IMPRESSION
私、村上がメーカー、排気量、新旧など車種にこだわらず一般の人よりたくさんのバイクに乗れる立場を利用して、私なりの試乗インプレッションを、語らせていただきます。皆さんのバイク選びの御役に立てればうれしいです。
今回は、すでにTVCMでガンガン。「ナニコレー!?」なヤマハの新作Tricityです。メーカーの説明会に出席してきました。
YAMAHA Tricity
水冷単気筒125cc
\356、400
最大の売りの部分フロント周り。ピアジオと同じ独立懸架方式を採用。同じタイプのフロントフォークを片側に2本ずつ、その中身のセッティングを変えて並べるというシンプルさと剛性を兼ね備えた造りは流石の一言。
タイヤはフロント14とリアは12。ブレーキは前後ディスクが連動する、いわゆるコンビブレーキ。ヤマハではユニファイドブレーキと呼ぶそうです。
新設計の水冷4STエンジン
外車の派手さから比べるとすでに真面目すぎる位に見えてしまうデジタルメーター。パーキングブレーキかと思った縦に収納するコンビニフック。フラットステップと合わせて、お使いには便利そう。ヘルメット1個分のシート下トランクと給油口。ガソリン容量は6L。
乗ってみました
前から見ると3輪独特のボリューム感ですが、サイドスタンドをしたまま跨ると、フロントは見えないので、すでに普通のスクーターと変わらなくなります。スタンドを外す時に車体を起こすと、「ウォ、軽い!!」と実感。フロントの幅をMP3よりも大分狭く取り、スイングロック機構やサイドブレーキまで付けず仕上げた結果、152kgに抑えられた車重は取り回しがとても軽く、初心者や女性でも楽々乗れると思います。センタースタンドも2輪と変わらない重さで掛けられるので安心。スタンドを払って乗り出してみると、まったく癖がなく、もし、目をつぶって乗れたら3輪と気が付かないでしょう。MP3も癖が無いですが、それ以上にフロントの重さを感じず、それでいて、独特の前2輪の安定感は確保している、お見事な仕上がり。
125という手軽さとシンプルな造りで、軽量化と価格を抑えることに貢献している。余計な機構が付いていないということは故障の危険度も少ないということで、ピアジオとは逆の視点から造り上げたとも言えるバイクですね。マニアの物ではなく、普通の足として誰でも使える仕上がりは素晴らしいと思います。現在、2輪の125に乗っている人でも、3輪の高い安全性に注目してもらいたいですね。
※お暇がありましたら過去の3輪の記事もお読みください。
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