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 私、村上がメーカー、排気量、新旧など車種にこだわらず一般の人よりたくさんのバイクに乗れる立場を利用して、私なりの試乗インプレッシヨンを、語らせていただきます。皆さんのバイク選びの御役に立てればうれしいです。

 今回はMalaguti Ciakmaster(マラグーティ チャックマスター)です。ヨーロッパではスタンダードな通称「ハイホイール」と呼ばれる大径ホイールを持つスクーターの新星です。

Malaguti Ciakmaster 200
空冷4サイクル160cc
¥346、500



VESPAと並べてみると全長や全体の大きさはほぼ同じでした。ハイホイールとしてはコンパクトな車体。


こだわる人も多いフラットステップ。お買い物に便利。


コンパクトでありながらなかなかの力強さを見せるキムコ製4サイクルエンジン。今やBMWのエンジンまでも組むようになった信頼性。


浅いながらシート下にはトランクスペースも確保。半キャップよりももう少し深めの物がはいりそうです。シガーソケットを装備しているのも面白いところ。


容量8リットルのガソリンタンクをフロントレッグシールド内に配置。




ハイホールバイクの感想はいつも同じになってしまいますが、やはり「しっかりした足回りと大径ホイールの安定感」という点に尽きると思います。雨の日や荒れた路面を走るの時の安心感は普通の小径ホイールバイクとは別物。そして、これも毎回この手のバイクに乗るたびに言っていることですが、「ヨーロッパスタンダード」の足回りは硬くしっかりしていて大きな加重にも耐えられる仕様。「スクーターは恐い」と言うバイク乗りでも峠で遊べそうです。サスペンションは前後パイオリ製。

メーカーさんの広報車両は、まったくの新車でしたので、ブレーキはまだアタリが付いていなく効きませんでしたが、これはもう少し距離を乗れば問題ないところでしょう。

125ccの車格でそこそこのパワーがあり、いざと言う時は高速も乗れるバイク。都会を走るお客様からはよく聞くご要望です。最近少ない中間排気量ですが、通勤や街乗りに最適、そして、お洒落なバイクが1車種増えました。


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