(福井)
海岸通ギャラリー・CASO(大阪)
2004 Trans-Emotion Art Movement
釜山/韓国
2003 Paper Art KOREA-JAPAN
VASBY KONSTHALL (Stokholm・ Sweden)
2003 国際丹南アートフェスティバル2003/2004
武生市民ホール(福井)
2003 版画ミニフェスタ2003-2004
楓ギャラリー(大阪)
2002 代官山アートフェア2002
アートフロントギャラリー(東京)
2001 -日本におけるイタリア2001-写真コンテストおよび絵画・彫刻展
スカイタワーイースト40階(大阪)
2001 比良から新しい風が…
比良美術館(滋賀)
2000 2000年 アートへの旅
Gallery KURANUKI(大阪)
1999 アートをリビングに
ハービス大阪リビングミュージアム(大阪)
1999 一坪アート展 Gallery KURANUKI(大阪)
1999 住空間への提案
オリエアートギャラリー(東京)
1998 NEW NATURAL展
ATCデサインギャラリー(大阪)
1998 現代アート300ビッグフェア
草月ギャラリー(東京)
1993 デザインフェア大阪 '93 こんなものがアートに
近鉄百貨店(阿倍野店)
1990 国際花と緑の博覧会
国際展示 光の館(鶴見緑地・大阪)
公募展
2007 とよた市美術展 豊田市美術館
2006 北陸中日美術展 金沢21世紀美術館
2005 川の絵画大賞展
加古川総合文化センター(兵庫)京都市勧業館
2003 川の絵画大賞展
加古川総合文化センター(兵庫)
2003 天展・天理ビエンナーレ2003
天理教道友社
2003 別府アジア絵画展2003 別府市美術館 
2002 国際丹南アートフェスティバル[特別優秀賞]
武生市民ホール(福井)
2002 風の芸術展」トリエンナーレ枕崎
枕崎市文化資料センター・南溟館
2002 京展2002/2001 京都市美術館
2001 池田満寿夫記念芸術賞展
東京国際フォーラム・大阪府立現代美術センタ−
2001 今立現代美術紙展'01/'99
いまだて芸術館(福井)
2001 天展・天理ビエンナーレ2001[賞候補 ]
天理教道友社
2001 吉原治良賞美術コンクール展
大阪府立現代美術センター
1999 あかり百人百灯展[優秀賞]
DAIKO ライティングコア(大阪・東京・札幌)
展覧会スケッチ
◎友田多恵子氏とは不思議とご縁がある、最初は2001年の不二画廊での現代美術作家の金昌樹氏のオープニングパーティーで帰りの方向が一緒で道々、話がはずんで気さくな人との印象を持った。2度目は現代美術センターの帰り、前から夫婦連れで仲良く歩いて来る。いつか見たテレビCMの一シーンの如く・・・、デザイナーの素敵なご主人を紹介して頂いた。3度目はギャラリー楓の個展を見せて頂き初めて見る紙漉き作品の黒の表情とスケールの大きさが今迄、彼女に持っていたふわっとしたイメージとのギャップが大きく驚かされた。さらに、国際丹南アートフェスティバルで[特別優秀賞]を獲得したことを後になって聞かされた。ビッグコンペでグランプリに選ばれるのは、作品の優秀性は当然でそれ以上に、友田氏の持って生まれた強運を感じる。2005年には今度はTAAギャラリーをオープンされたのには吃驚した。建築家に設計を依頼され、300年続いた天満の店の倉庫を改造した洒落た作りになっている。

 今回の個展はその天井の高いギャラリーで開催された。
写真のようにまるで岩石を思わせる溜漉きの紙の造形作品。制作には何回も漉き重ねることを繰り返す。原料に濃い墨や薄めの墨を入れる、時には白を入れたり柿渋を入れる。物によっては仕上がりまで数年掛かる。
 
一番大切にしているのは「手触り」。墨色と紙の関係に情熱を注ぎ制作に励む友田氏の姿が見えてくる。「鎮める森」には、作家の激しい感情、思想が大岩となって閉じ込められている。見る者には表面のテクスチャーからそれらが優しく徐々に滲み出て来るのが分る。『生の始めに暗し、死の終わりに暗し』モノトーンの世界、黒い宇宙に私は何かが誕生する予感を感じる。
(ストリート・アートナビ 中田耕志)

Gallery TAA ギャラリー・ティーエーエー
〒530-0041 大阪市北区天神橋1-6-8
Tenjinbashi 1-6-8, Kita-ku, Osaka Japan 530-0041
TEL:06-6353-3836  FAX:06-6353-4655
E-メール:taa@amber.plala.or.jp
公式HP→http://www14.plala.or.jp/TAA/
TOMODA Taeko Exhibition「友田 多恵子 展」−鎮める森−
・会場:Gallery TAA GALLERY TAA
・会期:2007年5月21日[月]〜5月26日[土]
ストリート・アートナビ取材:展覧会シーンPage-1Page-2
取材日:2007年5月26日 掲載:5月28日 ART SCENE/Street Artnavi
取材・写真・Webデザイン:ストリート・アートナビ 中田耕志

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