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| ■酒匂渓香(さこうけいか)書展 in
香川・観音寺 SAKOU Keika Exhibition |
| 会場:香川県観音寺市 川鶴酒造『鶴鳴館』
会期:2010年6月1日[火]〜5日[土] |
| ■ストリート・アートナビ掲載:展覧会
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| “乗り合いバス”は一日の始まり。 |
会期中に滞在していた琴弾公園内の宿から、7キロほどの所にある展示会場の酒蔵に毎朝“乗り合いバス”で通っていた。“乗り合いバス”は生まれて初めてだったので乗る前からとても楽しみだった。バス停以外の所でも路線の途中であれば何処でも乗り降り出来て、いつも入口で「川鶴酒造の酒蔵までお願いします」と運転手さんに聞こえるくらいの声で言いながら乗り込む。そしてバス停よりは少し手前の酒蔵の前で降ろしてもらえるという、とても親切で便利なバスだった。しかし便数が1日に4便しかないので絶対に遅れることはできない。だから乗り込むまでは気を抜けないのだが・・・乗客もほとんど常連のようでとても和気藹々、何曜日の何便はどの運転手さんとシフトまでご存知で、運転手さんまでを巻き込んで話が弾み、バスは市街地を抜け青々とした田園風景の中を走る。このように和やかな空気を吸いながらの毎朝の通勤は原風景に触れるようで心地よい一日の始まりであった。
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| 二つの勘違い。 |
『鶴鳴館(かくめいかん)』でも予想に反して、大勢の方々がご来場くださった。西宮の酒蔵での個展でもそうだったが本名の“酒匂”について聞かれることが多かった。多くの方が酒蔵の個展用のペンネームだと勘違いされていたが、正真正銘の本名だ。まるで一日中酒の香りが漂っているかのようなこの名を、陶淵明や李白が聞いたら杯を挙げて歓ぶだろう。
もう一つの勘違いは、“酒匂”と酒蔵の個展のために酒豪に思われていることだ。まったくの下戸ではないが、普段はあまり口にすることはない。雰囲気で少々楽しいお酒を飲む程度である。しかしながらここ数年、お酒を題材にして沢山の作品を書いたので作品の中でだいぶ飲んだ気になっている。 そもそも西宮の酒蔵の個展も本名からのご縁だった。そしてまたこの度、四国香川の酒蔵へと繋がり、ありがたいご縁を頂いた。ご先祖様に感謝感謝。 |
| 樽の中や桶の上にも…、展示する楽しみ。 |
酒蔵の個展は、特にお客様に楽しんでもらいたいと思っている。お酒飲みだけでなく下戸の方にも…。そのためにはまず自分が楽しんで創作をしなければ観てくださる方には伝わらない。今回も充分に楽しんだ。明治の酒蔵「鶴鳴館」にはパーテーションがなく、好きなところに(思いがけないところにも)自由に作品が置けて展示の楽しみが広がった。直径2メートル程もある大きな酒樽の底や蓋(ふた)がテーブルになっていて、日ごろは椅子として使う小さな酒樽はふんだんにある。樽の中や桶の上にも展示した。大きな梁からも和紙で作った酒林風オブジェを吊るした。蔵の入り口には水車。蒸し器や大笊(ざる)、昔の脱穀機など酒造りのあらゆる道具が置いてあり、建物全体が作品を演出してくれた。 「鶴鳴館」をお借りするお願いに上がった時には、硬い書展をイメージされてか、あまり乗り気でなかった川鶴酒造さんにも好評を頂き、ぜひ次の機会もとの言葉を頂いた。作者冥利に尽きるとこの上ない喜びで、また何時の日かきっとの思いで観音寺をあとにした。 |
| 文:酒匂
溪香 |
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▲右から
春秋 山の神様はじめ総ての神様達 今年も沢山の
お恵みをくださり有難うございます
感謝を込めてイノシシの肉と木の実のお酒を捧げます
還 もう一度生まれて来い あのお月様のように
結 さあマツリだ 飲め歌え舞え 今宵どんな男と契り合うのか
育 健やかに育て新しい命 そして永遠に繋いでゆけ
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酒は 呑む可(べ)し 酒 飮む可し、
人生 只(た)だ 酒 有りて 膽を開く。
醉中の快楽 人 知る無し、
大地を 蓐(しとね)と爲(な)して 天を 衣と爲す。
英雄の生涯 眞(まこと)に夢なりて、
厭(あ)く迄 酒を 呑みて 美姫に 醉はん。 |
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| ■酒匂溪香(さこうけいか)プロフィール/profile of SAKOU Keika |
| 鹿児島市生まれ。 |
7歳より毛筆にふれ、日展会友、加世田溪竹氏のもとで35年間研鑽を積む。
現在は、社中に所属せず関西を中心に独自の個展活動を展開している。
武道家、音楽家、縄文復元画家とのコラボレーションを行い、新しい世界を拓く。 長年、書き続けてきた漢詩や古典に加え、日々の想いを自身の言葉で自在に表現する字・遊人。 また、近年は太古の人々の精神世界に深く興味を持ち甲骨文字の作品も多い。 |
| 兵庫県 西宮市在住 |
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ご縁があって、2003年春に李白詩「春夜宴桃李園序」の作品を香川・観音寺市の雅之郷の広々とした玄関に飾らせていただきました。それから7年、ようやく雅之郷への訪問が叶い作品との再会を果たしました。その後一気にご縁が深まり、気がついたら観音寺で2箇所の個展の話が決まっていました。四国での初めての個展です。香川の初夏を満喫したいと思っています。
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| 平成22年5月 (挨拶文より) |
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| ■これまでの展覧会シーン(取材:ストリート・アートナビ) |
| ●展覧会シーン(2004年 ギャラリーさんびいむ/大阪市) |
| ●展覧会シーン(2004年 酒ミュージアム
酒蔵館) |
| ●展覧会シーン(2005年 酒ミュージアム
酒蔵館) |
| ●展覧会シーン(2006年 酒ミュージアム
酒蔵館) |
| ●展覧会シーン(2007年 ギャラリーアライ/西宮市) |
| ●展覧会シーン(2007年 酒ミュージアム 酒蔵館) |
| ●展覧会シーン(2008年 酒ミュージアム 酒蔵館) |
| ●展覧会シーン(2009年 ギャラリーアライ/西宮市) |
| ●展覧会シーン(2010年 西宮・廣田神社) |
| ●展覧会シーン(2010年5月 雅之郷
能楽堂(琴弾公園内)香川県観音寺市 |
| ●展覧会シーン(2010年6月 川鶴酒造『鶴鳴館』/香川県観音寺市 |
| ●展覧会シーン(2011年11月 ギャラリーアライ/西宮市) |
| ●展覧会シーン(2011年11月 雅之郷
能楽堂(琴弾公園内)/香川県観音寺市 |
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| ■Art Scene Page-1 Page-2 |
| ■酒匂渓香(さこうけいか)書展 in
香川・観音寺 |
| 「ハレの酒」 |
| ■会場:香川県観音寺市
川鶴酒造『鶴鳴館』 |
| ■会期:2010年
6月1日[火]〜5日[土] |
| ■掲載:2010年8月12日(木) |
| ■写真:酒匂渓香氏提供 構成:ストリート・アートナビ |
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